バグデムの残した言葉に引っかかりを覚えたジェーンは封じられた墓標へと赴き、ジュールにソーサロードの
真価について聞き出す・・・そのころ、ファイロは何をしていたのかと言うと・・・
ファイロ「ぬおああ〜〜〜れぇ〜〜〜」
・・・とりあえずジェーンのスーパーセルによって吹き飛ばされていたのであった・・・
パンドラ
ズガシャンッ
ファイロ「ぐ・・・くく・・・おのれ、ジェーン・・・」
ケイン「・・・な・・・なにしやがんだ！このアマッ！人の上に降ってきやが・・・」
ファイロ、ケインの上に着地
※レアからイアペタスをまたいでパンドラまで飛ばすなんて・・・すさまじい風魔法だ！
ケイン「うげげげのげぇ！！」
ファイロ「・・・何だ？貴様か・・・」
ケイン「おのれ！いつだったかはよくも我がクラーケンを奪いやがったな・・・おかげで俺様に懐かなくなって
　しまったじゃねえか！！」
※つまり、ケインはクラーケンを酷く扱っていたようです・・・
ファイロ「・・・そんなことは知らん！！」
ケイン「あの恩を仇で返すような馬鹿烏賊はぁ・・・早速烏賊飯にして喰ってやったわ！」
※ヒデェ・・・ってかよくそんな量のご飯を用意できたな！？
ファイロ「・・・」
ケイン「だがしかぁし！！今回は一味違うぜ！！！新たなるしもべを用意しておいたの・・・」
スタスタスタ
ケインを無視して颯爽と去っていくファイロ
ケイン「ま・・・待ちやがれ！！てめぇ・・・」
ファイロ「私は急がしいんだ。これ以上邪魔立てするというのならば、公務執行妨害で貴様を逮捕する。」
ケイン「コームシッコーボーガイ！？はぁ？！何ワケの分からんことを！？」
ファイロ（ええい、これだから警察機構の無い世界はイヤになる・・・）
ファイロ「あ〜〜、つまりだ・・・邪魔立てするなら斃すと・・・」
ケイン「フン・・・この俺を誰だと思っている！？エンセラダス１の魔導師！ケイン・Ｓ・クリプトミリア様
　だぞ！」
ファイロ「そんなヤツは知らん」
ケイン「・・・おのれぇ！！とにかく、死ね！！イでよ！マンティコア！」
ズドベシャッ
蠍の尻尾に蝙蝠の羽を付けたライオンがケインを踏み潰す
ケイン「・・・」
ファイロ「・・・羽を持つライオン・・・フムフム・・・飛べる・・・んだよな？」
バッサバッサバッサッ
ケインを掴んで飛んでみせる
ファイロ「うむ、当分の間このマンティ・・・ス！？・・・を移動手段に使わせてもらおう。」
※マンティス・・・そりゃ蟷螂だ！
ケイン「おのえぇ！使い魔の分際で主人（マスター）を踏み潰すとは良い度胸・・・」
ドウッ
ケイン「ぐおあ！？」
一気に天高く舞いあがる
ケイン「ま・・・まさか・・・ここから落としたり・・・しませんよね？マンティコア様・・・」
※いきなり立場逆転しとるぞ・・・
・
・・
・・・
結局、ファイロに懐いたマンティコアはファイロと行動を共にすることに・・・
ファイロ「・・・バレオス・・・よし、これで行こう」
ケイン「は！？」
ファイロ「名前だ・・・」
ケイン「マンティコアの？！」
※バット（蝙蝠）レオ（獅子）スコーピオン（蠍）・・・だからバレオス・・・マンティコアにふさわしい名前
　とのこと・・・
ケイン「アハハハハ！！馬鹿じゃねえの！？使い魔に名前なんて・・・」
ズガシャアアッ
バレオスの強力な一撃・・・ケインは吹き飛んだ・・・
ケイン「す・・・すみません！！！バレオス様。どうか生命ばかりは・・・」
ファイロ「遊んでいる暇は無い・・・行くぞ・・・ジェーンが動き出した・・・」
発信機の信号を頼りにファイロも動き出す・・・
ケイン「お・・・おのれぇえええ！！！ジェーン、それにあのフザけた男！！！次に逢うときこそはキサマラを
　ぶっ斃す！！」
・・・身の程を知ってもらいましょう・・・


続