S.B.J.
FILE053 〜魔獣の”覚醒目覚め”〜



ゴースト・エンペラーの快進撃によりデスロゴスの封印は解けてしまった・・・一行は最後の手段として
デスロゴスを斃すことにしたのであった・・・
BOOOOOOOOOOOMB!!
一同「ぐうううう!?」
バスコウェアー「くっ」
バキンッ
とっさにオリハルコンを練成して爆発を防ぐバスコウェアー
シュオオオ・・・
イオン「な・・・何!?今の魔法・・・」
レイ「・・・サクリファイス・・・自分を中心に自分の全生命エネルギーを解放して爆発を巻き起こすという
 古の昔に禁じられた自己犠牲魔法・・・なのですが・・・」
ケイン「くっは〜〜〜、死ぬかと思った・・・」
ピンピンしています・・・
ユラ「生きてるぜ・・・」
レイ「・・・おかしいですね。これまでこの魔法を唱えた者はみな死亡しています、なんせ自己犠牲魔法です
 からねぇ・・・」
ケイン「ヘッ!体のつくりが違うんだよ!!」
ジェーン「・・・どうでもいいけど、仲間は大量に被弾しているみたいよ・・・」
ケイン「はい!?」
ケインの周りは本当に死屍累々・・・
フェルナンド「キサマというヤツはあ!」
ケイン「うわああ!!」
リカルド「やはりよそ者は所詮よそ者・・・我らの手で始末しましょう・・・」
イサベル「ああ、そうだな・・・」
ジャキンッ
3人剣を抜く
ユラ「来い!さっきは砂漠の熱さでダウンしてしまったがここは地下!ダウンすることはねぇ!」
※・・・おいおい・・・赤裸々に語るなよ・・・
リカルド「・・・いきます!」
ドッ
飛び掛ると共に刺突を・・・
ユラ「ぬうん!」
ガギンッ
リカルド「なっ!?」
捌く
イサベル「ほう・・・」
ジェーン「こっちも行くわよ・・・バスコウェアー、鉄を沢山錬成っといて」
バスコウェアー「OKです。」
レイ「さて・・・では、私も・・・」
フェルナンド「フ・・・銃を使うか・・・よかろう・・・」
チャッ
剣を捨て銃を構える
フェルナンド、イサベル、リカルド「うおおお!!」
ユラ、ジェーン、レイ「はあああ!!」
3人、大激突!!
ガギギギギギッ
リカルド「くっ・・・さっきまでとはまるで別人・・・なるほど、暑さで動きが鈍っていたというのは強ちウソ
 ではなさそうですね・・・」
ユラ「おうよ!」
激しい鍔迫り合い
BANG!BANG!BANG!BANG!
ジェーン「どこ狙っているの!私はこっち!」
フェルナンド「くっ・・・何だ!?優雅な動きにトリガーを引く早さ・・・銃の性能は同じようですが・・・」
※流れ弾にご注意ください。
レイ「フフフ・・・」
バシュアアアッ
イサベル「ごあああ!?な・・・何だ・・・今のは!?」
何かが走り、瞬時に何度も斬り付けられる
レイ「考え事ですか!?余裕ですねぇ・・・」
ズバシュアアアッ
イサベル「ぐ・・・ごおおお!?」
と・・・そのとき・・・ガタンッ
一同「何だ!?」
一同の動きがピタリと止まる・・・
カツカツカツカツ・・・
イオン「誰!?」
奥からやって来るのは・・・血まみれのエローニア
フェルナンド「エローニア様!?」
エローニア「みん・・・な・・・逃げ・・・ろ・・・」
ドタリッ
リカルド「エローニア様!!?」
ケイン「なんだか知らねぇが・・・やばそうだな・・・こりゃっ」
ドヒュオ〜〜〜ン
イオン「あ、逃げた!」
ミー「放っておきなさい・・・今は・・・デスロゴスの方が先よ・・・」
グゴゴオオオオオオオッ
レイ「あ〜〜、これはまずいですねぇ・・・」
奥から凄まじい殺気が漂う・・・
フェルナンド「エローニア様・・・一体・・・何が!?」
エローニア「やつは・・・最初からこのつもりで・・・我を・・・」
ガクリッ
イサベル「ヤツ!?ヤツとは誰なのです!?エローニア様!エローニア様ぁ!!」
エローニア・ソル・ズィー・ハイゾン・・・異郷の地で死す・・・


続

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