S.B.J.
FILE073 〜戸惑う四闇神!〜



ロヴィナを死闘の末、辛くも斃したユラ・・・四闇神も残り半分だ・・・
ジェーナス某所
アンゴシア「これは驚きました・・・まさかアニエントに続いてロヴィナまで斃されるとは・・・」
ディスパラレ「・・・最初に会った魔族が言っていたな・・・『この世界には神を凌駕する存在が時たま出現
 する・・・』と・・・」
アンゴシア「ディスパラレ・・・あなたこの世界の住人に恐れをなしたのですか!?」
ディスパラレ「馬鹿馬鹿しい・・・」
アンゴシア「ならば良いのですが・・・」
ディスパラレ「・・・我は今すぐ主に逢ってくる・・・この世界を確実に破壊しなくてはならない・・・早急に
 な・・・」
アンゴシア「・・・分かりました。」
ディスパラレ「留守は任せる・・・死に急ぐまねはしるなよ?」
アンゴシア「はっ・・・」
キュオンッ
そしてディスパラレは消える
アンゴシア「・・・」
・
・・
・・・
ジェーナス、フェイル平原
ユラ「しかし・・・アレだな・・・今四闇神に襲ってこられたらもう後が無いぞ・・・」
レイ「いえ、その心配はないでしょう?」
ユラ「ああ?何でだ!?」
レイ「四闇神は・・・アニエント、ロヴィナと立て続けに2人も仲間を失いました・・・これは彼らにとって
 予想外の出来事でしょう・・・」
イオン「そっか・・・今すぐにこっちにやってきても逆に斃されてしまうかもしれない・・・ってことだよね」
レイ「ええ、その通りです。」
ジェーン「ま、最もこっちは今すぐにでも乗り込んで生きたい気分なんだけどね・・・」
イオン「ダメだよ!せめてお兄ちゃんの手当てが終わってから・・・」
ユラ「あ〜〜、治療は移動しながらでも出来るんだろ?だったら、このまま・・・」
ジェーン「・・・でも、肝心の居場所が分からないんだよね・・・」
一同「・・・」
ユラ「なぁ、レイ、なんとか分からない?」
レイ「そんなこと言われましてもですね・・・」
ユラ「アーウェルンクスとかカエレスティスは把握していないの?」
レイ「うむむむ・・・分かりました。一度聞いてみます」
ふおっ
といきなり宙を舞う
レイ「では、そこで待って・・・いえ、先に進んでいてください。」
ジェーン「へ?!いいの?」
レイ「ええ、ジェーンさんほどの魔力を持った存在はこの国には無いのですぐ追いつけます」
フッ
そういい残しレイは消える・・・
イオン「そっか目立つ目印があるんだね」
ジェーン「何気に酷いこと言われたような・・・」
ユラ「そうか?褒め言葉じゃないの?」
ジェーン「・・・」
イオン「で、どこに行こうか?」
ユラ「せっかく来たんだから観光しようぜ!観光・・・」
イオン「あ、賛成。もう1回ガルヴェーに行きたい。」
ジェーン「また酒ですかい!?」
・
・・
・・・
そのころ・・・
*「・・・四闇神は現在サラントに侵攻中とのことです・・・」
*「ふむ。」
*「そして、アニエント、ロヴィナが既に斃されたとの情報もあります」
*「何!?それは本当か!?」
*「はい、真実です・・・」
*「歳実神、コンパット様がやつらに滅ぼされ、そしてその隙をつかれ、やつらはポルツから忽然と姿を消した
 ・・・」
*「・・・その後我々が捕捉したやつらの足取りによると・・・いくつもの世界が破壊されてしまった・・・」
*「これは我々の罪でもある・・・」
*「しかし・・・我々ですら梃子摺った四闇神を斃すとは一体・・・どれほどの力の持ち主なのでしょう・・・」
*「・・・逢いに行きますか?」
*「ええ、逢いに行きますとも・・・我々四聖神でなくては四闇神も歳虚神も完全に滅ぼすことが出来ません
 からね・・・」
*「では・・・サラントへ・・・」
一同「ああ・・・」
ヴオンッ
そしてこの4人もサラントへと向かう・・・果たして・・・四聖神とは一体どんな存在なのであろうか!?


続

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