S.B.J.
FILE047 〜魔獣を巡る者!〜



ケインがゴースト・エンペラーに加わり・・・今回の依頼はますます波乱万丈気味に・・・?
ゴースト・エンペラー仮本部
※ケインがゴースト・エンペラーのために用意したアジトです。
エローニア「で、デスロゴスを封印した遺跡というのは・・・」
ケイン「デスロゴス?・・・はてどこかで聞いたことがあるような・・・無いような・・・」
※おいおい、お前もユラと同類か!?
ケイン「そうか、スティングの遺跡に封印されているアレか・・・しかし、参ったな・・・山越とかしなくちゃ
 いけないし・・・」
エローニア「山越?」
ケイン「いいか・・・」
地図を広げるケイン
ケイン「現在俺たちがいるところはここ、グレオの街の近くだ。そして、スティングの遺跡はここ、正反対の
 位置にあるわけだな・・・」
すすす〜〜っと指を動かして説明する。
リカルド「それで、山越ですか?」
イサベル「山越・・・どれくらいかかるのですか?」
ケイン「そうだなぁ・・・2〜3週間あればいいんじゃない?」
フェルナンド「話にならんな・・・」
エローニア「ならば海路を取ればよかろう。」
リカルド「全速力で漕げば・・・1週間もかからんな・・・」
フェルナンド「魔物がいなければの話だがな・・・」
ケイン「心配いらねぇ・・・エンセラダス付近の海は結界が張ってあり、魔物が入ってこねぇ・・・魔物がいる
 のは外海だけだ!」
イサベル「・・・なんとまぁ・・・」
エローニア「結界か・・・」
・
・・
・・・
そのころ・・・
*「愚かな・・・魔獣を開封しようというのか・・・フ・・・だが・・・魔獣の力を利用すれば・・・ヤツに
 勝てるかもしれんな・・・」
某所でゴースト・エンペラーの話を盗み聞きしている漢・・・
*「そうと決まれば・・・ゴースト・エンペラーと共に行動あるのみだ!」
ダッ
と、言い、ゴースト・エンペラーの借り本部へ潜り込む・・・
・・・んでもってレックスでは・・・
ジェーン「で、ジェーナスから来るっていうそいつらはもう来ているの?」
レイ「さぁ?でも外海を渡ってきているはずですから・・・たどり着くかどうか分かりませんよ」
ジェーン「おい、レイ・・・」
レイ「あはは〜〜、アーウェルンクス様でもあいつらがここに無事にたどり着くかどうかは分かりませんから
 ねぇ・・・」
ミー「・・・無駄足だったら本当に殺すわよ?」
ただでさえ屈辱を味わっている上に殺気が尋常ではない・・・
レイ「物騒だなぁ・・・」
バスコウェアー「ほうほう、デスロゴスを復活させようとしている愚か者がいるんですか・・・」
ミー「アンタは割り込まなくていいから!!」
バスコウェアー「まぁまぁ、怒ると美人が台無しですよ?」
ミー「やっぱり殺す!!」
一同「落ち着いて!!!」
どうどうどうどう・・・
バスコウェアー「でも、無理ですよ。なぜならデスロゴスは魔法ではない力によって封印されていますからね
 ・・・」
一同「え!?」
ジェーン「それって・・・」
ミー「・・・ヤバイんじゃないの?」
バスコウェアー「え?どうしてですか?魔法では封印を解けないんですから、絶対安全です。」
ジェーン「それはエンセラダスの人間に対してのみでしょ!!」
バスコウェアー「???」
レイ「魔法ではない力とはおそらく科学でしょう・・・そして、ジェーナスでは科学が発達している・・・」
ユラ「つまり?」
イオン「もし、そのジェーナスの人がやってきたら封印が解かれてしまうってこと」
バスコウェアー「なっ!?ど、どうするんですか!?」
ジェーン「だからこうしてやって来ているんでしょうが!!」
ユラ「フン!ボケナスだろうがなんだろうが一刀のもと斬り捨ててやるぜ!!」
ジェーン「・・・大丈夫かなぁ?」
不安は募る・・・
バスコウェアー「分かりました。ではみなさんを遺跡へと案内いたしましょう。」
イキナリの決断・・・


続

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