S.B.J.
FILE115 〜善悪無き戦い その3〜



ソーサロードとブラッディ・アイズの最終決戦!お互いに禁呪文を放つがそれらは決め手にはならず、戦いは
膠着状態に・・・
バグデム「さぁて・・・行くぜぇえ!」
グクオオオオオッ
バグデムに気が集まる
レイ「・・・いや、そんなはずは!?」
ジェーン「レイ・・・?」
ユラ「何だよ!?一体・・・」
イオン「サクリファイスとか!?」
セレナ「魔法には誰でも使える魔法と、ソーサロードくらいの力がないと使う場合に生命の危険が伴うような
 魔法・・・禁呪文とがありますが・・・」
レイ「・・・あるんですよ・・・さらにその上を行く呪文が・・・」
一同「何ぃ!?」
セレナ「古代魔法・・・失われた呪文・・・文献によるとはるか昔の魔導師は今よりはるかにすぐれた魔力波動
 を持っていたそうです。」
バグデム「そうだ!それゆえに扱う事の出来た魔法・・・時代と共に誰も扱う事の出来なくなった呪文!!
 ・・・世界を終わらせるにはちょうどいいではないか!!」
ファイロ「ふざけるな!」
バグデム「終わりだ!!ルートディアボロス」
キュドゴアアアアアッ
巨大な光の球が上空から降りてくる
ジュール「まずい!!」
イオン「みんな、集まって・・・」
ゴカアアアアアッ
一同「ぐううう!?」
ビシビシビシビシッ
引き裂かれる大地・・・光の球は触れるものを押し潰し、破壊していく
イオン「GAスタッフの結界も限界だよ・・・」
バグデム「フハハハハハ・・・ハハハハハ!!!ムダだ!大人しく死ぬがいい!!」
ズオオオオオオッ
なおも威力は収まらず
ジュール「・・・ぬおおおおおおおお!!!!」
ゴガアアアアアアアアッ
一同「ぐ・・・ううう!?」
ジュール、最期の咆哮・・・光の球が掻き消される
ジュール「・・・さらば・・・だ・・・」
ジェーン「ジュール!?」
バグデム「ええい!!残留思念がでしゃばりおって・・・」
セレナ「・・・ジュール・モリアートさん・・・」
バグデム「だが、勝負ありだ!キサマらにもはや勝機は無い!!」
ジェーン「・・・あら・・・それはどうかしらね?」
バグデム「何ぃ!?」
ファイロ「古代魔法とやら・・・お前に使えるのならば我々にも使えるのではないのだろうか・・・と」
セレナ「ちょ・・・お2人・・・」
レイ「・・・最後の賭けですか・・・」
バグデム「フフフ・・・フハハハ!!賭けに出るか!?面白い・・・ならばやってみろ!!そして我が力を
 防いでみろ!!」
キュゴゴゴゴゴゴッ
またしてもバグデムに気が集まる・・・
セレナ「あんなたんか切って・・・大丈夫なんですか!?」
ジェーン「フフフ・・・やってやろうじゃないのよ・・・」
ファイロ「ああ・・・ここまできたら引き下がれないからな・・・」
ジェーン「・・・それに・・・」
ファイロ「・・・頭の中に・・・声が聞こえる・・・」
セレナ「声・・・ですか!?」
レイ「・・・」
レイ(古代魔法・・・おそらくバグデムの古代魔法に反応してジェーンさんやファイロにも古代魔法が頭の中に
 浮かび上がって来ているのでしょう・・・)
ジェーン「最後の一手・・・喰らいなさい!!」
バグデム「ルートディアボロス」
ドゴアアアアアアッ
巨大な光の球が降りてくる
ジェーン「ディーエティレス!」
ズギャギャギャギャギャギャギャッ
大量の光の粒子が光の球に向かって飛んでいく
ファイロ「エバープレゼント!」
シュオアアアアアアアアッ
いくつもの光の筋が光の球に絡み付いていく
ガカアアアッ
そして、3つの技が衝突し、辺りに衝撃が走る
レイ「くっ・・・これは・・・なんとも凄まじい・・・」
※ちなみにセレナ達はGAスタッフの結界で身を守っています・・・
バグデム「ぬうううう!!!」
ジェーン、ファイロ「はあああああ!!!」
果たして・・・2人の古代魔法はバグデムの古代魔法を上回る事ができるのか!


続

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