S.B.J.
FILE037 〜練成決戦! 後編〜



魔法が効かないと分かったサイコミュにシルビアが剣を抜くが、折られてしまう
イオン「ねぇ・・・今、何があったの?」
ダマスクス「・・・確かに魔法が効かないのですが、オリハルコンには並の剣では対抗できないってことです」
サイコミュ「そうだ!惜しかったな・・・」
グオアアアッ
ジェーン「シルビア!下がりなさい!」
シルビア「・・・」
ザッ
退こうとした瞬間
サイコミュ「インフィニティ」
ドゴスッ
メビウスの輪をした波動が無数に飛び交う
ダマスクス「シルビアさぁああ〜〜〜ん!!」
ヒュオアッ
レイ「やれやれ・・・危ないところでしたね・・・」
シルビアを抱えてやってくるレイ
ミー「サイコミュ・・・」
ジェーン「・・・あなたを許さないわ!」
サイコミュ「フン・・・魔法も剣も効かぬこの私にどうやって立ち向かうと言うのだ!?」
ジェーン「レイ」
レイ「え?あ、なんですか?」
ジェーン「行くわよ」
レイ「あ、ちょっと待ってくださいよ・・・」
ヒュオアッ
ジェーンのもとへと急ぐ(ってか転移)
サイコミュ(魔族との連携攻撃でオリハルコンの魔法防御を上回る魔法を一気に発動させるか・・・面白い)
ジェーン「いくわよ!サイコミュ!」
BANG!BANG!
ドドスッ
サイコミュ「ぐ・・・ぬああああ!?」
両手をかざしたサイコミュを打ち抜くジェーン
一同「ジェーンさん!?」
ジェーン「・・・この方法はあまり使いたくなかったんだけど、仕方が無いわ・・・」
サイコミュ「ぐ・・・ぐぐ・・・」
レイ「なるほど、剣も魔法も通じないならばそれ以外の方法で立ち向かうまで・・・ですか」
イオン「ああ、そうか、銃があったんですね、ジェーンさん」
ジェーン「サイコミュ・・・そんな手ではもう練成もできないでしょう・・・」
サイコミュ「・・・ぐ・・・ぐぐぐぐ・・・おのれ・・・ジェーン・・・」
ジェーン「さ、行くわよ!みんな」
一同「ええ!」
レイ「インフィニティ」
ドドドッ
メビウスの輪をした波動がサイコミュめがけて無数に飛び交う
イオン「メイルシュトローム」
ズゴアアアアアッ
巨大な渦巻きを作り、サイコミュに襲わせる
シルビア、ダマスクス「サンダーストーム!」
THUNDER!
無数の雷をサイコミュに落として帯電させる
ミー「コメットフォール」
ドドドドドッ
近くの岩を持ち上げてサイコミュに叩きつける
ジェーン「バーニングブレード」
ズドオオオッ
炎を集めて刃を作り、そのままサイコミュを溶断する
サイコミュ「ご・・・ごあああああ!?」
ドガンッバキバキバキバキッ
一行の魔法の連携によりサイコミュを守っていたオリハルコンが全て砕ける
サイコミュ「バカな・・・この・・・私が・・・!?」
ダマスクス「どうやらあと1手必要なようですね・・・」
と、その時・・・
ヒュッドスッ
サイコミュ「ぐ・・・お!?」
剣が飛んできてサイコミュを貫く
イオン「ダーナ・・・お兄ちゃん!?」
ユラ「はぁ・・・はぁ・・・サイコミュ!!それで終わりだ!!」
ボタボタッ
血まみれでやってくるユラ
イオン「凄い傷だよ・・・」
タタタタッ
すぐさまユラの元へ駆け寄るイオン
サイコミュ「ぐ・・・く・・・」
ミー「・・・」
ジェーン「ミー?」
ミーはサイコミュの元へと駆け寄る
サイコミュ「・・・トドメを刺す・・・か!?ミーよ・・・」
ミー「そんなことはしない・・・もうあなたに闘う力は残っていない・・・」
サイコミュ「ふふ・・・は・・・」
ミー「・・・サイコミュ・・・いえ、父さん・・・母さんも姉さんも黄泉帰ることなんて望んでいない・・・
 生き延びた私たちが幸福であることを願っているのよ!」
サイコミュ「・・・ああ・・・そう・・・か・・・」
サイコミュ・・・ついに堕つ!?ミーの言葉に何を思うのか・・・


続

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