S.B.J.外伝
FILE零零弐 〜栄光の十字架ロザリオ!〜



本編ではバトルがメインだったS.B.J.・・・でもタイトルの訳は魔導怪盗ジェーンですよ
一同「製作者がそんなこと言うか!?」
・・・と、言うわけで今回は窃盗メインのお話・・・
フェーベ、ナユル、クロコ・ハーケン邸・・・
ファイロ「で、クロコさん・・・」
クロコ「これが予告状だ・・・」
『3日後、この屋敷から栄光を貰います ジェーン』
ファイロ「・・・確かに・・・ジェーンからの予告状だな・・・」
*「大丈夫でしょうな!?・・・」
ファイロ「栄光・・・と言うからには・・・それにまつわる品だと思うのですが・・・心当たりは!?」
クロコ「我が屋敷で栄光と言えばアレしかない・・・栄光の十字架ロザリオ」
ファイロ「栄光の十字架ロザリオ!?」
*「左様。没落貴族で女ったらしでシスコンで救いようの無い人でなしだったハーケン家の先祖を超一流な
 貴族にまで持ち上げた伝説の十字架ロザリオです・・・」
ファイロ「・・・」
クロコ「マーク!貴様!いって良いことと悪いこととがあるぞ!!」
※たしかにね・・・
クロコ「我が先祖はシスコンではなくロリコン!!」
※って訂正そっちかよ!!
ファイロ「・・・どっちもさほど変わらないような気もするのだが・・・」
クロコ「で、ファイロどの・・・お任せ願いますぞ・・・」
ファイロ「任せてください。この私が来たからには・・・」
マーク「しかし、あなたの噂でジェーンから宝石を守った・・・などというものは1つもありませんが・・・
 はて・・・本当に大丈夫でしょうか!?」
ファイロ「・・・」
バレオス「主人マスター」
クロコ「はぁ!?それは本当か!?だったらなんなんだ!?お前は!?」
*「フッ・・・待ちな!!」
ズカズカっと入ってくる男
クロコ「何だね?貴様は!?」
*「この俺こそフェーベ1の賞金稼ぎヘリック・プラチナン様よ!!」
マーク「おお、あの古今東西あらゆる犯罪者を皆殺しにして依頼を全うさせたと言う伝説の・・・」
ファイロ「殺しだと!?いかんな・・・そんなことは・・・」
へリック「クククク・・・何を甘いことを言っている?罪人に人権無し!」
ファイロ「何を・・・犯罪者にも犯罪者なりの考えもある・・・だれかれ構わず殺すなどと・・・」
へリック「おやおや、随分と罪人に肩入れをするんですなぁ・・・ファイロ・・・」
ファイロ「何?」
へリック「もしやあなたがジェーンの手引きをしているのでは?」
ファイロ「バカな・・・」
クロコ「ま・・・まぁまぁ・・・落ち着きなさい・・・ご両人」
マーク「では・・・こうしましょう・・・」
ファイロ「あん?」
マーク「ファイロとヘリック・・・どちらがジェーンから栄光の十字架ロザリオを守り通せるか・・・それによって
 報酬をですね・・・」
へリック「フフフ・・・この勝負・・・貰った!!」
ファイロ「・・・報酬などどうでもいいが、人殺しをさせるわけにはいかん・・・この勝負・・・受けて立とう
 ではないか!」
・
・・
・・・
そのころ・・・ジェーンはと言うと・・・屋根裏で聞いていた・・・
ジェーン(はぁ・・・警部ファイロ・・・頑張ってね・・・とはいえ、頂いちゃうけどね・・・十字架ロザリオ)
クロコの間では・・・
マーク「旦那様・・・外になにやら異様な集団が・・・」
クロコ「・・・ジェーンの仲間か!?」
ファイロ「・・・まさか・・・あいつはほとんど単独で行動を・・・」
へリック「おおかた十字架ロザリオを狙ってきたバカどもでしょう・・・」
クロコ「フン・・・金庫室には大量のトラップが仕掛けてあるんだ・・・」
マーク「そうです。死にに行くようなものですな・・・」
マーク、クロコ「ハッハッハッハッハ!!!」
ファイロ「ジェーン・・・」
栄光の十字架ロザリオをめぐる攻防戦・・・一体、どうなる!?


続

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