S.B.J.
FILE088 〜警部ファイロの捜査開始〜



敷島が開発したジェーン探知機の爆発に巻き込まれてエンセラダスへと召喚されたファイロ・・・
ファイロ「教えろ!私はジェーンを追うもの・・・ジェーンの情報を・・・!」
インセンディオ「ですから、まずは落ち着いてください。落ち着いて聞いてください。」
と、言うわけでインセンディオが知りうるジェーンの情報とこの世界についてを語る
・
・・
・・・
ファイロ「信じられんな・・・魔法の発達した世界などと・・・」
インセンディオ「お前もジェーンも・・・魔力波動は高い。科学が発達した世界だと言う事の方が私には
 信じられんよ」
ファイロ「と、言う事は・・・私にも魔法とやらが使える・・・そういうことだな・・・」
インセンディオ「まぁ、そういうことになりますな。」
ファイロ「・・・なるほど。」
インセンディオ「そして、ジェーンの足取りですが、不明です。」
ファイロ「・・・くっ・・・」
インセンディオ「まずは情報収集をすることをオススメしますよ。」
ファイロ「分かってる。刑事の基本だ。」
インセンディオ「????・・・ケイジ・・・?」
ファイロ「情報収集の場所はどこか無いのか?」
インセンディオ「ジェーンにも教えた場所ですが・・・そこは・・・」
・
・・
・・・
グレオの町に足を運ぶファイロ
ファイロ「ゲームの世界でしかこんな場所は存在しないと思っていたが・・・」
※ゲームするんだ・・・
酒場に入るファイロ
マスター「いらっしゃい。旦那、見かけない顔だけど・・・」
ファイロ「・・・」
*「くそっ!!」
*「おのれぇ!!」
ファイロ「・・・」
愚痴愚痴言っている人たちを見るファイロ
マスター「ああ、あの人・・・酒びたりなんだよね・・・全く、グレオ1の窃盗団だかなんだか知らないけど
 ジェーンとか言う怪盗に出し抜かれたのがよっぽど悔しかったんだねぇ・・・」
ファイロ「何!?ジェーンだと!?」
※過剰に反応しすぎです・・・
マスター「お、お客さん、落ち着いて・・・」
ファイロ「そのジェーンについて詳しく聞きたいのだが・・・」
マスター「いや、詳しくって・・・よくは知らないんだよ・・・風のように現われて、風のように去っていった
 怪盗だからな・・・」
ファイロ「盗まれたものは何だ!?」
マスター「盗賊殺しで有名なグレオ古物商の目玉、デモンブラッドというルビーですよ。」
ファイロ「盗賊殺し!?」
マスター「ええ、何でも魔法を使った警備装置が目玉で誰1人そこから盗みを成功させた人物が居ないって事
 で有名だったらしいです。」
ファイロ「ジェーンが挑戦しそうな物件だな・・・」
ファイロ(しかし、この世界に警察機構が無いとはな・・・これじゃあ犯罪が増えるだけでは無いか!!・・・
 そう言った事は賞金稼ぎなどが行っていると聞いたが・・・)
ファイロ「有力な情報はなし・・・か・・・」
マスター「ん?何か!?」
ファイロ「あ、いや、なんでもない・・・邪魔したな・・・」
そう言ってファイロは去っていく
マスター「ちっ・・・冷やかしかい・・・グレオ窃盗団にも困ってるがあんなやつも困るねぇ・・・」
※グレオ盗賊団は酒場に居座っていて愚痴愚痴している上にツケで閉店だろうがなんだろうが飲んでいる
 という3つの点で迷惑なのである。
ファイロ「しかし、この世界のどこかにいることは間違いない!!待っていろジェ〜〜〜〜〜〜ン!!!お前は
 必ず逮捕してみせるぅう!!!!!」
・
・・
・・・
そのころのジェーン
ジェーン「・・・今、警部の声が聞こえた気がするけど・・・まさかね・・・あはは・・・」
イオン「どうしたんですか?」
ジェーン「え?いや、なんでもないよ・・・さ、行きましょ・・・」
果たして・・・ファイロはこの世界でジェーンを逮捕することができるのだろうか!?


続

前の話へ 戻る 次の話へ