S.B.J.外伝
FILE零零肆 〜栄光は誰の手に〜



ハーケン邸で行われている栄光の十字架ロザリオ争奪戦・・・はたして・・・一体誰が最後に笑うのか!?
ジェーン(じゃあ・・・まずは・・・これを置いて・・・)
予告状の紙切れを持って屋敷内を移動するジェーン
・
・・
・・・
バンッ
マーク「た、タイヘンです!旦那様!!」
クロコ「どうした!騒々しい・・・」
マーク「いま、寝室にこんなものが・・・」
ファイロ「何!?」
『大いなる罠は暴かれ、栄光は姿を消す ジェーン』
ヘリック「なんだそりゃ!?どういう意味だ!?」
ファイロ「まさか・・・もはや十字架ロザリオは盗まれたということか!?」
クロコ「馬鹿なことを言うな!!」
ファイロ「しかし、ジェーンがこれを置いていったのだとすれば・・・確実に盗まれたと言う事になりますぞ」
クロコ「フン・・・馬鹿なことを・・・」
ファイロ「・・・なぜそこまで言い切れるのです?」
クロコ「なぜならば、本物は私が常日頃持ち歩いているからだ!言ったであろう?栄光をもたらす十字架ロザリオで
 あると!」
服の中から取り出す十字架ロザリオ
マーク「いっただきぃ!」
バッ
マーク、十字架ロザリオを手に窓へと向かう
ファイロ「やはり貴様がジェーンか!」
ジェーン「そ、大当たり」
バリバリッ
変装を破るジェーン
ヘリック「な・・・にぃ!?」
ジェーン「さてさて・・・ヘリックさん・・・早くお仲間を外に出さないと死にますよ・・・」
ヘリック「な・・・!?」
ジェーン「地下金庫はトラップがあるだけ・・・マークも言っていたじゃないですか・・・死にに行くような
 ものだって・・・」
クロコ「????!?こここ・・・これは一体・・・どういう!?」
ファイロ「なるほど・・・お前が予告状を送りつけ・・・」
ヘリック「・・・どうやら気付かれてしまったようだな・・・ああ、そうだ・・・賞金稼ぎとは表向き・・・
 本当は・・・」
ジェーン「ただ殺人が好きなだけのコソ泥・・・シザンのリーダー」
ファイロ「ぬぬぬ・・・」
ヘリック「コソ泥だと!?貴様!!誇り高きシザンを・・・ものども!やっちまえ!」
ドギャアアッ
外に待機していたもの、トラップに気付いて引き返したもの・・・全員やってくる
ファイロ「・・・これはこれは・・・」
クロコ「ななな!?ど・・・どういう!?」
ヘリック「1人残らず皆殺しだ!」
ジェーン「そんなこと・・・できるかしら!?ソニックスパーク!!」
THHHHHUNDDDDER!!
電気を帯びた刃を無数に解き放ち近くにいるもの全部を感電させる
一同「ぎょえああああああ!?」
勝負は一瞬だった・・・
ファイロ「・・・口ほどにも無い・・・」
ヘリック「・・・ぐ・・・ぐぐ・・・バカな・・・そんな・・・バカな・・・」
ジェーン「イムーバルキャプチャー」
コアアアアッ
シザンの一同全員を拘束するジェーン
ジェーン「じゃ、警部ファイロあとヨロシクね〜〜〜」
ファイロ「うむ、この者たちを・・・ってそうじゃない!!ジェーン!お前を逮捕!」
忽然・・・
ファイロ「バレオス!」
バレオス「主人マスター」
ファイロ「ジェーンを追うぞ!」
バレオス「ハイ、主人マスター」
ドウッ
ファイロ、ジェーンを追う・・・
・
・・
・・・
その後・・・ヘリックは化けの皮がはがれ、牢獄送りにされたとか何とか・・・クロコ氏は先祖と同じような
没落の道を辿り・・・マークは毒舌ぶりでデビューしたそうな・・・(何にだよ!?)
ファイロ「・・・くそっ!!またか!?またしても逃したのか!!おのれぇ!!ジェーン!!」
バレオス「主人マスター・・・」
・・・ファイロはファイロでまたしても逃しちゃったらしい・・・
ジェーン「うふふふ・・・警部ファイロ、こっちですよ〜〜」
ファイロ「ジェーン!!!逃がさんぞ!!」
・・・栄光を手にしたのは・・・マークとジェーン!?


END

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