S.B.J.
FILE107 〜神の一族ソーサロードの真価〜



ソーサロードの真価を求めてやってきたオー=ディルの塔・・・最上階は見晴らしのいい場所だったが・・・
何もない・・・諦めかけたその時、その場所が光に包まれる
*「汝・・・真価を解き放つことを望む者か?」
ジェーン「真価を・・・解き放つ・・・?」
セレナ「ジェーンさん・・・」
ジェーン「・・・ええ・・・そうよ。」
*「よかろう・・・来るが良い・・・ソーサロードの真価・・・その身に刻め・・・」
ヴオ〜〜ン
光が集まり、ゲートが出来る
レイ「それをくぐれ・・・と言う事でしょうか?」
ジェーン「OK、やってやろうじゃないのさ」
イオン「気をつけてくださいね、ジェーンさん」
ジェーン「別に死ぬってことないでしょ?大げさねぇ・・・」
と、言うわけでジェーンはゲートに歩みだす・・・
そのころ・・・
ファイロ「何だ!?あの強烈な光は!?・・・あそこに・・・ジェーンがいると・・・言うのか!?バレオス、
 急ぐぞ・・・」
バレオス「グルル・・・」
バレオスに乗って移動するファイロ・・・
ドドドドドドドッ
話は戻り・・・オー=ディルの塔・・・
スタスタスタ・・・
ゲートをくぐるジェーン・・・その向こうには・・・
レイ「お帰りなさいジェーンさん」
ジェーン「・・・」
一同「・・・」
この塔だった・・・
ジェーン「ちょ、ちょっと、何なのよ!このゲー・・・」
ドクンッ
ジェーン「ぐ・・・く・・・」
イオン「ジェーンさん!?」
ジェーン「う・・・ああああああああああ!!?」
ドゴオオオオアッ
ジェーンから放たれる強力な気
バキャアッ
セレナ「魔導波力測定器フォース・チェッカーが壊れた!?そんな・・・これが・・・」
レイ「ソーサロードの真の魔力波動・・・」
時、同じくして
ファイロ「うぐっ!?」
ドクッ
ファイロ「おがああああ!?」
ドオオオアッ
ファイロも共鳴されるが如く真価を発動・・・
*「ソーサロードよ・・・その力を開放せよ・・・真価は・・・そこにある・・・」
ジェーン「うぐぐ・・・くく・・・」
ファイロ「ぐあああ・・・」
バレオスは動物的勘で危険を察知し、とりあえずファイロを降ろして近くに逃げる
バレオス「グルグルル・・・」
ジェーン、ファイロ「う・・・おあああああ!!!」
がくりっ・・・
咆哮と共に倒れる2人・・・(場所は違うけど・・・)
イオン「ジェーンさん!?」
ユラ「近づくな・・・何が起こるか分からんぞ・・・」
イオン「でも・・・でも・・・」
ジェーン「う・・・ん・・・」
気がついたのか起き上がる
一同「!!!!」
一同ビックリ・・・
ジェーン「・・・なんだか気分が・・・ん?どうしたの?みんな?」
イオン「ジェーンさん・・・眼が・・・」
ジェーン「眼?」
ぱかっ
手鏡で確認するジェーン
ジェーン「なな・・・何よコレ!?」
ブラッディ・アイズのような紅い眼・・・いや、ブラッディ・アイズとは違った紅い眼がそこにあった・・・
ジェーン「え!?ちょ・・・どういうことよ・・・これ!?」
バグデム「そういうことだ!!」
レイ「出ましたね・・・バグデム」
ジェーン「そういうこと!?・・・一体どういうことよ!?」
バグデム「・・・先天性の赤い眼は忌み子として蔑まれ・・・後天性の・・・真価を発揮した赤い眼は神の子と
 して崇められる・・・」
ユラ「なっ!?」
イオン「ええ!?」
バグデム「何故だ!?何故同じような赤い眼であるにも関わらずこうまで違う!!何故だ!」
セレナ「・・・ブラッディ・アイズの真の反乱の原因は・・・そっち!?」
バグデム「そうだ!疎まれ・・・虐げられ・・・蔑まれた恨み・・・その恨みは・・・この世界全てを支配する
 ことで晴らそうとしたのがブラッディ・アイズの反乱!!」
イオン「うわっ・・・とばっちり・・・」
ジュールの謝罪は・・・この事件への謝罪だったのかもしれない・・・


続

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