S.B.J.
FILE042 〜西から来るもの〜



アルエドの街でダマスクス、シルビアに再会したジェーン、これからどうしようかと考えていると・・・
ミー「あら、ジェーン・・・こっちの世界に・・・来たの?」
ジェーン「ミー・・・」
ダマスクス「えっと、ミーさんはどんなご用件で?」
ミー「別に、なんとなく来ただけよ。」
レシア「あ、そうですか・・・」
ミー「そう言えば、イオンがサヨナラも言えないなんて・・・って哀しんでいたわよ」
ジェーン「ふ〜〜ん、その2人は今どこに?」
ミー「さぁ?きっと故郷に帰っているんじゃないの?」
ジェーン「だから、それってどこよ!」
ミー「知らないわよ!」
ジェーン「だったら挨拶にもいけないでしょうが!!」
シルビア「・・・タイタン」
ダマスクス「シルビアさん?」
シルビア「タイタンかもしれない・・・」
ミー「何でそう思うわけ?」
シルビア「タイタンにはエルフの森がある。」
ミー「それが何?」
ダマスクス「なるほど、ユラはクォーターエルフ・・・ならば当然エルフの森にいてもおかしくは無い。」
ジェーン「エルフの森ねぇ・・・面白そう・・・どう行けばいいの?」
ダマスクス「王都の近くからタイタンへ定期便が出ていますよ。」
ジェーン「ふ〜〜ん・・・あ、そうだ・・・ノールの箱舟は?」
ミー「イオンが乗ってったわよ。」
ジェーン「ふ〜〜ん・・・じゃ、とりあえずエルフの森とやらに行ってみるわ・・・」
と、言うわけで・・・
ジェーン「・・・で、私は挨拶に行くんだけど・・・みんなはどうなのよ?」
ダマスクス「僕はシルビアさんがエルフに逢ってみたいというから付き添いで・・・」
ミー「エルフの魔力には興味があるのよね〜〜」
ジェーン「あ〜〜、つまりみんな興味ってわけね・・・」
一行はタイタンへと向かう
・
・・
・・・
そのころ・・・
*「これだ・・・」
*「ほう・・・これが!?」
*「東に魔の国ありき・・・そこに、魔の力眠る・・・いいか、この魔の力こそ我々が長年求めていたものだ
 ・・・つまり・・・魔獣・・・デスロゴス・・・」
*「その力を持ってすれば・・・あの忌々しい皇帝を・・・この国を我等がものに・・・」
一同「ゴースト・エンペラーに栄光アレ!!」
*「フフ・・・フフフフフ・・・」
果たして彼等は何者なのか!?・・・そんなことはさておいて・・・一行はタイタンにたどり着く
ダマスクス「ここが・・・タイタン・・・シルビアさん、目の前に見えるのがサンバース湖。そして、奥にある
 森がエルフの森として有名な・・・」
シルビア「・・・ルネの森・・・」
ジェーン「そう言えば、ユラ・・・以外にエルフってかそういうのを見かけないけど、何か規制でもあるの?」
ダマスクス「さぁ?知りませんよ。」
ミー「確かに私もエルフを見た事無いわね・・・」
ダマスクス「きっとエルフの魔力を悪用されるのを恐れてひっそり暮らしているんじゃないかと・・・」
ジェーン「じゃ、ユラは?」
ダマスクス「・・・魔法が使えないからどうでもいいとか・・・」
ジェーン「サラっとひどいこと言うわね・・・ダマスクス」
ダマスクス「・・・」
ルネの森を進むと・・・1人の漢がやってくる
ユラ「おろ!?ダマスクスにシルビアにミーに・・・ジェーン!?どうしたんだ?こんなところまで?」
ジェーン「ん?ちょっとイオンに挨拶にね・・・」
ユラ「あ〜〜、イオンのヤツ寂しがっているぜ・・・俺が居るってのによ〜〜」
ミー「で、アンタは?」
ユラ「ん?俺か・・・見ての通り・・・」
ジェーン「迷子ってわけね・・・」
ユラ「なっ!失礼な!ちょっといつもと違うコースを散歩していたら方角が分からなくなっただけだ!!」
一同「そういうのを迷子って言うんだ!!」
適確な突っ込み・・・どうやらイオンはエルフの森にいることは間違いなさそうだ・・・


続

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