S.B.J.
FILE139 〜氷の城の門番!〜



氷の回廊を歩き、ついに一行は氷の城の門までたどり着いたのだが・・・門は硬く閉ざされている・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴッ
イオン「何!?何!?何々!?」
ギギギギギギギッ
セレナ「扉が・・・開く!?」
ファイロ「・・・何にせよ・・・」
ヘラード「・・・あああ!あれ・・・は!?」
その門の奥には・・・闇の氷の人狼が・・・
ユラ「何だ・・・あれ!?」
*「・・・ここから先は通さん・・・」
ジェーン「コピーのヤツ・・・」
ヘラード「違います・・・あれは・・・氷の城の住人、氷狼王、フェンリルです・・・」
レイ「なるほど・・・氷の城の闇によって住人も闇に属してしまったようですね・・・」
ヘラード「フェンリル、そこをどきなさい!」
フェンリル「却下だ・・・我が主はバグデムコピー様である・・・」
ヘラード「フェンリル・・・!」
ファイロ「くっ・・・斃すしかあるまいか・・・」
ユラ「待ちな」
ファイロ「何だ!?」
ユラ「ここは俺達が相手をする、お前たちはコピーを止めに行くんだ」
ジェーン「ユラ・・・」
イオン「お兄ちゃん・・・」
ジェーン「せめてバレオスから降りて言えばさまになっているんだけどなぁ・・・」
ファイロ「・・・フン、まぁいい・・・今は先に進むのが先決だ・・・ここはお前たちに任す・・・」
イオン、ユラ「OK!!」
ファイロ「バレオス、戦いが終わり次第2人をつれて奥まで来い」
バレオス「ハイ、主人マスター」
フェンリル「・・・何者も通さん・・・」
ユラ「おおっと、通させてもらうぜ!」
ガギンッ
一気に斬りかかる
フェンリル「ぬう・・・」
そして、それを受けるフェンリル・・・イオン、ユラ、バレオスを残して一行はさらに奥を目指す・・・
ユラ「精神修行にゃもってこいだな・・・」
フェンリル「はあああっ!」
ドゴアアアッ
ユラ「ぬおおお!?」
ユラを弾き飛ばす
イオン「お兄ちゃん!?」
ユラ「力はあいつのほうが上か・・・」
フェンリル「牙羅破弩綺羅ガラハドキラー!」
バキバキバキバキッ
氷を固めて剣を作る
※ガラハド殺し・・・って氷の剣かよ!
ユラ「はああ!!」
フェンリル「ぬうう!!」
ガギギッギイインッ
鍔迫り合いが始まる
ユラ「フッ・・・力じゃあそっちの方が上かもしれないが、剣腕ならば俺の方が上だぜ」
ガキンッ
ユラ「はあっ!」
軽く捌いて飛び込む
フェンリル「ヘルグレイシャー」
ドガガガガガガッ
流れる水のように氷を放つ
ユラ「うおおお!?」
バアアッ
とっさに後ずさり・・・
イオン「お兄ちゃん!?」
ユラ「こいつは一筋縄じゃあいかないな・・・フフ・・・近頃まともな出番が無くて退屈していたところだから
 な・・・来いや!!」
フェンリル「・・・うおおお!!」
ドウッ
一足飛びにかかるフェンリル
ユラ「サンライト・クロー」
ドドドッ
それを3連続の斬撃で返すユラ
フェンリル「効かんッ!」
ドギャアアアッ
そのまま地面に大穴が開く
ユラ「うっひゃあ・・・」
フェンリル「ショットアイスバーン」
ドオオオッ
巨大な氷の板がユラに襲い掛かる
ユラ「はあああ!!」
ズガガガッバキイッ
それを難なく切り裂くと・・・
フェンリル「かかったな!」
目の前にフェンリルが・・・
ユラ「うおお!!」
イオン「お兄ちゃんっ!」
ガギイイイッ
GAスタッフの結界でとっさに守るイオン
フェンリル「ぬう・・・」
ユラ「ふぃ〜〜危ない・・・危ない・・・」
フェンリル「・・・厄介なコンビだ・・・」
ユラ「ここはぱっぱと終わらせた方がいいな・・・」
イオン「うん。」
ユラ「おっし、そうと決まれば・・・」
イオン「行くよ、お兄ちゃん」
フェンリル「・・・来い!!小僧!!」
フェンリルとユラ&イオン・・・この戦いはどう決着がつくのか・・・


続

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