S.B.J.
FILE134 〜聖なる霊峰へ!〜



バグデムコピーの足取りは途絶えた・・・一行はセレナの持ってきた文献を頼りにフェーベまで赴くことを
決める・・・
フェーベ
ジェーン「と、言うわけで、フェーベまで来ました。」
レイ「南に見えるのがギョクジ山脈ですね・・・」
ファイロ「・・・とっとと行くか・・・」
ジェーン「そうね・・・」
セレナ「ええ!!」
イヤに張り切るセレナさん・・・超個人的な恨みを背に・・・
ギョクジ山脈・・・
レイ「ここ、ギョクジ山脈は地元でも聖なる山として崇められているそうですよ。ですからここは聖域として
 立ち入ることを禁止されているそうで・・・」
イオン「へぇ〜〜〜」
ジェーン「ちょっと待て・・・今聞き捨てならないセリフがあったと思うんだけど」
レイ「え?気のせいですよ・・・あははは・・・」
バレオス「・・・気ノセイデハ無イ・・・」
ファイロ「・・・つまり・・・ひょっとしなくても・・・」
ユラ「????何!?ど〜ゆ〜こと!?」
イオン「だから・・・勝手に昇っちゃサグラードが怒るってことじゃないの!?」
*「その通り・・・」
ユラ「ははぁ・・・なるほど・・・」
セレナ「って納得している場合じゃないです!!目の前!目の前!!」
ユラ「うん!?」
光り輝く神々しい女性が立っている・・・
イオン「あの〜〜〜・・・ひょっとしなくても・・・サグラード・・・?」
*「・・・そうだ・・・汝ら・・・聖域に入ることは許されん・・・」
レイ「いやぁ・・・これはですね・・・ちょっとワケがありまして・・・」
サグラード「・・・問答無用・・・」
ジェーン「ちょっと・・・なんとかしなさいよね、アンタ!!」
レイ「え!?ボクがですかぁ!?」
ジェーン「当たり前でしょ!!登る前に忠告しなかったんだから!アンタが悪い!!」
ファイロ「・・・確かに・・・そうだな・・・」
レイ「え・・・えええ!?」
ポンッと肩を叩くユラ
ユラ「ガンバ!!」
レイ「・・・あの・・・」
サグラード「・・・即刻聖域を出て行きなさい・・・さもなければ・・・」
レイ「いや・・・その・・・ですから・・・」
サグラード「シャイニングエッジ」
キュカカカカッ
いくつもの光のナイフが飛んで来る
レイ「やれやれ・・・聞き分けの無い女性ひとだ・・・」
ヒュアアッ
軽々避ける
サグラード「レイザーレイ」
キュイインッ
すぐさま光の刃を作り、斬りかかる
レイ「おおっと・・・カーマインダークネス」
ヴォォムッ
闇の刃で応戦
サグラード「この聖域で闇の魔法・・・!?あなた・・・一体・・・!?」
レイ「あれ?ひょっとしてボクのことを知らないんですか!?・・・う〜〜ん、これは困りましたねぇ・・・」
ギインッバヂイッ
余裕で剣を捌いていくレイ
レイ「あなた1人ではボクを斃すことはできませんよ・・・」
サグラード(並外れた魔力・・・聖なる結界の内側でも使える闇の魔法・・・それにこのフザけた余裕と・・・
 能天気な性格は・・・)
バッ
レイ「お!?」
とっさに身を退く
サグラード「ま・・・さか・・・レイ・・・様?」
レイ「・・・ええ、そうですよ・・・」
サグラード「くっ・・・これは・・・とんだ粗相を・・・」
ジェーン「・・・ってか気づかなかったの?」
サグラード「・・・当然だ。私はレイの本当の姿しか見たことが無い。」
レイ「あははは・・・そういえばこの姿で逢うのは初めてですよね・・・」
一同「・・・」
ユラ「本当の姿って・・・」
レイ「それはヒ・ミ・・・」
ジェーン「はいはい、ストップ!ストップ!!」
サグラード「・・・レイ様・・・今回はどういったご用件で!?」
レイ「あ〜〜、ブラッディ・アイズの・・・コピーに関することなんですが・・・」
サグラード「ブラッディ・アイズのコピー・・・」
サグラードはバグデムコピーについてなんらかの情報を持っているのか!?


続

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