S.B.J.
FILE108 〜激闘!真価の舞〜



明かされた真実・・・ソーサロードにおいて後天性の赤い眼は崇められ、先天性の赤い眼は蔑まれてきた・・・
その差別が生んだのがブラッディ・アイズの原因だったのだ・・・
バグデム「ソーサロード死ぬべし!世界を我がものに!!」
ユラ「真価を発揮したジェーンに真価を発揮していないバグデムが相手にはならないんじゃないのか?」
イオン「あ、お兄ちゃん、鋭い」
バグデム「フフフ・・・真価を発揮する・・・か・・・1人のソーサロードが真価を発揮するとき、周りにいる
 ソーサロードもつられて真価を発揮する・・・これすなわち・・・真価共鳴!!」
ドオオッ
邪悪な気が放たれる
セレナ「まさか・・・そんな・・・」
バグデム「俺も真価を発揮したと・・・そういうことだ!!」
レイ「・・・これは・・・ヤバイですよ・・・今の我々にバグデムに対抗できるのは・・・ジェーンさんだけ
 ・・・」
イオン「ええ!?」
バグデム「死ね!!ソーサロード!!プラズマカッター」
バチバチッ
電気エネルギーを集めて刃を作り、斬りかかる
ジェーン「レイザーレイ!!」
キイインッ
光を集めて刃を作り、斬りかかる
バグデム、ジェーン「はああああ!!」
ガインッガンッギインッズガアッガギンッ
空中での激しい鍔迫り合い・・・
ユラ「速い・・・」
レイ「・・・ええ、ですが・・・あれこそが・・・真のソーサロードの実力・・・」
バグデム「貴様に我らがブラッディ・アイズの深い哀しみと憎しみが分かるか!!」
ジェーン「バグデム・・・確かにあなたの言うとおり・・・迫害を受けてきて反撃に出るのは正しい・・・
 だけど・・・だからといって世界を支配するのは間違っている・・・」
バグデム「黙れッ!!我らは神王、魔王に匹敵する力を持った種族・・・ならば世界を目指すのが漢ってモン
 だろうが!」
ジェーン「・・・私は女よっ!」
ブンッ
バグデムを弾き飛ばす
バグデム「五月蝿いッ!男女平等!!」
※こんなときに言うと危ない発言です・・・
バグデム「ハアアア!!ノウトクロノ!!」
ドウンッ
全てを朽ち果てさせる無の輪を放つ
ユラ「ヤバイ・・・」
ジェーン「効かないわっ!そんなものっ!」
ズガバシュアアアッ
ジュオオオッ
光の刃で斬り裂き、焼く
イオン「うっそ!!」
バグデム「・・・やりおるわ!だが・・・それでこそ真のソーサロード!!」
ゴウッ
一足飛びにかかる
ジェーン「フレアオブサン」
ドジュアアッ
莫大な熱量の炎の球を打ち出す
バグデム「無駄無駄ァッ!」
ズシャアアッバチバチバチッ
電気エネルギーの刃が炎を斬り刻む
ジェーン(一朝一夕じゃあ勝負はつかないわね・・・こりゃあ・・・)
ヒュオアッ
距離を取るジェーンとバグデム
バグデム(クククク・・・もっと楽しんでいたいが・・・そろそろトドメと行くか・・・この先、ソーサロード
 の残りと神王、魔王が控えているのだからな・・・)
レイ(お互い禁呪文を放っているにも関わらずそれが決め手とならない・・・これは・・・厄介ですねぇ・・・
 持久戦に持ち込んだとすると・・・この私闘・・・死闘になりますね・・・)
バグデム「デスローンフェーン」
ズギョアアアアアアッ
全てを捻り斬る黒き竜巻を作り、ジェーンに襲わせる
ジェーン「ギャラクシーアビス」
ドガガガガガガッ
隕石郡をバグデムに降り注がせ跡形も無く吹き飛ばそうとする
ジェーン、バグデム「くっ!」
ズドゴアアアアッ
ジェーン、バグデム「ぐくううっ・・・」
2人とも弾き飛ばされる
ユラ「???・・・何だ!?何が起こったんだ!?」
レイ「正反対の属性の魔法同士による対消滅・・・相殺したように思えて2つの魔法の威力が弾け・・・2人を
 吹き飛ばしたんです・・・」
セレナ「・・・こんな・・・闘い・・・」
2人の死闘はどう決着が付くのか!?


続

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