S.B.J.外伝
FILE零零玖 〜バレオスの異変〜



日々ジェーンを追ってはジェーンに逃げられるファイロ・・・今回はそんなファイロの物語
ファイロ「だから私は決して逃がしているわけではなくてだなぁ・・・」
まぁ、ジェーンが捕まっちゃったら話し終わっちゃうしね・・・
ジェーン「あら、脱獄とかそういう話も出来るでしょ?」
ファイロ「そういうことじゃなくって!!」
・
・・
・・・
さてさて・・・どうでもいい前置きは置いといて・・・
ジェーン「・・・どうでもいいの!?」
ファイロ「さっさと話を進めてくれぇ!!」
フェーベ、北西の街・・・キサカ
ファイロ「・・・さて、今日もジェーンを追いに・・・」
*「おはようございます・・・」
ファイロ「おう、おはよ・・・って誰だ!?アンタ!」
目の前には見知らぬ女性が立っている
*「誰・・・ってひどいじゃないですか、私ですよ、私、忘れちゃったんですか!?主人マスター」
ファイロ「はい!?マ・・・主人マスター・・・!?って・・・バレオス・・・!?」
バレオス「そうですよ・・・」
ファイロ「いや、何かの間違いだ!夢か!?これは夢なのか!?大体お前の姿は・・・」
バレオス「姿・・・?ちゃんと羽も耳も尻尾もあるじゃないですか・・・」
確かに蝙蝠の羽にライオン(ってか猫?)の耳、蠍の尻尾・・・
ファイロ「・・・いや・・・そうじゃなくって・・・」
セレナ「フッフッフ・・・お困りのようですね・・・いいでしょう・・・お答えしましょう」
バタムッ
唐突に入ってくるセレナ
ファイロ「おいおい!何を答えるってんだ!?ってか何で都合よく現れるんだ!」
セレナ「いえいえ、ちょっと通りすがっただけです。決してソーサロードの研究のため・・・では・・・」
※と、言うか、仕様です・・・(何の?)きっと彼女は某イネスさんよろしく(←伏せてないし・・・)
 ソーサロードのためならばどんな場所にでも登場するんでしょう・・・
ファイロ「そんなことはどうでもいいから!何でバレオスがあんな格好になっているのか説明してくれ」
セレナ「バレオスちゃんって・・・女の子だったんですね・・・これじゃあバレオスって言うよりもバレメス
 ですねぇ」
ファイロ「お〜〜〜い・・・」
セレナ「さてさて、話を戻しましょう・・・」
ファイロ「とっととそうしてくれ・・・」
セレナ「あ〜〜、つまり、今時の使い魔ってどっかの黒い猫よろしく人間形態にもなったりするんですよ〜
 大体出すんなら男よりも女だよね〜〜〜ってな理由の擬人化です」
ファイロ「・・・どっかの黒い猫って何だ?そりゃ・・・」
※0・・・(分かる人たぶんいねぇよ!)
セレナ「ま、ウソですけどね・・・」
ファイロ「おおい!!」
セレナ「・・・実は・・・この姿は使い魔の主人マスターの心のどこかで望んでいる姿!!」
ファイロ「ちょ・・・ちょっと・・・」
セレナ「そして主人マスターの欲望を表す姿!!」
ファイロ「いや・・・な・・・何で・・・」
バレオス「そ・・・そうなんですか!?」
ファイロ「違う!違う違う!違う違う違う違う違う!!!」
セレナ「はい、軽い冗談はさておいて・・・」
ファイロ、バレオス「・・・いい加減にしてください・・・怒りますよ!!」
ズゴゴゴゴゴゴゴッ
怒りのボルテージが上がっている・・・
セレナ「うひぃ・・・つ、つまり、バレオスちゃんは主人マスターに恋をしているわけです」
バレオス「ぽっ」
ファイロ「はい!?」
セレナ「そう、恋する乙女は変わるもの・・・だから姿かたちも変わるんです・・・元の姿を残しつつ・・・」
ファイロ「え・・・え・・・えええ!?」
セレナ「と、言うことですので・・・ではでは〜〜」
ファイロ「ちょ・・・大変なコトを言い残して去っていくんじゃない!!」
セレナ「あとは2人でごゆっくり・・・」
ファイロ「お・・・おおい!!!」
・・・その後、ファイロがどうなったかって・・・?
バレオス「夢心地・・・」
知りません・・・


続

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