S.B.J.
FILE074 〜降り立つ四聖神〜



四闇神がどこにいるのかを一応神王、魔王に聞きに行ったレイ・・・一方この世界に四闇神が侵攻していると
言う情報を察知した四聖神もまた、サラントを目指すのであった・・・
鍛冶の都市、ルオグラン
イオン「鍛冶の都市ルオグラン・・・鍛冶の都市って言うよりは・・・」
ジェーン「ええ、艦やら兵器から一般家電製品まで全ての製造工場みたいな感じね・・・」
イオン「まるでA.E.アナハイム・エレクトロニクスだよ。」
※アナハイム・エレクトロニクス、MS、宇宙戦艦から一般家電製品の製造、量産を行っている会社。
レイ「やっほ〜〜、みなさん」
ユラ「うおう!レイ!?」
いきなり登場じゃじゃじゃじゃ〜〜ん!
ジェーン「で、どうだった!?」
レイ「あははは・・・ダメでしたよ・・・アーウェルンクス様もカエレスティス様も四闇神がどこにいるのかを
 察知することは出来なかったみたいです。」
※西の国に居るってことは空間の歪みや力の歪み具合かわ分かったとしても、正確な位置までは分からない
 とのこと。
ラグレスト「・・・やはりそうか・・・」
イオン「やはりそうか・・・って!?」
ラグレスト「いや、我らの世界に侵攻してきたときも、やはりやつらがどこにいるか我らが主が把握することが
 出来なかった・・・結局『破壊』のおきた場所へ出向くという後手を取らざるを得ない形となり・・・敗北
 した・・・」
*「なるほど・・・それは・・・」
ユラ「なっまた・・・新手の・・・」
イオン「上!上上!」
レイ「なっ・・・あれ・・・は!?」
上空にたたずむ4つの影・・・
ユラ「きやがったか!四闇神!」
イオン「ちょ、お兄ちゃん、四闇神は2人斃したんだから、2人じゃなきゃいけないはずだよ・・・」
*「その通り。我らは四闇神に非ず」
ジェーン「じゃあ・・・何?!」
*「おい、見ろ、人が浮いているぞ・・・」
*「馬鹿な・・・光っているんだぞ、あれは人じゃねぇ・・・」
*「そうか!?うちのジジィもたまに頭が光るんだがな・・・」
*「そりゃハゲてっからだろうが!!」
ジェーン「・・・とりあえず、場所移動しない!?」
*「うむ、同感だ・・・」
・
・・
・・・
ルオグランを離れ、トリニシャの大地と呼ばれる場所へ移動・・・
レイ「トリニシャの大地・・・その昔、トリニシャ・スゥオールという人物がここで大規模な爆破実験を起こし
 不毛の土地となった場所だそうですよ・・・」
イオン「怖〜〜い」
ユラ「コラ!レイ、有害物質とかあったりしないだろうな!?」
レイ「あははは・・・」
ジェーン「で・・・あなたがたは?」
*「うむ。我らもポルツから来た神。四闇神を討つべき存在。四聖神と呼ばれている。」
イオン「つまり、この世界でいう四神貴族ってことね。」
レイ「まぁ、そうなりますね・・・」
*「紹介がまだだったな・・・我は希望のスペラーレ、そして、後ろに居るのが左から創造のアボード、再生の
 リナシタ、安寧のペスカ・・・」
ラグレスト「四闇神を討つ存在だと言ったな・・・スペラーレ」
スペラーレ「無論だ・・・」
ラグレスト「では何故我が世界が破壊されたのだ!?お前たちが討つべきではなかったのか!?」
アボード「・・・それは・・・」
リナシタ「我々も・・・主を失い、指揮系統が混乱したのだ・・・その隙をつき、四闇神はポルツを去った・・・
 新たなる餌食を求めてな・・・」
ラグレスト「なるほどな・・・その結果がこれというわけか・・・」
ペスカ「確かに我々の罪だ!だが・・・」
スペラーレ「どうしろと言うのだ・・・主を失い、悲しみに暮れる暇も無く・・・」
ラグレスト「黙れ!悲しみに暮れているのはお前たちだけではないわ!」
ユラ「ラグレスト!?」
ガタガタとラグレストがゆれる
ジェーン「相当怒っているみたいねぇ・・・」
怒りをぶつけるラグレスト・・・


続

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