S.B.J.外伝
FILE零零参 〜十字架ロザリオ争奪戦!〜



クロコ・ハーケン氏のもとに届いたジェーンからの予告状・・・クロコはファイロとヘリックを雇いジェーン
から十字架ロザリオを守るように命じる・・・
そして迎えた犯行予告日・・・0:00
ファイロ「・・・気を抜くな・・・たった今からジェーンの犯行が始まる!」
ヘリック「馬鹿か?お前!?こんな時刻から盗みを始めるヤツぁいねぇ・・・」
ファイロ「だったら好きにしろ・・・私は私なりのやり方で・・・」
ヘリック「当たり前だ。俺様だって俺様流の『殺り方』ってモンがある・・・」
・
・・
・・・
クロコ邸・・・地下金庫
ジェーン「さぁ〜〜て、サクっと片付けちゃいましょう・・・」
アッサリと忍び込む
ジェーン「・・・はっ!」
バヒュアアアッ
いきなり四方八方から剣が飛び出す
ジェーン(何!?このトラップ・・・度が過ぎているわよ・・・)
ファイロ「来たな・・・ジェーン」
ジェーン「あらあら、警部ファイロ」
ファイロ「今回ばかりは負けられない・・・大人しく逮捕されるんだな・・・ジェーン」
ジェーン「あいにく、今回は調べに来たのよ・・・」
ファイロ「は!?」
ジェーン「屋敷を覆うナゾの集団・・・何だと思う?」
ファイロ「フン・・・私には関係の無い事だ・・・」
ジェーン「あ、そう・・・」
ファイロ「とにかく!逮捕!!」
カチッ
ジェーン「ここ、トラップが過剰にあるから気をつけてね・・・警部ファイロ」
ガタンッ
ファイロ「のはあああ!?」
いきなり落とし穴に落ちる
ジェーン「じゃ〜〜ね〜〜〜」
スタタタッ
ジェーン、逃走
ファイロ「ぬ・・・ぐうう・・・」
ヒュバウッ
危機を救ったのは・・・やっぱりバレオス
ファイロ「ぬうう・・・」
バレオス「大丈夫デスカ!?主人マスター?」
ファイロ「あ、ああ・・・」
ファイロ(・・・確かに警備としては過剰すぎるトラップだな・・・ジェーンの言う通り・・・何かあるのか
 ・・・)
一方
ヘリック「・・・まだ動くには早いようだな・・・」
クロコ「何か!?」
ヘリック「いや・・・」
ドタバタッ
ファイロ「はぁ〜〜ッ、はぁ〜〜〜ッ」
ファイロ、ボロボロになりながらやってくる
マーク「どうしましたかな?ファイロ」
ファイロ「トラップが過ぎますな・・・ここの警部体制は」
クロコ「当然だろう・・・」
ファイロ「ところで、予告状・・・もう1度見せてもらえますかな?」
クロコ「ん?構わんが・・・」
マーク「どうなさったのです!?」
ファイロ「いや、気になることがありましてな・・・」
予告状を受け取るとよく観察し始める
ファイロ「ん〜〜」
ファイロ(こ・・・これは!!?ジェーンの予告状ではない!!ジェーンの予告状ならばJANEの透かしが
 入っているハズ・・・それが無い・・・どういうことだ!?・・・だったらなぜジェーンがやってきた・・・
 いや・・・ジェーンは調べに来たと言ったな・・・アレは・・・誰がこの予告状を出したのかを調べに来た
 ・・・と言う事か!?しかし・・・なぜ!?誰かがジェーンをはめようとしているのか!?)
マーク「何かわかりましたかな?」
ファイロ「・・・いや、ありがとう。フム・・・しかし、犯行時刻がこと細やかにかかれていない予告状とは
 ジェーンにしては珍しいな・・・」
そのころ・・・ジェーンは・・・
ジェーン(なるほど・・・分かった・・・誰が偽ジェーンなのか・・・そしてあの集団・・・そういうこと
 だったのね・・・全く・・・私の名を語った犯行・・・どうやって思い知らせて挙げましょうかねぇ・・・
 ここは1つ・・・警部ファイロに協力しちゃおうかしら?・・・う〜〜ん、しかし、そうなるとマークとクロコが
 問題ねぇ・・・疑われない程度に・・・協力・・・しますか・・・)
・・・偽の予告状を出したのは誰か!?・・・そして・・・十字架ロザリオは誰が・・・


続

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