S.B.J.
FILE020 〜逆転魔剣の行方〜



サラマンダーを斃し、ついに偉大なる十字剣グランドクロスに対面して一行・・・しかし、突如シルビアが
偉大なる十字剣グランドクロスを手にハーデンのもとへと走る・・・一体・・・何が
ジェーン「どういうこと!?シルビア」
シルビア「・・・ごめんなさい・・・私には・・・こうするしか・・・」
ハーデン「ご苦労だったな・・・シルビア・・・」
ダマスクス「なぜ・・・なんで!?どうして!?」
フィー「シルビアは四天王の1人だから・・・当然よ」
イオン「え!?」
ダマスクス「ウソだ!!ウソだウソだ!」
シルビア「・・・本当なの・・・」
ハーデン「お前たちの行動は把握していた・・・お前たちの力もな・・・」
ユラ「全部・・・仕組んでいたってのか!!サイコミュも!!」
シルビア「知らないわ・・・サイコミュだけは・・・」
デュラク「ま、サイコミュとはいえ御老体・・・儂らが出向くまでもないじゃろ」
ユラ「じ〜さん、アンタだって御老体じゃねえか」
デュラク「な!失敬な!儂ぁ今年で77!めでたいんじゃ!」
一同「十分だ・・・」
※ってかこの世界でも喜寿とかあるのかよ!
リーサル「ハーデン様・・・邪魔者は片付けますか?」
ハーデン「無論だ!」
ミー「冗談じゃ・・・」
ズドスッ
ハーデン「ぐ!?」
フィー「ハーデン様!?」
ドダンッ
いきなりハーデンが斃れ・・・背中には剣が突き刺さっている
ダマスクス「あの剣は・・・」
ユラ「サイコミュの!!どこだ!!サイコミュ!!!出てきやがれ!!」
すっ・・・
サイコミュ登場
サイコミュ「私ならばここにいる・・・」
ザッ
偉大なる十字剣グランドクロスを奪う
リーサル「キサマぁ!!」
フィー「許さないっ!!ハーデン様を・・・」
デュラク「フォッフォッフォ、死んでもらおうかの・・・ご老人・・・」
シルビア「・・・」
サイコミュ「・・・笑止」
リーサル「ヒエン!」
ドッ
横一文字を放つ
フィー「イラプションノヴァ」
ドッ
凄まじい熱量を持った炎の球を打ち出す
シルビア「サイレント・エッジ」
フオンッ
音も立てずに斬りかかる
デュラク「コメットフォール」
グオンッ
近くの岩を持ち上げてサイコミュに投げつける
サイコミュ「シールドブレス」
ゴガアアッ
四天王「何ぃ!?」
サイコミュの周りに出来た防御結界が全てを防ぐ
デュラク「バカな・・・防御結界などたかが知れている・・・なのに・・・このパワーは・・・」
サイコミュ「お前たちがいかに足掻こうと私には勝てん」
リーサル「のぼせ上がるな!!ハーデンに不意打ちをかけてぶっ殺した輩が!」
サイコミュ「・・・インフィニティ」
ドゴガアアアッ
メビウスの輪をした波動が無数に飛び交い、辺り一面を破壊する
一同「なっ!?」
ミー「サイコミュ!逃げるな!!」
サイコミュ「ミーか・・・私は逃げも隠れもしない・・・」
ミー「うるさい!!!私は・・・あなたを止める!!」
サイコミュ「・・・やってみろ!!」
ヴオンッ
そう言い残し、サイコミュは消える
フィー「消えた!?」
ユラ「くそっ!またか!!」
リーサル「・・・追うぞ!」
デュラク「ジェーン一行あのものどもは?」
リーサル「放っておけ」
ドダダッ
四天王は足早に去っていく
ユラ「くそ!!くそ!!」
ジェーン「完全においしいとこ取りされたわね・・・」
ダマスクス「師匠先生は・・・何を!?・・・シルビアさん・・・」
ミー「出ましょう・・・私達も・・・いつまでもここにいるわけにもいかないわ・・・」
ジェーン「そうね・・・」
一行も遺跡を出る・・・
ジェーン「あれ!?」
街は活気溢れている・・・
ダマスクス「ハーデンが殺された事により、瓦解した・・・いえ、サイコミュを追って街を捨てた・・・という
 のが正しいのか・・・」
ユラ「くそっ!どこに行ったんだよ!」
サイコミュは・・・血の涙ブラッディ・ティアーは・・・一体・・・どこへ!?


続

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