S.B.J.
FILE103 〜一夜明けます…〜



ジェーンのお仕事・・・その直後(?)に始まったバグデムとの戦い・・・全てを朽ち果てさせる無の輪に
対するは緑の不死鳥フェニックス・・・
バグデム「フハハハハ・・・無駄だ!その『無』の輪は全てを朽ち果てさせる・・・」
ユラ「朽ち果てる・・・フン、相手が悪かったな・・・」
ズバアアッ
無の輪を切り裂き、そのままバグデムへと襲い掛かる不死鳥フェニックス
バグデム「な・・・何ぃい!?」
ユラ「不死鳥フェニックスを朽ち果てさせるなんてムリな話なんだよっ」
ズガウッ
バグデム「うごおおああああ!?」
そのまま吹き飛ばされるバグデム
バグデム「ぐ・・・く・・・」
吹き飛ばされつつも体勢を立て直すバグデム・・・
ヒュンッ
そして、その背後に迫るジェーン
ジェーン「王手のフレアオブサン」
ドジュアアッ
巨大な炎の球をバグデムへ放つ
バグデム「ぬ・・・ぬああああああああ!!!」
ガカアアアッ
一同「くっ・・・何!?」
セレナ「すごい魔導波力だわ・・・」
光とともに掻き消される炎・・・
ファイロ「ヤバイ・・・気だな・・・おい」
ジェーン「・・・ええ・・・」
バグデム「・・・フフフフ・・・多勢に無勢・・・まとめて斃すにはまだ時間がかかるようだな・・・」
レイ「何を世迷言を・・・あなたは今この場所で死ぬのです・・・」
バグデム「ほざけ!ブラッディ・アイズの・・・いや、ソーサロードの真価はまだこんなものではないわ!」
ジェーン「何ですって?」
レイ(・・・確かに・・・ジェーンさんにファイロ、バグデムと・・・それなりに強い波動を持ってはいますが
 神王、魔王には遠い・・・)
ジェーン(あいつの・・・いえ、私たちの力はこれ以上に引き出せると言うの!?)
バグデム「と、言うわけだ・・・今回はここで退かせてもらおう・・・だが、次こそは・・・」
ファイロ「何が退かせてもらおうだ!貴様がでしゃばってくるおかげでこっちはジェーンを逮捕できないんだ!
 よって今ここで斃させてもらう!」
ギュンッ
バグデムのもとへひとっ飛び
一同(うわぁ・・・個人的な理由・・・)
バグデム「ふざけた理由で・・・バーニングブレード」
ゴウッ
炎を集めて刃を作る
ファイロ「プラズマカッター」
バチバチバチッ
電気エネルギーを集めて刃を作る
ファイロ「大人しく縛につけぇ!」
バグデム「なめるな!!ソーサロード!!」
ガギインッズガガガガッ
鍔迫り合いが始まる・・・
ジェーン「・・・今のうちに・・・逃げましょ・・・」
レイ「あ、そうですね・・・」
ジェーン「じゃ〜〜ね〜〜、警部ファイロ♪」
ファイロ「ぬなっ!?」
振り向くと、ジェーン達は遥か彼方に・・・
ファイロ「ま・・・待て・・・」
バグデム「あばよっ」
ヴオンッ
バグデムも逃走
ファイロ「ぬ・・・ぬぬぬぬ・・・二兎を追う者一兎も得ず・・・」
・
・・
・・・
一夜明けて・・・ダー=シャヘム
*「た、た、た、大変です!!店長!!」
*「どうした!?そんなに慌てて・・・」
*「地下室が・・・地下室がぁ!!」
*「金庫破りの馬鹿が現れたか!?」
*「いえ、真の隠し場所の宝石が全部・・・盗まれているんです」
*「何いぃ!?」
*「まさか・・・あの予告状・・・」
*「ぬ・・・ぬかったぁああああ!!!」
どうやら、大損害だった模様・・・
ファイロ「・・・くそっ・・・ジェーンめ・・・どこへ逃げやがった・・・あの艦にも戻っていないようだし
 ・・・」
*「店長が予告状を捨てるのがいけないんですよ!!きっと予告状にあったジェーンという怪盗が・・・」
ファイロ「ジェーン?」
*「馬鹿いえ、あんな謎めいた予告状、誰も相手にせんだろ。」
ファイロ「何を言っている。あいつは・・・」
一同「アンタ、誰だ!?」
ファイロ「・・・ジェーンを追っているものだ!!」
・・・何油売っているんでしょう・・・ファイロさん・・・


続

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