S.B.J.
FILE142 〜千年の夜の枷へ〜



氷の城の門で行われている勝負・・・フェンリルとユラ&イオン・・・ついに決着のときが来る!?
フェンリル「この凍れる大地に屍をさらせ!!」
イオン「いつでもいいよ、お兄ちゃん・・・」
ユラ「おっし!!行くぜ!!」
フェンリル「氷狼・覇王舞」
ドドドッ
氷の狼を3つ作り出して放ち、相手を噛み砕く
ユラ、イオン「翠の双鵬なる舞踊ヴァーダント・ツインフェニックス」
ドゴアアアアッ
ユラとイオン、2人が翠の不死鳥フェニックスとなって襲い掛かる
フェンリル、ユラ、イオン「はああ!!!」
ゴガアアアアッ
フェンリル「我が主・・・バグデムコピー様のため・・・」
ズガスッ
イオン「やった!」
ラグレストがフェンリルを貫く
ユラ「・・・何故・・・だ!?」
イオン「え!?」
ユラ「・・・何故自ら刃に・・・」
フェンリル「・・・全て・・・思い出した・・・我が本当の主は・・・ヘラード様」
イオン「え!?え!?」
フェンリル「・・・人間よ・・・ヘラード様に・・・すまなかったと・・・伝えておいてくれ・・・」
ユラ「ま・・・待てよ!!待て!!こんなんじゃあいくら何でも寝覚めが悪いだろうが!!」
フェンリル「・・・我が・・・自我を保てていれば・・・こんなことには・・・」
イオン「ダメ!!ダメだよ!!こんなところで死んじゃダメだよ!!レストレーション」
キュアアア〜〜〜
完全回復の魔法を使う
フェンリル「・・・」
バレオス「グルグルグル・・・」
ユラ「・・・バレオス・・・」
イオン「お兄ちゃんは先に行ってて・・・」
ユラ「へ!?」
イオン「私はフェンリルさんを治してから行くから」
ユラ「で、でも・・・」
イオン「バレオス、お兄ちゃんをよろしくね・・・」
バレオス「グルグル・・・」
バッ
ドダダダダッ
ユラを咥えて走り去る
ユラ「お・・・おい!!イオン!!イオ〜〜〜ン!!」
・
・・
・・・
一方、氷の城内部では・・・
セレナ「ここがあなたの愛の巣ってわけね・・・」
ヘラード「愛の巣って・・・私相手いないんですけど・・・」
ジェーン「何か間違った突っ込みなんですが!!」
レイ「あははは〜〜」
ファイロ「何を笑っている・・・」
セレナ「さて、千年の夜の伽に行っくわよ〜〜〜〜」
一同「伽じゃなくって枷だぁ!!」
ファイロ「しかし、字が似ているとはな・・・」
セレナ「だから間違えたのよ・・・」
ジェーン「あなたわざとでしょ!!」
と、そこへ・・・
タッタッタッタッタッ
ファイロ「む!?」
ユラを咥えてバレオス参上
ジェーン「あれ?!イオンは!?」
※ジェーン一行はのんびりと向かっていたみたいですな・・・全く、その間にバグデムコピーが着々と力を
 我が物にしてるって言うのに・・・
バレオス「イオンハフェンリルヲ治シテイル最中ダ・・・」
ヘラード「・・・そう・・・」
ユラ「くぅ・・・イオン!!!」
ジェーン「・・・今はコピーを斃すことが先決よ・・・」
ファイロ「ああ・・・そうだな・・・で、ヘラードよ・・・千年の夜の枷は?」
ヘラード「・・・こちらです・・・」
一行を案内して氷の城の玉座部分まで進む・・・
ユラ「うっはぁ・・・俺、城の中って始めて・・・おお、ちゃんとイスとかあるんだな・・・」
ジェーン「あのねぇ・・・観光に来たんじゃないんだから・・・」
ユラ「なぁなぁ、座っても良い?」
ジェーン「あのね・・・」
ヘラード「ダメです・・・」
ジェーン「ほら見なさい」
ユラ「ちええ・・・」
玉座まで進むヘラード・・・そして・・・
ガラガラガラガラッ
一同「はい!?」
玉座が動く・・・
ヘラード「・・・この下が・・・千年の夜の枷です・・・」
レイ「ははぁ、なるほど、座られると重くて動かせなくなるから座っちゃダメって言ったんですね。」
ヘラード「・・・はい」
ジェーン「なんじゃそりゃあ!!!」
・・・何はともかく中へ・・・


続

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