S.B.J.
FILE087 〜召喚された警部ファイロ



日本で開発された対ジェーン専用のマシン、ジェーン探知機・・・ところがジェーンを検索中に機械が暴走
を始め・・・
牧志「ゲホ・・・ゴホ・・・」
ジェーン探知機、大爆発
牧志「警部・・・大丈夫ですか・・・」
辺りを見渡すと、そこにファイロの姿は無い・・・
牧志「ファイロ・・・警部!?」
と、そこへ・・・
どかどかどか
警官「やりましたよ!!博士!これは最高の発明・・・」
警官「あれ?どうしたんですか!?この機械の有り様!?」
警官「ファイロ警部はどちらに!?」
牧志「ファイロ警部なら一目散にジェーンを追いに行ったぞ・・・」
牧志(マシンの爆発に巻き込まれて死亡だなんて言えないよ・・・)
警官「ああ、そうなんですか・・・」
警官「じゃあ、なんでジェーン探知機は壊れたんですか?」
牧志「そ、それはなぁ・・・」
警官「それは!?」
牧志「・・・」
警官「・・・」
必死で何か理由を考える敷島
牧志「・・・変装・・・そう変装!!」
警官「変装!?」
牧志「ああ、どうやらジェーンは今変装かなんかして警官をやり過ごしていたりしたのだろうな・・・その
 おかげでマシンが別人と判断してしまいオーバーロードを巻き起こしたんだ」
警官「は・・・はぁ・・・」
牧志(うむうむ。我ながらいい出任せだぞ!)
※おいおい・・・
牧志「さ、みなさんもファイロ警部を追ってだな・・・」
警官「どちらに?」
牧志「へ!?・・・あ、それはだな・・・あ〜〜〜、実は結果を見たのはファイロ警部だけなんだ・・・私も
 見ようとした矢先に爆発が起こって・・・」
牧志(おお!!俺ってばウソの才能あるな・・・)
※おいおい・・・ウソの才能って・・・アンタ警察だろうが!
警官「は・・・はぁ・・・」
警官「ま、しかし、警部のことだからすぐに連絡あるさ・・・」
警官「ああ、そうですね・・・」
警官「では、我々は戻りますが、博士、ジェーン探知機2の開発、待っていますよ。頑張ってくださいね」
牧志「お、おう、任せとけ!!」
ゾロゾロ・・・
そして警官隊は帰っていく
牧志「・・・ふぅ・・・」
台風一過・・・とはこのことなり。
ところで・・・警部はどこへ行ったかと言うと・・・
・
・・
・・・
ファイロ「う〜〜む・・・こ・・・ここは!?」
鬱蒼と茂る森の中・・・
ファイロ「何だ!?ここは!?」
そこは・・・ジェーンが始めて召喚された場所・・・そう、ガンプの森
ファイロ「どこだ!?ここは!?日本じゃないのか!?」
*「やれやれ・・・また迷い人か・・・」
ファイロ「な・・・」
振り向くと、そこには・・・炎を纏った青年・・・つまりインセンディオが立っていた
ファイロ「しょ、焼身自殺!?」
インセンディオ「????」
ファイロ「まて早まるな!!焼身自殺というのは最も痛い死に方なんだぞ・・・」
インセンディオ「・・・困ったな・・・これでは話が進まん・・・」
ファイロ「と、言うかこんな森の中で焼身自殺なんかしたら一気に大火災になってしまう・・・お前はそれで
 いいのか!?」
インセンディオ「・・・森を燃やさぬよう、このように宙に浮いているではないか・・・」
ファイロ「ぬなあああ!?なななぁあああ!?」
慌てふためくファイロ
ファイロ「待て待て・・・何だか頭がこんがらがってきた・・・ええい、一体・・・なんだってんだ!?夢か」
ピクッ
何かに気がつくインセンディオ
インセンディオ「・・・この者の魔力・・・前にここに現われた女と同じ・・・お前の世界に魔法が開花
 したのならば、さぞかし優秀な魔導師が誕生した事だろうな・・・あの女・・・名前はジェーンと言ったか
 ・・・」
ファイロ「何!?今なんて!?ジェーンと言ったのか!?」
インセンディオに攻め寄るファイロ
インセンディオ「お、落ち着きなさい。」
召喚されたファイロ・・・この先どうなるのか!?


続

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