S.B.J.
FILE029 〜ゼフィラ復活!〜



クラミツハ遺跡でサイコミュの魔法にかかり、動けなくなった一行を救ったのはシルビアだった・・・
ミー「聞かせてもらいましょうか?シルビア・・・」
シルビア「私の父、ノークス・ランを殺したのはリーサル・・・そして、そのことをハーデンは知らなかった」
ユラ「リーサルが!?」
ダマスクス「許せません!リーサルのやつ!!」
ユラ「落ち着けって・・・」
イオン「それで・・・何がきっかけでわかったの?」
シルビア「・・・リーサルが・・・彼自らが教えてくれた・・・」
ミー「・・・それは・・・」
ダマスクス「おそらく最早ハーデン四天王にシルビアはいらないと判断しての行動でしょうか?」
シルビア「・・・私は・・・」
イオン「で、シルビアさんはこれからどうするの?」
シルビア「・・・サイコミュを止める・・・ジェーンさんも取り戻さなきゃいけないし・・・」
ユラ「おうっし!そうと決まれば早速!!」
ミー「とりあえず一旦戻りましょう・・・ちょっと遠いけどノアークって街があるから、そこで・・・」
ユラ「暖を取るってのもいいな・・・」
イオン「ノアークって言うと温泉の街だね。」
ダマスクス「へぇ・・・温泉ですか・・・」
シルビア「言っとくけど混浴は無いからね」
ダマスクス「何を言うんですか!?」
ユラ「えええ!?無いの!?」
一同「お前は・・・」
※イオンと一緒に入りたいんかい!?
と、言うわけでとりあえずクラミツハ遺跡からノアークへと向かう・・・
・
・・
・・・
一方、そのころ・・・永久氷湖では・・・
リーサル「・・・ここか・・・」
サイコミュ「ああ・・・」
フィー「太陽の熱でさえこの氷を溶かす事は不可能だという・・・」
サイコミュ「そうだ・・・」
デュラク「ふぉふぉふぉ、サイコミュよ、どうするんじゃ?この下にゼフィラが眠っておるんじゃろう?」
サイコミュ「うむ・・・」
フィー「イラプションノヴァ!」
シュオアッ
炎の魔法も一瞬で掻き消されてしまう
フィー「ムリか・・・」
サイコミュ「・・・やれ!ジェーン・・・」
すっ・・・
ジェーンに偉大なる十字剣グランドクロスを差し出すサイコミュ
ジェーン「・・・」
偉大なる十字剣グランドクロスを逆手で受け取り・・・
コオオオオオオッ
デュラク「この魔力波動はああ!?」
ジェーン「フレアオブサン」
ズドジュアアッ
太陽のごとき巨大で莫大な熱量を持った火の玉を偉大なる十字剣グランドクロスに吸収させて突き刺し、氷銀河、永久氷湖を
一瞬で蒸発させる
一同「な・・・!?」
サイコミュ「フフフ・・・フハハハハハハ!!」
フィー「何!?さっきの呪文といい・・・あの魔力・・・」
サイコミュ「・・・行くぞ・・・」
一同「はっ・・・」
と、言うわけで一行は復活したゼフィラの中へと入っていく・・・
・
・・
・・・
さらにそのころ・・・
*「・・・封印が・・・解けた・・・」
*「アーウェルンクス様?」
アーウェルンクス「神魔氷によって完全に封印したはずの・・・ゼフィラが・・・復活した」
*「何!?」
*「そんな・・・あの氷は・・・何人にも溶かす事は不可能のはず・・・」
アーウェルンクス「・・・レイを呼べ・・・」
*「はっ・・・ただいまこちらに・・・」
ギュルンッ
レイ、すぐさま召喚・・・
レイ「・・・アーウェルンクス様、四魔貴族フォア・イビル様・・・お呼びでございましょうか?」
アーウェルンクス「うむ。完全に封印したはずのゼフィラが復活した・・・」
レイ「ほう?愚かな人間の作り出した都・・・ゼフィラが?」
*「アーウェルンクス様の力を・・・悪用させるわけにはいかん・・・」
アーウェルンクス「そこで、お前に命ずる。ジェーンと言う名の人間と、偉大なる十字剣グランドクロスを奪還し、ゼフィラを
 破壊せよ」
レイ「はっ・・・仰せの通りに・・・」
ヴオンッ
そしてレイは去っていく
魔族、いや魔王までもが絡むこの事件・・・果たして収拾はつくのか!?


続

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