S.B.J.
FILE089 〜東の国イアペタスへ行こう〜



王都・エンケラウ・・・の酒場
イオン「ねぇねぇ、今度は東のほうに行ってみようよ」
その発言が全ての始まりだった・・・
ジェーン「東?」
イオン「うんうん、この前は西の国ジェーナスに行ったから今度は東の国イアペタスに行こうよ」
ユラ「おし!決定!!」
ジェーン「ちょ、待ちなさいよ・・・」
ユラ「なぁ、ジェーン、イオンがこんなにも行きたがっているんだ、行かせてやるってモンが筋だろ?」
ジェーン「このシスコンがあああ!!!」
ドゴアアアアアアッ
つい魔法が出る
ユラ「のはああああ!!!!」
イオン「・・・た〜まや〜〜〜」
ドガンッ
落ちて来るユラ
ユラ「で、イアペタスのことなんだがな・・・」
ジェーン「・・・あ〜〜、分かった分かった。行けばいいんでしょ!行けば!!」
・
・・
・・・
と、言うわけで一行はノールの箱舟を使ってイアペタスを目指す・・・
そのころ・・・
ファイロ「むぅ〜〜〜・・・」
ダマスクス「すみませんねぇ・・・お役に立てなくて。」
アルエドの錬金術アルケミー研究所にいるファイロ
ファイロ「手掛りはなしか・・・」
シルビア「・・・結構有名になってきているから・・・王都へ行けば何かわかるかも・・・」
ファイロ「王都?」
レシア「王都、エンケラウ・・・ここからだと東のほうにある国で、ライリンハルト山脈を登らないと行けない
 場所です。」
ファイロ「王都ねぇ・・・」
ダマスクス「ライリンハルト山脈を登る場合はヴルムで登山許可証を貰う必要がありますよ。」
ファイロ「ほう?」
レシア「自殺の名所として有名ですからねぇ、あそこは・・・特にデッドレイクなんかがいい例です。」
ファイロ(やれやれ・・・何もかもがいきなりすぎるぞ・・・ジェーンのヤツ、こんな場所ですぐに適応した
 のか!?)
レシア「あ、これ、エンセラダスの地図ですけど、よろしかったらどうぞ?」
ファイロ「エンセラダス!?」
ダマスクス「ああ、この大陸・・・いや、地方の名前ですよ。」
ファイロ「ありがとう。では、私はこれで・・・」
レシア「気をつけてくださいね。」
シルビア「・・・ジェーンさんに逢えるといいですね・・・」
ファイロ「うむ・・・」
※ちなみにミーとバスコウェアーはちょいと外出中・・・(どうでもいい・・・)
アルエドを後にするファイロ・・・道は長い・・・
ファイロ「まずはヴルムで登山許可証を貰って・・・ライリンハルト山脈を登る・・・と・・・」
と、そこへ
*「ふはぁ〜〜〜〜〜っはっはっはっはっはっは!!!!!」
ファイロ「・・・」
あのケイン登場!
ケイン「我こそはエンセラダス1の究極の魔導師ことケイン・・・」
※またウソです・・・
無視して先に進むファイロ
ケイン「待て待て待て!!キサマ」
ファイロ「うるさい。」
ケイン「ぬなっ!キサマ!!エンセラダス1の我様がこうして出向いてやっているというのになんと言う態度
 だ!」
※さっき究極の魔導師って言ってなかったっけ?
ファイロ「あまりしつこいと逮捕するぞ」
ケイン「逮捕だぁ!?はぁ・・・俺はなぁ、窃盗もしてなければ殺人もしていない!!ただ単にキサマに挑戦
 しているだけだ!」
ファイロ「ほう、警官に挑戦とはいい度胸だ・・・それだけで犯罪に値する。」
ケイン「喰らえ!センディングウルフ」
ゴゴウッ
2つの炎のウルフヘッドを作り上げてファイロに飛ばす
ファイロ「これが魔法と言うものか・・・アクアマリンランス!」
ドドドドッ
水で出来た円錐がウルフヘッドを貫通し、消し去る
ケイン「うげげのげ!」
ファイロ「私は今、忙しいんだ・・・サンダーボルト」
THUNDER!!!
ケイン「ぎゃひぃ〜〜〜〜!?」
雷を落として去っていくファイロ
ケイン「う・・・ぐぐぐ・・・」
ファイロの旅は続く・・・


続

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