S.B.J.
FILE138 〜ここは氷の回廊〜



サタン・ミリアルドを取り込んだバグデムコピー・・・ジェーン一行はコピーを斃し、氷の城を取り戻すために
氷の城を目指す
トーア氷原・・・
ヘラード「見えてきました・・・氷の・・・!!」
氷原の中に佇む禍々しい氷の城・・・
ヘラード「そんな・・・そんな・・・」
ユラ「氷の城ってあんなに禍々しいのか!?」
ジェーン「なワケないでしょ!!バグデムコピーの仕業よ!!」
ファイロ「この様子だとその魔獣とやらを取り込んだ後みたいだな・・・」
レイ「6660億の魔を秘めし魔獣・・・サタン・ミリアルド・・・」
ジェーン「・・・なんだか安直な名前ねぇ・・・」
セレナ「さっさといくわよ!!」
一同「ええ・・・」
と、言うわけで氷の城の内部へと突入・・・
ユラ「何と言うか・・・ムダに広いな・・・」
ジェーン「こらこら・・・」
イオン「ヘラードさん、ここは!?」
ヘラード「ここは氷の城の入り口・・・氷の回廊です・・・」
ファイロ「フム、入り口か・・・」
ヘラード「はい・・・結構長く続きますよ・・・」
ユラ「げっ!?」
セレナ「ノールの箱舟に乗ったまま来てもよかったかもしれませんね・・・」
ユラ「それを早く言ってよ!!」
ジェーン「いつ敵が攻めてくるのか分からないのよ、そんなこと出来ないわ・・・」
ユラ「でもさぁ・・・歩きつかれちゃうし・・・」
ジェーン「アンタは何もしなくていいんだから・・・来なくても良かったんだけどね・・・」
ユラ「なっ!あの寒い中1人でいろってのかよ!」
ジェーン「寒さはどこでも変わらないっての!!」
ファイロ「いちいちうるさいやつだな・・・そんなに歩くのがイヤならバレオスにでも乗っていろ」
バレオス「主人マスター?」
ユラ「え?!ラッキー・・・」
イオン「いいな〜〜いいな〜〜、私も乗りたい。」
バレオス「・・・」
・
・・
・・・
と、言うわけでバレオスに乗る2人
ファイロ「す・・・すまん、バレオス・・・まさか本当に乗るとは・・・」
バレオス「イインデス・・・主人マスター・・・」
セレナ「・・・さ、ぱっぱと進むわよ・・・」
ヘラード「・・・ああ、青く透き通った氷が・・・黒く歪んでしまっている・・・」
ジェーン「ヘラード・・・」
レイ「早くもとに戻さないと氷原全土が闇の氷で覆われてしまいかねませんね〜〜」
ジェーン「何サラっと言ってるのよ!!」
レイ「いや・・・事実ですし・・・」
ジェーン「事実でも言って良いことと悪いことってモンがあるでしょうが!!」
レイ「あははは〜〜〜」
ジェーン「笑うな!笑ってごまかすな!!」
イオン「そうそう、笑う角には悪が来るっていいますもんね〜〜」
ジェーン、ファイロ「副だっての!!!悪でどうすんだ!!」
と、バカなことを言いつつさらに回廊を進むこと30分
ユラ「なぁ・・・まだ?」
ヘラード「・・・はい、あと半分です」
ユラ「俺、疲れてきたよ・・・」
ファイロ「・・・いや、バレオスが疲れるのはともかく、なんで乗っているだけのお前が疲れるんだ?」
ユラ「・・・」
ジェーン「おい・・・適当に言っただけなの?」
ユラ「いや・・・その・・・アレだ・・・バレオスの動きにあわせて落ちないようにだな・・・」
バレオス「・・・ソンナニ乗リニクイデスカ!?」
ファイロ「・・・だったら降りてもらおうか!?」
ユラ「す、すみませんでした!」
ヘラード「あ、見えてきましたよ・・・」
ついに・・・氷の城が見えてくる・・・
ジェーン「・・・ん?」
ファイロ「・・・門が閉まっているな・・・」
城の門は硬く閉ざされている
ヘラード「・・・バグデムコピーによってコントロールされている!?」
ジェーン「OK、だったら・・・」
ファイロ「気が進まんがぶち破るしかないか・・・」
ズゴゴゴゴゴゴッ
ユラ「ってか何だ!?この地響き!?」
何かが・・・来る!


続

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