S.B.J.
FILE084 〜虚無から創造へ〜



コンカーヴォとの決戦は続く・・・激しい死合の果て、イオンとユラの合体技が炸裂!コンカーヴォは爆発に
巻き込まれるのであった・・・
ユラ「コレでも斃せないとか・・・そんな・・・」
レイ「・・・こともあるみたいですね・・・」
爆煙が晴れ、コンカーヴォが現われる
イオン「そんな・・・」
コンカーヴォ「ぬ・・・ぬうううう・・・」
レイ「しかし、相当のダメージを負っているようですね・・・」
ジェーン「あと一押し・・・ってこと!?」
コンカーヴォ「殺す!!殺してやるぞ!この世界の住人どもよ!!」
ドゴアアアアッ
虚無の気が飛び交い・・・アブディル火山が削られていく
ユラ「ぐ・・・くうう・・・」
一方・・・アブディル火山管理局では・・・
*「この・・・地響き・・・普通じゃないぞ・・・」
*「一体・・・死の山で何が起こっているというのだ!?」
*「なぁ・・・何か・・・いないか!?」
*「冗談はやめてくれ・・・死の山だぞ!!」
※どんな理由ですか!?
*「なぁ・・・アブディル火山・・・低くなってない!?」
*「バカ言うな!!アブディル火山はその性質上高くなることはあっても低くなる事はありえないだろ!」
※つまり、プレート同士の衝突によって出来た火山ということである。
話は戻り・・・
コンカーヴォ「殺す!殺す!殺す!!全てを虚無へ!!死に晒せぇええ!!!」
ジェーン「ブチ切れちゃってるみたいよ・・・」
ユラ「ちい・・・イオン、さっきの・・・」
イオン「うん、もう一度、やる?」
コンカーヴォ「消え去れぇええ!!!」
ドドドドドドドドドドドッ
虚無の刃の嵐
イオン「この状況じゃあ攻撃の隙が無いよぉ・・・」
ジェーン「じゃあ、つくればいいのね!?」
イオン「ジェーンさん!?」
ジェーン「レイ、行くわよ」
レイ「ええええ!?ボクがですかぁ!?」
ジェーン「当たり前でしょうが!!」
レイ「仕方ありませんねぇ・・・」
ギュンッ
一気に天空へ舞い上がる
コンカーヴォ「逃がさん!!!」
グオッ
コンカーヴォも後を追う
ジェーン、レイ「フレアオブインフィニティ」
キュドゴガガガガガガガガガッ
メビウスの波動に莫大な熱量を上乗せして解き放つ
コンカーヴォ「ぬおあああああ!!!」
ドドドドドドッ
虚無の刃で応戦
イオン「翠の墓標ヴァーダント・グレイヴ」
ポウッ
ラグレストに緑色の輝き・・・
ユラ「これで最後だっ!!翠の鳳凰舞ヴァーダント・フェニックス」
グオンッ
天空目掛けて登る緑色の不死鳥フェニックス
コンカーヴォ「ぬあああ!!刃有漏はうろ捌獸死天衝はちじゅうしてんしょう!!」
ゴドアアアッ
虚無のオーラを纏った闇の不死鳥フェニックスが舞い降りる
レイ「また・・・同じような技!?」
ユラ、コンカーヴォ「ぬおあああああ!!」
ズバウッ
コンカーヴォ「ぐ・・・ぬああああ!?」
虚無が掻き消され、コンカーヴォが一刀両断される
コンカーヴォ「ば・・・バカ・・・なああ!我は・・・神・・・なり・・・」
ユラ「神だろうがなんだろうが・・・関係無いっ」
カアアアッ
BOOOOOOOOOMB!!!
一同「くうううっ」
そして巻き起こる爆発
・
・・
・・・
しばらくの後、一行はアブディル火山跡に居た・・・
イオン「死の山・・・無くなっちゃったね・・・」
コンカーヴォの最期、その爆発の衝撃で死の山が跡形もなく吹き飛んでしまったのだ・・・
*「・・・一体・・・何が!?・・・死の山で何があったんだ!?」
マグマの蓋のような役割をしていた死の山がなくなったことによっていっきに噴火・・・しそうになったところ
をジェーンが氷の魔法で冷却。何とか事なきを得たのである・・・
ジェーン「・・・終わった・・・よ・・・」
レイ「ええ、これで今回の仕事はおしまいです。」
サラント世界の破壊は免れたのだ・・・


END

前の話へ 戻る 次の話へ