＊「・・・今までは全て失敗に終わったが・・・」
＊「ああ、だが、今回は違う・・・強力な助っ人が現れた・・・」
＊「助っ人・・・ねぇ・・・」
＊「今こそ我らの力を！見せるべき！！」
・
・・
・・・
さてさて、ファイロの追跡がしつこいので一旦エンセラダスへやってきているんですが・・・
ジェーン「はぁ〜〜、本当にしつこいわねぇ・・・ストーカーで訴えようかしら？」
イオン「え？ジェーンさんストーキングされているんですか！？」
ジェーン「いやいや、えっと、例えよ！例え！！」
で、今現在どこにいるのかと言うと・・・ラスカット付近をブラブラしています・・・
ドゴオンッ
ユラ「何だ！？」
イオン「爆音！？」
＊「ちい、逃したか・・・」
＊「だがな・・・」
＊「やれやれ・・・」
ジェーン「この声・・・」
ユラ「行くぞ！！」
ダダッ
イオン「あ、お兄ちゃん、声のした方はこっちだよ！」
まったくの逆方向へ走るユラ・・・
ジェーン「おいおい・・・」
駆けつけてみると・・・
ジェーン「やっぱり、レイ」
レイ「おやおや、ジェーンさん・・・」
＊「仲間・・・！？」
＊「フン、たかが人間・・・殺しちまえ！」
ドッ
襲い来る２人
ジェーン「あら、たかが人間かどうか・・・よく見なさい・・・バーニングブレード」
ボウアッ
ユラ「モータル・ブロウ」
ズバスッ
炎の斬撃と十文字斬りが炸裂
＊「ごはああ！？」
＊「な・・・何いぃい！？」
＊「くっ・・・ここは退却です・・・」
＊「分かっている・・・」
シュオンッ
そして・・退却・・・
イオン「展開速っ・・・」
ジェーン「で、何？アレ？レイ・・・どうみても魔族（アンタの仲間）みたいだったけど・・・」
レイ「いやぁ・・・まぁ、いろいろありまして・・・」
ジェーン「詳しく聞きたいものね、そのいろいろってヤツ・・・」
レイ「あ〜〜、もう、分かりましたよ。話せばいいんでしょう？」
イオン「で、何があったの？」
レイ「ええと、アーウェルンクス様とカエレスティス様、つまり、神と魔が協定を結んだってことは前にも
　お話ししましたよね？」
ジェーン「ええ、そうね。」
ユラ「それが？」
レイ「まぁ、協定を結んだといっても、当然それに疑問を抱くものとか、反感を持つものとかがいるわけですよ」
ジェーン「ははぁ。なるほど」
ユラ「え？どういうこと！？よく分からんぞ」
イオン「だからぁ、神と魔の協定を破棄してまた争いたいって・・・あれ！？」
ユラ「今度は何？」
イオン「だったらなんでレイを襲うの！？」
レイ「まぁ、ボクは神と魔の協定の証みたいなものですからねぇ、ボクがいなくなれば協定は破棄されたも同じ
　ですし・・・」
ユラ「へぇ・・・でも何で？」
レイ「・・・アーウェルンクス様とカエレスティス様とが協定を結んだ際に２人で創り上げたのがボクです。」
イオン「へぇ・・・ってことはアーウェルンクスとカエレスティスはレイの両親ってわけなんだ」
レイ「・・・まぁ、人間の考えで言いますとそうなりますねぇ・・・」
ユラ「ふ〜〜ん」
レイ「まぁ、こんなことは今までもあったんですが、今回はちょっと違うんですよね・・・」
ジェーン「へ？何が？」
レイ「今まではしつこくなかったとでも言いましょうか・・・ボクとの力の差を前におとなしく退いてくれた
　んですが・・・今回は違っています・・・」
ユラ「死を恐れぬ精神ってことだな」
ジェーン「いや、多分違うから・・・」
イオン「何か強力な後ろ盾が出来たってこと？」
レイ「まぁ・・・そうでしょうねぇ・・・」
ジェーン「おもしろそう！！レイ！その後ろ盾とか一味を撃破するわよ！！暇だし！」
レイ「はぁ・・・暇つぶしですか！？」
ジェーン「ま、そういうことにもなるわねぇ。」
ユラ「うん、確かに面白そうだな・・・」
暇つぶしで神と魔のイザコザに首をつっこむジェーン一行・・・大丈夫なのか！？


続