S.B.J.
FILE019 〜魔剣を求める者〜



サイコミュを追ってライドバ・ラダムの遺跡へと入ったジェーン一行・・・そしてついに一行は偉大なる十字剣グランドクロス
の前までやって来た
*「この私を斃すと言うのだな?」
ドラゴンの問いかけ
ユラ「おいおい、マジで?」
ジェーン「・・・時間が無いわ・・・サイコミュに奪われるのと、血の涙ブラッディ・ティアーに奪われる
 のと私達が責任を持って保管するのではどれがいい!?」
一同「保管!!」
意見が揃った・・・
ジェーン「さぁ!来なさい!!」
*「良かろう・・・火炎龍、サラマンダー参る!」
ゴアッ
ドラゴンとジェーン一行との闘いの火蓋は斬って落とされた
ユラ「うおおおお!!!モータル・ブロウ」
ドガガンッ
シルビア「シルエット・ゼロ」
ズドンッ
ユラの十文字斬りとシルビアの影も出ないくらいの速さをかねた斬撃の連携・・・
サラマンダー「どうした!?この程度では私は斃せん!」
ユラ「傷一つ無し!?」
イオン「下がって、お兄ちゃん!テトラスプラッシュ!!」
バシャアアアッ
四面体のような形をした水滴が無数に襲い掛かる
サラマンダー「むう!?」
ダマスクス「サンダークラップ!!」
THUNDER!!
雷の波動がサラマンダーにぶつけられる
サラマンダー「ぐおおあああ!?」
ミー「ダウンバースト」
ギュゴアッ
風が上から下へと吹き荒れ、サラマンダーを押し潰そうとする
サラマンダー「ぬう・・・」
ジェーン「そこで、スノーストーム」
ドオオオッ
氷のつぶてを竜巻の勢いに乗せて飛ばし、サラマンダーを攻撃する
サラマンダー「ぐ・・・ぬううう!?」
氷に炎が弱められ、圧されていくサラマンダー
サラマンダー(ぬう!?バカな・・・この私が・・・圧される・・・だと!?あの女・・・一体・・・)
ユラ「おっし、一気に決めるぜ」
一同(シルビア除く)「おう!」
イオン、ユラ「フェイタル・スプラッシュ」
ズババババババババッ
イオンのテトラスプラッシュにユラのフェイタル・ブロウを上乗せして無数の水の刃を放つ
サラマンダー「う・・・うおおおお!?」
ジェーン「ショットアイスバーン」
ガキンッ
巨大な氷の板をサラマンダーに投げつける
サラマンダー「ぐ・・・ぐぐううう・・・」
ドガンッ
そしてサラマンダーは吹き飛ぶ
ユラ「やったか!?」
サラマンダー「・・・よかろう・・・偉大なる十字剣グランドクロスを渡そう・・・お前たちの手で悪しき者たちから守り抜く
 のだ・・・」
ドギュルオオアアッ
一同「ぐっ・・・何!?」
そう言い残してサラマンダーは消え去る
イオン「やったね・・・」
ジェーン「・・・さて・・・偉大なる十字剣グランドクロスとやらを見せてもらいましょうか・・・」
偉大なる十字剣グランドクロスの近くへと向かう
ダマスクス「・・・ほう・・・やはり、ミスリルで作られていますね」
ジェーン「ミスリルだからこそアーウェルンクスの力を込める事が出来たのね?」
ミー「ええ、そうね。」
シルビア「私にも見せてくれませんか?」
ダマスクス「はいっと・・・」
偉大なる十字剣グランドクロスをシルビアに渡すと・・・
ダダッ
ユラ「あ、おい・・・ちょっと・・・」
一目散に逃げる
ダマスクス「シルビアさん!?」
ミー「なにボケっとしてるの!!追うわよ!!」
ジェーン「分かってる・・・」
すぐさまシルビアを追う
ダマスクス「な・・・何で・・・」
ユラ「シルビアのヤツ・・・初めからこのつもりでいたのか!?」
イオン「でも、だったら何故ずっと行動を供にしていたの!?」
ユラ「知らないって・・・」
そして・・・
ハーデン「それが・・・偉大なる十字剣グランドクロスか・・・」
シルビア「・・・」
リーサル「全く・・・そのダンマリをどうにかしてほしいぜ」
フィー「あら、いいじゃない?人それぞれなんだから・・・」
ダマスクス「シルビアさん・・・なぜ!?」
シルビア「・・・ごめんなさい・・・」
なぜシルビアは寝返ったのか・・・


続

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