S.B.J.
FILE007 〜迷える凄腕剣客ソードマスター



アルエドの錬金術アルケミー研究所に来たジェーン、そこで錬金術アルケミーを一通り覚えたジェーンは・・・
ジェーン「はぁ、これからどうしようか・・・」
*「たった3日でここの錬金術アルケミー講座全てをクリアするなんてあの人一体何者なの!?」
ダマスクス「まぁまぁ、落ち着いてください。レシアさん。」
レシア「これが落ち着かずにいられますか!!まるで・・・あなたの師匠先生の・・・」
ダマスクス「その話は・・・」
レシア「あ・・・すみません、つい・・・」
※何があったんだ!?ダマスクスの師匠先生に・・・
ジェーン「次の街に行くしかないのかな〜〜」
レシア(ひょっとして今までの会話・・・聞いていない・・・?)
ダマスクス「・・・もし、この世界に飛ばされてきた人間などについての情報があるとするならば・・・王都
 の図書館で文献を調べるというのが妥当でしょう。」
ジェーン「王都?」
レシア「王都ってここから大分ありますよ。」
ダマスクス「しかし、そこがここいらでは1番有力な手掛りだと思いますよ。」
レシア「・・・一理あるわね・・・」
ジェーン「その王都は?」
レシア「ライリンハルト山脈を越えた先にある都です。しかし、山を上るにはアルクネ湖の近くにある街、
 ヴルムで登山許可をもらわないといけませんよ。」
ジェーン「アルクネ湖にライリンハルト山脈・・・ヴルムで登山許可証かぁ・・・ま、行くだけ行って見ま
 しょうか・・・」
ダマスクス「さぁて、じゃ僕も酒場で・・・」
レシア「待ちなさい!」
がしっ
肩を捕まれる
ジェーン「・・・じゃ、私はこれで・・・」
レシア「あ、ええ、では、また・・・」
早速ジェーンは王都を目指す・・・
ジェーン「まずはアルクネ湖・・・アルクネ湖・・・歩く猫!?」
※なんだそりゃあ!?
とりあえず、アルクネ湖を目指すジェーン、と、そこへ・・・
*「む〜〜〜・・・」
ジェーン「・・・何・・・アレ!?」
空を見上げながら歩く男性がやってくる。
ジェーン「・・・何・・・あれ!?」
*「首が痛ぇ・・・」
ゴキゴキッ
首を鳴らしながら休憩する男性
ジェーン「・・・」
と、そこへ・・・
ケイン「見つけたぞ!ジェーン!!!」
ジェーン「うげげ・・・この声は・・・」
振り向くと、そこにはケインの姿が・・・
ケイン「前回は不覚を取ったが今回はそうはいかん!!さぁ!勝負しろい!!」
ジェーン(冗談じゃない!誰がこんなヤツと!)
*「待て!そこの下郎!」
ケイン「ああ?何が下郎だ!」
ジェーン「はい!?」
さっき空を見上げながら歩いていた男がやってくる。
ケイン「ああ?何だ?お前!?」
*「悪党に名乗る名前など無い!」
ケイン「ふざけやがってぇえ!!ならばキサマから先に始末してくれるわぁ!」
*「来な、悪党」
チョイチョイと挑発してみる
ジェーン「ちょ、あなた・・・」
ケイン「センディングウルフ」
ドウドウッ
2つの狼の頭を炎で作り上げ、襲わせる
*「秘剣、フェイタル・ブロウ」
ズオアアアッ
刀を上から下に一気に振り下ろし、生じた剣閃で応戦
ケイン「な・・・あああ!?」
ドゴシャアアアッ
剣閃が炎を掻き消し、そのままケインを吹き飛ばす
ケイン「ごはあああああ!?覚えていろおお!!!!」
キラ〜〜〜ン
ジェーン「良く飛んだ・・・」
*「大丈夫だったかい?」
ジェーン「ええ、まぁ・・・」
*「俺はユラ、ユラ・ツェル・ツゥラ・・・君は?」
ジェーン「私はジェーン、ジェーン・I・ターナーよ。ところで、ユラさん、さっき空を見上げてながら歩いて
 いたけど、あれは・・・?」
ユラ「ああ、星を見て現在自分がどの場所にいるかを探っていたんだ」
ジェーン「・・・それって、夜やるもんじゃないの?」
ユラ「・・・昼は・・・曇の位置から・・・」
ジェーン(この人・・・ダメだ!)
ヘンな人(?)と関わりあってしまったジェーン・・・本当に、ジェーンの明日はどっちだ!?


続

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