S.B.J.
FILE093 〜神の一族ソーサロードの末裔〜



ディオネで待っていたのは魔導波力研究家のセレナ・・・そんな彼女の言うにはジェーンはこの世界でかつて
滅びてしまったある種族の末裔ではないかと言う事だった
セレナ「あの場所へ行けば全てがはっきりする」
ユラ「なぁなぁ、そのあの場所って?」
マキシム「封じられた墓標・・・この島の南に位置する島、パンドラの北にある遺跡・・・というか何と言うか
 ・・・文献ではそこでその種族が滅びたとされている。」
ジェーン「・・・いいわ、だったらそこへ行ってやろうじゃないの!」
セレナ「では、早速行きましょう。」
と、言う事でノールの箱舟に乗るセレナ
マキシム「お土産忘れずにな〜〜」
セレナ「あなたもラルフを頼んだわよ〜〜」
ジェーン「・・・」
その近くでは・・・
ファイロ「見つけた!!」
レイ「フム。では・・・」
ファイロ「待て待て!!まずは追跡をしてだな・・・」
ヒュオッ
発信機をノールの箱舟に取り付ける
ファイロ「追うぞ!!」
レイ「はいはい・・・」
レイ(面白い展開になってきましたねぇ・・・)
ノールの箱舟の中では・・・
セレナ「へぇ・・・これは・・・科学で作られた艦ね・・・」
ジェーン「ええ、そのようね。」
セレナ「では、行きましょうか。」
パンドラ、封じられた墓標へと向かう
ユラ「そう言えば、その滅びた種族ってのは?」
セレナ「ソーサロード・・・神王、魔王の如き魔力を持っていた種族であったが、争いを好まず静かに暮らして
 いた種族であった・・・」
イオン「同族間の争いってのは!?」
セレナ「我々が神王、魔王に匹敵する魔力を持っているのに神王、魔王の下で過ごすのはおかしいのでは無いか
 という発想を持つ一派と穏やかに暮らそうという一派との衝突のことらしいです。」
ジェーン「ふ〜〜ん」
ファイロ「むぅ・・・どこへ行こうとしているのだ!?」
レイ(まさか封じられた墓標に!?・・・しかし、何の為に・・・)
パンドラ、フレ=スポー
ユラ「ここが墓標!?どうみても町なんだが・・・」
セレナ「町ですし。封じられた墓標でもありません。」
ユラ「おいおい!」
セレナ「封じられた墓標の中に入るにはここで許可を取らないといけないんですよ。」
ジェーン「ふ〜〜ん」
そのちょっと後ろでは
ファイロ「どうする!?あいつらは許可がなくてはいけない場所へ行くつもりだぞ!」
レイ「じゃ、無断侵入か、ボク達も許可をもらうかのどっちかですよ・・・」
ファイロ「ふむ、ならば、お前ひとっ走り行って来い」
レイ「えええ!?ボクがですか!?」
ファイロ「当たり前だ!私が行けばバレるだろうが」
レイ「・・・仕方ないですねぇ・・・」
・
・・
・・・
許可をもらって・・・いよいよ封じられた墓標へ・・・
オオオオォ〜〜〜〜ン
イオン「何!?ここ・・・恐い・・・」
ユラ「大丈夫か!?イオン、恐くなったらいつでもしがみついていいぞ」
ジェーン「・・・」
セレナ「・・・」
セレナ(あの2人、いつもああなんですか?)
ジェーン(ええ・・・まぁ・・・)
そして・・・たどり着いた最深部
セレナ「ここが・・・」
*「・・・サロー・・・の・・・」
ジェーン「え!?何!?」
ユラ「どうした!?ジェーン」
ジェーン「何か聞こえない?」
イオン「全然。」
*「ソーサロードの最後の子よ・・・よくここまで来た・・・」
ポウッ
中心部が光りだす
イオン「何!?これ・・・」
セレナ「かつてのソーサロードの長、ジュール・モリアートの残留思念!?」
ジュール「・・・そうだ・・・」
近くで待機している2人は・・・
ファイロ「あれは!?なんだ!?」
レイ「・・・」
ジェーン「教えて頂戴・・・本当に・・・私は・・・ソーサロードの末裔なの!?」
ジュール「・・・ああ、そうだ・・・」
ジュールの口から語られる真実・・・ジェーンはどう向き合うのか!?


続

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