S.B.J.
FILE070 〜破滅を呼ぶもの〜



ジェーナス某所
ロヴィナ「やつらが来たようですね・・・」
アンゴシア「自ら我らがもとに来るとは、有難い・・・死んでもらうか・・・」
ロヴィナ「それはともかく、まだ我らが主はお目見えなさらぬのか?」
ディスパラレ「ああ・・・。我らが主も忙しいからな・・・大方前に侵攻した世界を完全に破壊しつくしている
 のであろう・・・」
アンゴシア「完全に・・・破壊・・・」
ロヴィナ「そうだ!世界を破壊し、二度と生物が発生しないようにする!それこそが我らが楽しみでは無いか!」
ディスパラレ「ロヴィナ・・・アニエントを滅ぼしたものに挨拶に行って来い」
ロヴィナ「はっ、仰せの通りに・・・」
ヴオンッ
ロヴィナはそう言ってその場を後にする
一方・・・
ジェーン「醸造都市ガルヴェー・・・」
ユラ「おええ・・・酔いそう・・・どこからともなく酒の匂いがするんだが・・・」
イオン「わぁあああ、見てみて、ワインだよ!ワイン!!」
ジェーン「って、私たちは四闇神を追ってここに来たんだよね?」
レイ「まぁ、そうですよね・・・」
※ワインの匂いにつれられてイオンがガルヴェーに行こうと言いだしたのだ・・・
ジェーン「イオン、いい?こんな人気の多いところで四闇神なんかに出会ったら被害が半端じゃなくなるのよ!
 分かってる?」
イオン「うん!?何?」
ごくごくとジュースを飲んでいるかのようにワインを飲みながら話すイオン
ユラ「ワインって結構高いんだなぁ・・・」
ジェーン「って何で買っているの!?」
ユラ「イオンが欲しいって言うんだから仕方ないだろ。」
ジェーン「仕方ないわけない!!」
レイ「む!?」
ジェーン「どうし・・・」
ただならぬ気配・・・そして・・・
*「やれやれ・・・アニエントがこのようなふざけた輩に滅ぼされたとは信じられんな・・・」
ロヴィナ登場!
*「何?あれ!?宙を浮いているわよ」
*「まさか・・・どうせ硬質ガラスを敷いてその上に立っているんだろ?」
白幹児パイカルですか!?
*「馬鹿!どこにガラスを敷く場所があるんだよ!!」
ジェーン「ヤバイ・・・こんなところで・・・」
ロヴィナ「破滅の噛牙ごうがよ!」
グオンッ
空間を歪めて大鎌を取り出す
レイ「やれやれ、仕方ありません、今回はここの人たちの命よりも世界の存亡が優先です。」
ジェーン「そんなアッサリと・・・」
レイ「まぁ、文句があるならここに行きたいと言ったイオンにでも言ってください」
イオン「ふええ・・・」
ジェーン「えええい、デヴァインウィンド」
ドワオッ
ロヴィナ「ぬ・・・おおお?」
神が巻き起こしたかのような風の刃を放ってロヴィナを吹き飛ばす
レイ「ジェーンさん?」
ジェーン「必要以上の殺人、無関係な殺人なんて私の怪盗としてのプライドが許さないのよ!!さ、ロヴィナを
 追うわよ!」
ユラ「お、おう・・・」
と、言うわけで・・・ロヴィナをすっ飛ばした場所へと行く・・・
レイ「フェイル平原・・・ジェーナス名所100選にも選ばれた観光名所・・・」
イオン「ここなら人的被害が無くていいね」
※いや、観光名所だからこそ人が多いのでは!?
ロヴィナ「・・・何を無駄な心配をしている・・・そんなことしなくとも我らが全て滅ぼすのみ!」
ジェーン「じゃあ、やってみましょうか・・・」
ロヴィナ「フン、滅闇襲鬼刃めつあんしゅうきじん」
ドッ
破滅のオーラを刃に纏わせ一閃を放つ
ユラ「フェイタル・ブロウ」
ゴガッ
剣閃で相殺!
ロヴィナ「ぬ!?」
ユラ「残念だがもはやお前らの特別な力は通用しないぜ」
ロヴィナ「・・・神の力か・・・よかろう・・・ならば貴様の神の力と我が神の力・・・どちらがより強力で
 あるか思い知らせてやろう!」
ドゴゴゴゴゴゴゴゴッ
ロヴィナの邪気が増す・・・
ラグレスト「いきますよ・・・ユラ」
ユラ「来いっ!ロヴィナ!!」
かくして戦いの火蓋は切って落とされた!


続

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