S.B.J.
FILE058 〜激闘の刃再び!〜



四魔貴族フォア・イビル四神貴族フォア・ロード、ジェーンの手によってデスロゴスの力はあらかた
滅びた・・・しかし、リーサルの中にまだ残っている・・・執念のなせる業か・・・
リーサル「ユラ・・・ユラ!!貴様を殺すぅうううううう!!!」
ミー「すごい執念だわ」
バスコウェアー「ええ、まるでボクのミーさんに対する想いみたいです」
ミー「・・・死にたい?」
バスコウェアー「ハハハ・・・何言っているんですか?」
ユラ「おし、ここから先は俺の仕事だな・・・」
ジェーン「待って」
ユラ「何?」
ジェーン「ダーナそれじゃあ闘えないでしょ?」
イオン「そういえばヒビ入ったんだっけ?」
ユラ「・・・しまった!!」
ジェーン「偉大なる十字剣グランドクロスで・・・」
レイ「まぁ、場合が場合ですし、使ってもいいんじゃないですかねぇ?」
*「・・・いいだろう・・・だが、必ずや返せよ・・・」
バスコウェアー「砕け散っても?」
*「そんなことは有り得ん」
パスッ
偉大なる十字剣グランドクロスを手に取り
ユラ「リーサル、そろそろ因縁も終わりにしてやる!」
リーサル「フン・・・そうだな・・・貴様の生命と引き換えにこの因縁を終わらせる!!」
ドゴウッ
両者、一気に間合いを詰めて組み合う
ユラ「ちいっ・・・この力・・・」
リーサル「まだデスロゴスは滅んでいない!!」
ユラ「そうかよ・・・だったら滅ぼしてやる!」
リーサル「やってみやがれ!!!ダイビャクヤ」
ドゴガガガガッ
無数の白き剣閃が鳳凰の姿を成して襲い来る
ユラ「スレイヤー・ダンス」
ドドドドドドドドドッ
舞い踊る戦慄のダンス・・・優雅な動きで全ての剣閃を切り払う
リーサル「フン・・・相殺か・・・」
イオン「互角なの!?」
バスコウェアー「まずいですね・・・リーサルはデスロゴスの力のおかげで疲労を感じないみたいですし・・・
 長期戦になると不利です。」
ジェーン「ん〜〜、どうかなぁ〜イオンが応援すれば復活するんじゃないの?」
一同「・・・」
リーサル「フフフ・・・お互い奥義が決め手にならない以上勝負は振り出しに戻ったようだな・・・」
ユラ「・・・」
考え込むユラ
イオン「おおお!お兄ちゃんが考え事!?珍しい!!」
ジェーン「・・・」
リーサル「何ぼ〜〜〜っとしてやがる!死合はまだ始まったばかりだぜぇ!」
ズガキンッ
ユラが考えている間に間合いを詰めて斬りかかるリーサル・・・
ユラ「くっ・・・」
それを辛うじて受け、そのまま身を退くユラ
リーサル「ハハハハ・・・死ね!死ね!死ねぇえええ!!」
ギンギンギンギンッ
リーサル猛攻・・・
イオン「お兄ちゃ・・・」
ユラ「でええい!」
ズドオオッ
攻撃と攻撃の間の隙を付いてリーサルを薙ぎ払う
リーサル「ふふふ・・・やるじゃねぇか・・・そうだ!もっと足掻け!もがけ!そして死ね!!」
ユラ(くそっ・・・やはり・・・アレを使うしかないか・・・しかし、出来るのか!?今まで一度たりとも成功
 したことの無い技を・・・)
リーサル「フッ・・・また考え事か!?随分と余裕だなぁ・・・」
ユラ「はっ」
ドウンッ
また考え事の隙に斬りかかってくるリーサルにカウンター
リーサル「な・・・にぃ!?」
ユラ「1度喰らったものを2度、3度喰らうわけにはいかないんでね・・・」
リーサル「ええい!なめおってぇええ!!」
ズゴゴゴゴゴゴゴッ
邪気が増す
レイ「ほう・・・まだこんな力を・・・」
*「隠し持っていた・・・?」
リーサル「貴様はまず死ね!!はあああああ!!!!」
ズオオオオオオオッ
リーサルの剣が黒いオーラで包まれていく
バスコウェアー「なっ・・・なんという禍々しいオーラ」
ミー「コレってヤバイんじゃないの!?」
リーサル「ハハハ、ユラ・・・安心しろ、全員まとめてあの世に送ってやるぜ!!」
ユラ「・・・くそっ・・・やるしかねぇか!!」
両者の死合は・・・一体どう決着がつくのか!?


続

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