S.B.J.
FILE060 〜穏やかな老後?〜



フェールへ戻った一行だったが、すでにシルビアとダマスクスはアルエドへ帰っていた・・・仕方が無いので
ミーはバスコウェアーを引き連れてアルエドへと向かったのであった・・・
ミー「ダマスクス!!!覚えておきなさいっ!!」
※ダマスクスは多分何も悪くありません・・・強いて言うならばバスコウェアーの存在を黙っていたことで
 しょうか?
バスコウェアー「まぁまぁ、落ち着いて・・・」
・
・・
・・・
ジェーン「さて、マルスに行くんだっけ?」
ユラ「そうそうそう。早いとこダーナをね・・・」
ってなワケでマルスへと急ぐ一行・・・
ユラ「ルイノはいる・・・」
デュラク「ほほう、お前さん方は・・・」
ジェーン「デュラク!?何でここに!?」
ユラ「誰!?」
一同「お前はあああ!!!」
デュラク「ほっほっほ、決まっておろう、かつて血の涙ブラッディ・ティアーで兵器開発に従事していた
 儂の腕を買われたんじゃよ」
イオン「・・・穏やかな老後はどうなったの?」
デュラク「ほっほっほ、儂にとって兵器開発こそ穏やかな老後!!」
一同「・・・」
ユラ「で、ルイノはいるの!?」
デュラク「おう、残念だな小僧、ルイノは今居ない。ちぃっとばかし前に天に召されてのう・・・」
ジェーン「そん・・・」
ドダドダドダッ
走ってくる人物・・・そして
ドゴンッ
デュラク「ごはああっ!?」
鍛冶用のハンマーが頭に直撃・・・
ルイノ「誰が死亡したんだぁあああ!!!」
※鍛冶用だろうが何だろうがハンマーで殴られりゃ死にます。
ルイノ「で、何だ?お前ら?」
ユラ「ちょっとダーナにヒビが入っちまってな、サクっと直してほしいんだわ」
ルイノ「断る!」
ユラ「なっ・・・断るって・・・そんなんじゃあこの先どうやってイオンを守っていけばいいんだよ!!」
ジェーン「・・・」
デュラク「だったら儂が直して・・・」
ユラ「断る!」
デュラク「こ、断るだと!?・・・じゃったら、この先儂はどうやって兵器開発をすればいいんじゃ!?」
ジェーン「同じようなパターンを2度やるなああああ!!!」
ルイノ「とにかく、俺は直さん、どうしても直してほしいんだったら・・・」
ユラ「上等だ!お前を斃して直させて・・・」
ジャキンッ
刀を抜く
ルイノ「まてまてまて・・・」
ジェーン「あのね、ユラ・・・デュラクに頼みなさいってことを言いたいのよ、ルイノは・・・」
ユラ「あ、そうなの?」
デュラク「儂に任せておけ!一世一代のとびっきりのヤツに仕立ててみせるぞ!!フォフォフォ!!」
ユラ「・・・すさまじく不安だが・・・ルイノがダメってんなら・・・仕方ないかなぁ・・・」
と、言うことでデュラクにダーナを渡すユラ
デュラク「ほうほう、ヒビ割れか・・・うむ、ただ直すってのも面白くないのう・・・」
ユラ「爺さん!余計なことすると穏やかな老後がしめやか葬式に変わるからな!!」
イオン「お・・・兄ちゃん!?」
ジェーン「素でなんてこと言うのよ!!」
・
・・
・・・
そして・・・数日後・・・
ユラ「爺さん・・・まだなのか!?」
デュラク「フォフォフォ!出来たぞ!!」
ユラ「おおお!!」
デュラク「新たなるダーナ・・・前の5倍はパワーアップしたダーナ・・・名づけてペタ・ダーナ」
じゃじゃ〜〜〜んと・・・取り出したるは・・・前とさほど変わらないダーナ
ユラ「・・・ペタジーニ!?」
一同「言ってない言ってない!!」
ジェーン「ってかみかけは変わってないんだけど・・・」
デュラク「ふぉふぉふぉ、当たり前じゃろう、見た目など何の意味も持たん、肝心なのは中身よ!」
ユラ「おう、爺さん、たまにはいいこと言うじゃねぇか・・・義妹だとかそんなの関係ない!肝心なのは想い!」
ジェーン「はいはい、危険は発言はやめようね・・・」
と、言うことでダーナをパワーアップ(?)させてもらったユラ・・・旅はまだ続くのだ・・・


END

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