S.B.J.
FILE133 〜コピーを追う旅〜



アンブリオは解放され、世界に闇は戻ったものの・・・バグデムコピーは逃走・・・
フー=ド
ジェーン「・・・さて、どうする?」
レイ「う〜〜ん、どうしましょう?」
ファイロ「・・・いや、あのな・・・」
イオン「どこに逃げ込んじゃったったんだろうね?」
ユラ「うむぅ、確かになぁ・・・」
*「そういうときこそこの私の出番です!!」
一同「セレナ・・・」
ゼーハーゼーハー言いながらやってくる
セレナ「昨日は夜遅かったということもあり、結局愉しめませんでした・・・この恨み、ハラサデオクベキカ?」
ジェーン「ものすごく個人的な恨みじゃない!!」
セレナ「いいえ、私とダーリンとの夜を奪ったあの悪魔・・・私は絶対に許せません!!これは人口減少にも
 繋がる大きな問題です!!」
ジェーン「アンタら夫婦でこの世界の全人口を作っているわけじゃないでしょうが!!」
レイ「さてさて、セレナの私怨はこのさいどうでもいいとして・・・コピーがどこにいるのか分かるのですか?」
セレナ「任せなさいっ!」
ファイロ「・・・不安だなぁ・・・」
セレナ「これはフェーベの歴史についての文献ですが・・・」
どこからともなく資料を取り出す
ユラ「どこからこんなもの取り出しているんだろうな?」
イオン「そこは触れてはいけないお約束♪」
セレナ「この文献によると、その昔、悪魔がこの地にやってきた・・・とあります。」
ユラ「それが何?悪魔とバグデムコピーとのつながりがないんだけど・・・」
セレナ「いいから黙って聞いていなさい。脳みそスライム」
ユラ「脳み・・・え〜〜!?、メタルキングがいい・・・」
ジェーン「何を言い出すかぁ!!」
セレナ「えっと・・・どこまでいったかしら・・・?・・・そうそう、その悪魔のことなんだけどね・・・
 文献には次のように記されている・・・紅き眼をもち並外れた魔導を駆使する・・・と」
レイ「ほうほう、なるほど・・・」
ファイロ「つまり・・・その悪魔は・・・」
ジェーン「ブラッディ・アイズ」
セレナ「この文献が造られた時代とブラッディ・アイズが滅ぼされた時代とは同じ時代です。」
バレオス「・・・生キ延ビタブラッディ・アイズガ、外海ヲ渡ッテフェーベニ辿リツイタ・・・ト」
イオン「でも、その文献があったからってコピーが必ずしもフェーベにいるってことにはならないんじゃない
 の?」
ジェーン「ダメもとで行くのよ!!」
ファイロ「フェーベというと・・・どこにあたるんだ?」
レイ「イアペタスの南に位置する国ですね・・・そういえば精霊が2人くらいいるんでしたっけ?」
ジェーン「なるほど・・・精霊に聞くってな手もあるわね・・・」
セレナ「ええっと・・・いつだったか書き留めたメモによると・・・」
レイ「ギョクジ山脈、霊験の祠に聖の精霊、サグラード、トーア氷原、氷の城に氷の精霊、ヘラード・・・」
ユラ「寒いのはイヤだなぁ・・・」
ジェーン「おい・・・」
イオン「私も・・・」
ユラ「おっし!じゃまずはギョクジ山脈を目指せばいいんだな!!」
ファイロ「・・・何という決め方だ・・・」
ジェーン「・・・もう慣れるしかないわよ・・・こればかりは・・・」
ファイロ「・・・」
と、言うわけで一行はノールの箱舟に乗り込み、フェーベを目指す・・・
イオン「フェーベってどんなところなの?」
レイ「たしかそれなりに魔法の発達した世界だと聞きますが・・・」
ジェーン「それなりにねぇ・・・」
セレナ「言うならば科学の発達していないイアペタス・・・でしょうね?」
※イアペタスは科学と魔法の両方が発達しているがそれゆえに技術はどっちつかずの中途半端なものになって
 いる
イオン「あ、それ分かりやすい。」
ファイロ「分かりやすいか?」
・・・果たしてフェーベにバグデムコピーはいるのか・・・


続

前の話へ 戻る 次の話へ