S.B.J.
FILE132 〜消えたコピー…〜



サレ=ムの森での死合・・・闇の精霊を救出することは出来たが、バグデムコピーは何処かへと消えてしまった
・・・夜の闇に・・・
フー=ドの街に戻った一行・・・
セレナ「さぁて、ではみなさん、ごきげんよう♪うふふ、ダーリン・・・今夜はスゴイことしちゃうわよ〜〜」
一同「・・・」
セレナはトリップしながらくるくる回って帰ってしまう
レイ「さてさて、そんなことより、どうします?」
ユラ「どうって?」
ファイロ「コピーのことだ・・・」
イオン「う〜〜ん、そんなことよりも寝ようよ〜〜、もう真夜中だよ〜〜」
コピーと闘っている最中は『昼』だったので眠気も無かったが、アンブリオが戻った今は真夜中である・・・
ユラ「おし、じゃ寝るか・・・続きは明日ってことで・・・」
ジェーン「・・・勝手にしなさいっ!!」
ユラ、イオン「は〜〜い」
・
・・
・・・
ジェーン「はぁ・・・」
ちなみに・・・アンブリオはなぜか居ます・・・
ファイロ「アンブリオ・・・」
アンブリオ「はい?何でしょうか?」
ファイロ「コピーが行きそうな場所とか・・・分からないか?」
アンブリオ「・・・残念ながら・・・」
レイ「・・・ふむふむ・・・ただ単に利用されていただけみたいですからね・・・具体的に次はどうする、
 こうするなんて事は知らなかった・・・」
ジェーン「・・・あるいは、アンブリオを吸収したおかげで私たちを斃せると思っていたから、負けたときの
 対策なんて何1つ考えていなかっただけなのかも・・・」
レイ「確かに、それはありますね・・・」
ジェーン「で、警部ファイロ・・・逮捕って話はどうなったのかしら?」
ファイロ「場合が場合だ・・・」
ジェーン「ほう・・・」
ファイロ「もしお前を逮捕して・・・もとの世界に帰るとする・・・裁判やら何やらで時間を喰っている間に
 コピーが何をしでかすか分からんからな・・・」
ジェーン「はいはい、そりゃ結構・・・」
ファイロ「不本意だが・・・コピーとの決着が付くまで逮捕はお預け・・・くそおお!!!目の前に居るって
 のに何故だ!!!」
マスター「お客さん、静かにお願いします・・・」
ファイロ「・・・」
ジェーン「あ、そういえば・・・闇の祠・・・コピーとの闘いで随分悲惨な状況になっちゃったと思うんだけど
 ・・・」
アンブリオ「あ、平気です。闇の力で簡単に修復できますよ」
ジェーン「そういうもんなの!?」
アンブリオ「はい。・・・では、夜が明ける前に修復しようと思うので私はこれで・・・」
ジェーン「またね〜〜」
ファイロ「次、いつ逢うかなんて分からないだろう・・・」
ヴオンッ
アンブリオは闇と共に消えて行く
ジェーン「・・・さてと・・・私たちも寝ましょうか・・・」
レイ「コピーの行方はまた明日会議すると言うことで・・・」
ファイロ「・・・勝手にしろ・・・」
ジェーン「あれ?警部ファイロは!?」
ファイロ「私はまだ寝ん・・・」
ジェーン「あっそ・・・」
・
・・
・・・
レイ、ジェーンも部屋へと消える・・・
※魔族が寝る・・・ってあんまりイメージ湧かないな・・・
レイ「いや、寝ますよ・・・厳密には寝ませんけど・・・やはり休まないといけませんよ・・・」
ファイロ「・・・ジェーンを追って何年になる・・・私は・・・私は・・・なぜこうも必死になって追っている
 のだろうな・・・」
物思いにふけるファイロ・・・
マスター「恋ですかねぇ?」
ファイロ「何を言う!?」
マスター「あ、いや、これは失礼・・・」
ファイロ「・・・」
マスター「・・・」
ファイロ「・・・ああ、そうか・・・あいつが全力で盗むから・・・私も全力で捕まえる・・・ジェーンの
 窃盗ゲームに私がのせられた・・・と言うことか・・・ならば・・・このゲーム・・・負けるわけには
 いかんな・・・フッ・・・」
それにしても、コピーは一体どこへ消えたのか・・・


続

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