S.B.J.
FILE028 〜明かされた真実〜



ハーデン四天王(3人)を見事に撃破した一行・・・
ユラ「サイコミュ!!!」
ミー「とっとと出てきなさい!!」
ダマスクス「師匠先生・・・」
イオン「・・・先に進めってことかな?」
ジェーン「・・・さぁ?」
ダマスクス「・・・そんなことよりもシルビアさんは!?」
ユラ「・・・シルビアが残ってるのかよ!」
リーサル「・・・アイツなんぞ・・・知らん・・・」
*「イムーバルキャプチャー」
ドオオンッ
一同「何!?」
どこからかかけられた呪文により一行は動けなくなる
ユラ「サイコミュウウウウウ!!!」
サイコミュ「フフフ・・・よくぞここまで来たものだな・・・」
コツコツコツコツ・・・
そして、奥からサイコミュが現われる
ミー「サイコミュ!!」
ダマスクス「師匠先生・・・」
サイコミュ「ジェーン・・・」
ジェーン「あなた・・・何者なの!?」
サイコミュ「・・・お前をこの世界に引きずり込んだのはこの私・・・」
一同「何だって!?」
ダマスクス「一体・・・何の為に!?」
サイコミュ「・・・我が願を成就するために・・・お前ほどの魔力の持ち主は稀だ・・・」
ユラ「そんな理由で・・・召喚したってのか!?」
サイコミュ「・・・何とでも言え!」
ミー「サイコミュ!あなたは絶対に間違っているわ・・・」
サイコミュ「ジェーンよ・・・来るのだ!」
ジェーン「誰があなたのもとに行くものですか」
サイコミュ「・・・マインドブレイク」
ドオンッ
ダマスクス「その呪文は!?」
ジェーン「・・・」
ふらふらふらっ
ユラ「お、おい・・・ジェーン・・・」
イオン「何で!?イムーバルキャプチャーがかかっているのに動けるの!?」
サイコミュ「全ては私の思い通り・・・行くぞ・・・ジェーン」
ユラ「ジェーン!行くな!!」
ジェーンに声は届かない・・・
デュラク「ふぉふぉふぉ・・・さらばだ!諸君!!」
フィー「・・・」
リーサル「キサマ!名前は!?」
ユラ「あん?ユラ・・・ユラ・ツェル・ツゥラ・・・」
リーサル「ユラ!次逢ったときこそキサマを殺す!覚悟しておけ!!」
ユラ「何を!?」
ヴオンッ
そして、サイコミュ一行は消える
イオン「ねぇ、お兄ちゃん・・・これから・・・どうする!?」
ミー「マズイわね・・・今の状況だと誰一人魔法を解くことが出来ない上、この寒さの中、自然に魔法が解ける
 のを待つのは死を待つのと同じだわ・・・」
ユラ「どうすんだよ!」
ミー「私に言わないでよ!!」
と、そのとき・・・
*「リムーブキュアー!」
シュオッ
一同「!?」
イオン「この声って・・・」
ダマスクス「シシシシ・・・シルビアさん!?」
シルビア「・・・」
金縛りを解いたのはシルビアだった
ミー「どういうこと?血の涙ブラッディ・ティアーのあなたが・・・?まだ私達を利用しようってわけ?」
シルビア「・・・違います。・・・笑っちゃうよね・・・父を探す為に血の涙ブラッディ・ティアーに入ったというのに、その父の
 敵が血の涙ブラッディ・ティアーだったなんて・・・」
イオン「え!?」
ユラ「どういう・・・こと!?」
シルビア「私の父はトレジャーハンターだった・・・母に心配ばかりかけていたけれど・・・それでも私にとって
 はただ1人の父親なのよ・・・」
ミー「・・・」
シルビア「母が亡くなったにも関わらず、父は帰ってこない・・・だから、私は父を探して、母の墓前で、謝ら
 せよう・・・そう考えたのよ・・・でも、私1人の手じゃあ何も出来ない・・・」
ダマスクス「・・・そんなときに出会ったのが・・・血の涙ブラッディ・ティアー?」
シルビア「そうよ・・・」
ミー「じゃあ、ハーデンはあなたの父親を殺したってことを知っておきながら利用したってわけ!?」
ダマスクス「許せません!!!ハーデン!!」
シルビア「違うわ・・・」
イオン「どう違うの?」
さてさて、シルビアの知る真実とはいかに!?


続

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