S.B.J.
FILE135 〜霊峰から氷原へ〜



ギョクジ山脈で突然始まったサグラードVSレイの闘い・・・どうやら知り合いだったので事なきをえた・・・
ギョクジ山脈、中腹
ジェーン「で、ブラッディ・アイズについてのことなんだけど・・・」
サグラード「・・・こんな場所ではなんですし、場所を変えましょう・・・」
ユラ「ってまだ歩くのかよ!!」
ジェーン「・・・あのね・・・」
・
・・
・・・
と、言うわけで一行は山頂、霊験なる祠まで進む
レイ「で、サグラード・・・」
サグラード「・・・確かにその昔、ブラッディ・アイズはこの地に逃げ延びてきました・・・ですが、その末裔
 ・・・バグデムは滅びたのでは?」
レイ「はい。滅びました・・・」
サグラード「ではなぜ今頃・・・」
セレナ「研究のためです!!」
ジェーン「って違うでしょ!!」
ファイロ「ヤツが造ったコピーを追ってここまでやってきたんだ・・・」
サグラード「・・・コピーですか・・・なるほど・・・」
ジェーン「やっぱ知らない・・・よね?」
サグラード「残念ながら・・・ですが、ヘラードならば何か知っているかもしれません」
イオン「氷の精霊・・・?」
サグラード「と、言うのも、ブラッディ・アイズが逃げ延びて暮らし始めた場所はトーア氷原なのです。」
ジェーン「・・・」
イオン「・・・トーア氷原なんだ・・・」
ユラ「ったく、なんだって好き好んで氷原なんかに住むんだよ・・・」
レイ「いや、それは違うでしょう・・・なんせ文献には『悪魔』なんて書かれていますからね・・・フェーベの
 人々に追いやられてしまったから仕方なく氷原で暮らし始めたんでしょう・・・」
ジェーン「なるほど・・・」
ユラ「寒いところヤだなぁ・・・」
ジェーン「だったらここか街で待ってれば?どうせ私たちでしか処理できない仕事だし・・・」
ファイロ「・・・確かにな・・・」
ユラ「おお!!ソレいい!!」
イオン「え〜〜」
レイ「ああ、そういえばトーア氷原には一面氷の世界なにも関わらず凍ることの無い不凍湖って場所があるん
 ですよね〜〜」
イオン「そこ行ってみたい!!絶対に行く!!行くってったら行く!!」
ユラ「おうよ!!やっぱ少しくらい寒いのにもガマンしないとな・・・精神修行ってヤツ!?」
一同「・・・コイツは・・・」
サグラード「・・・ものすごい態度の豹変ですが・・・」
ジェーン「あ、気にしないで、いつものことだから・・・」
サグラード「は・・・はぁ・・・」
ファイロ「・・・ならばぐずぐずしている暇は無い・・・とっととトーア氷原へ急ぐぞ・・・」
ジェーン「そうね・・・」
サグラード「・・・では、ごきげんよう。・・・あ、レイ様・・・」
レイ「はい!?・・・なんでしょう?」
サグラード「カエレスティス様にもよろしくと・・・」
レイ「はいはい。」
・
・・
・・・
と、言うわけでギョクジ山脈を降り、ノールの箱舟へと乗り込む
ファイロ「・・・ユラとやらが寒い場所がイヤだ・・・と言わなければ・・・もっと早くコピーの足取りを掴む
 ことが出来たような・・・」
ジェーン「それは結果論でしょ?もしも逆の場合だったら・・・」
レイ「はいはい、今はそんなこと議論している場合じゃないですよ。」
ジェーン「はいはい。」
ユラ「・・・はぁ・・・寒そうだよなぁ・・・氷原なんて聞いただけで寒気がしてくるぜ・・・」
ジェーン「・・・コイツは・・・」
ファイロ「・・・確かにその鎧は熱しやすく冷めやすい・・・まさに最悪の素材だな・・・」
ユラ「ああ、もっと何か別の素材で造ってもらえばよかったなぁ・・・」
イオン「帰りにマルス鍛冶屋寄ってく?」
ユラ「おう、いいな、ソレ・・・」
ジェーン「帰りって・・・一体いつの話よ!!」
イオン「・・・依頼が終わったら・・・?」
和気藹々(?)としながら一行はトーア氷原を目指す・・・


続

前の話へ 戻る 次の話へ