S.B.J.
FILE106 〜真価を封じた塔〜



ソーサロードの真価を求めて・・・ジェーン一行はパーンのオー=ディルの塔を目指す、ファイロはファイロで
ノールの箱舟の発信機をもとにジェーンを追う・・・
パーン
セレナ「ここが、アル=アンサ・・・パーンで唯一の街です。」
ジェーン「街は後よ・・・まずはル=ガシャの森を目指さなきゃ・・・」
ちょいと考える
ユラ「どうしたんだ?ジェーン?」
ジェーン「・・・ル=ガシャの森に入るのにも許可が要ったりする?」
セレナ「いえ。ですが、地元の人はその不気味な気配に誰1人として入ろうとしないようです。」
レイ「ほうほう・・・」
ジェーン「ま、いいわ・・・とにかく、行くわよ。」
一同「お〜〜」
・
・・
・・・
そのころ・・・ファイロは・・・
ファイロ「むっ・・・1箇所で止まったきり動かないな・・・島に降りたと言う事か・・・急ぐぞ、バレオス」
ビュゴアッ
スピードアップ・・・
ル=ガシャの森
イオン「・・・不気味って言う割には神秘的な雰囲気なんだけど・・・」
レイ「・・・神秘的な静けさがかえって不気味な雰囲気を醸し出しているんでしょう・・・」
ジェーン「・・・何かが呼んでいる気がするわね・・・」
セレナ「ソーサロードを祭った塔・・・ですからね・・・塔に呼ばれているのかもしれません。」
ユラ「へ?塔が呼ぶ?・・・塔は生き物じゃないぜ」
イオン「だから、そうじゃなくて・・・」
進むこと20分・・・その塔は現れた・・・
ユラ「たわ〜高い塔・・・」
一同「・・・」
レイ「どうやらこの塔、結界が施されているみたいですよ・・・ほら・・・」
バヂッ
確かに結界が張ってある
イオン「ええ〜!?ここまで来て入れないの〜〜!?」
セレナ「・・・ソーサロードしか入れないとか言うオチじゃないでしょうね?」
ジェーン「・・・とりあえず、やってみましょうか?」
パリンッ
ジェーンが結界に近づくとあっさりと結界は解かれてしまった・・・
ジェーン「・・・あっけないわね・・・」
レイ「どうもしっくりきませんねぇ・・・」
イオン「とりあえず、入ろう・・・」
タタタッ
ユラ「お、おい、イオン、トラップでもあったらどうするんだよ!!」
ジェーン「祭る場所に罠があるなんて考えにくいけどね・・・」
レイ「あははは・・・確かに・・・罰が当たりそうですね、そんなことしたら・・・」
・・・とりあえず罠は無い・・・一行は・・・塔の中を進む・・・
一方・・・ファイロはやっとパーンに到着した模様・・・
ファイロ「くそっ・・・発信機のみならず、盗聴器も仕掛けるべきだったか・・・いや、今のうちに・・・」
ノールの箱舟に盗聴器を仕掛けてみる・・・
ファイロ「・・・さて・・・どうするか・・・街に行ったのか・・・それとも後ろの森の中を進んだのか・・・」
バレオス「グルグルグル・・・」
ファイロ「・・・私の勘が告げている・・・ジェーンは森にあり!と・・・」
ビシッと指を指す・・・
と、言うわけでファイロもル=ガシャの森へ進む・・・
オー=ディルの塔内部・・・
ユラ「はぁ・・・はぁ・・・まだあるのか!?この塔・・・」
イオン「なんだかつまんない塔だよね・・・」
セレナ「・・・質素な造り・・・と言いましょうね?」
それは・・・塔というよりは・・・
ジェーン「螺旋階段よね?これ・・・」
レイ「ええ、まぁ・・・そうですよねぇ?」
螺旋階段を昇る事30分・・・遂に一行は屋上へとたどり着いたのだが・・・
イオン「わ〜〜、眺めが綺麗。」
セレナ「・・・イアペタス全土を一望できる場所ね、ここ・・・」
ジェーン「は、いいけど、肝心の真価・・・の手がかりが何も無いじゃないの!!」
コアアッ
一同「な・・・何だ!?」
と、その時・・・光が屋上を包む・・・
ジェーン「・・・この光・・・は!?」
その光が・・・真価の手がかりか何かなのか!?


続

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