ミッシングリンク
第ニ章 〜解析〜



威隻法腱いせき・はっけん「さぁ!早速解読するぞ!」
一人地下研究室にこもる博士・・・その場所は博士以外の研究員が入ることを殆ど許されない博士の絶対の
研究室・・・博士がそこを立ち入り禁止にするわけはカオスプレートなどのオーパーツに勝手に触れて
ほしくないからである・・・何が起こるか分からないから・・・という理由でもある・・・いや、博士ですら
カオスプレートや歴史の墓場について全て分かっているわけでも無かった・・・
チカッチカチカッ
所員「あれ?・・・何だ?電気が点いたり消えたり・・・」
所員「天候が荒れてるのか?」
所員「さぁ?」
所員「予報とかでは特に変わったことは言って無いぞ・・・」
所員「じゃあ、電球のほうがおかしくなったのかな?」
所員「そうなんじゃない!?」
そのころ・・・
法腱はっけん「・・・むっ・・・なるほど・・・これは・・・」
カオスプレートの解読をしつつ本を執筆する博士・・・世に出回ることの無い本をいつも博士は執筆し続けて
いる・・・研究ノートの代わりも兼ねて・・・だが・・・世に出回ることの無い本であれ・・・博士は必ず
100冊くらいは同じ本を作り上げる・・・所員ですら読むことは殆ど無いというのに・・・一体何のために
執筆しているのだろか・・・世界に広めるためなのだろうか・・・
・
・・
・・・
数日後
所員「・・・最近博士見ないな・・・」
所員「地下研究室に閉じこもっているんだろ?」
所員「ああ、なるほど・・・それでか・・・」
所員「でも、大丈夫か?」
所員「何が?」
所員「食事とか・・・」
所員「そんなこと俺達の心配することじゃないだろ」
所員「いや、そうだけどさ・・・」
と、そのとき
法腱はっけん「うおおおおおおおお!!!!!」
一同「な・・・何だ!?」
所員「博士!?」
ダダダダッ
一同一目散に地下研究所に走る
*「博士!博士!?」
ダンダン!!
ドアをノックしてみるが・・・反応は無し・・・
所員「あ、時野さん・・・」
時野芒星ぼうせい「ダメだ・・・さっきから呼びかけてノックしているんだが・・・」
所員「一体何があったんでしょう?」
芒星ぼうせい「・・・分からん・・・」
所員「博士!博士!」
ダンダン!!
・・・と、そのとき
ガチャ
ドアが開き、博士があっけからんとやってくる
法腱はっけん「なんだ?お前ら?」
所員「何だ?じゃないですよ・・・いきなり大声出して・・・」
芒星ぼうせい「博士!一体何があったんですか?」
法腱はっけん「ああ、ソレか!!発見したんだよ!!ついに・・・」
所員「はぁ?!」
芒星ぼうせい「何をですか!?」
法腱はっけん「未だかつて誰も発見したことの無い遺跡と・・・そこに行く方法だ!」
所員「遺跡・・・?」
威隻法腱いせき・はっけん「ああ、そうだ・・・だから、思わず歓喜の声を上げてしまったというわけだ・・・」
芒星ぼうせい「脅かさないでくださいよ・・・博士」
法腱はっけん「すまんな・・・と、いうことで儂はこれから歴史の墓場に行ってくる」
所員「へ?」
法腱はっけん「その遺跡に行くためのカオスプレートを探しに行ってくるんだよ」
所員「あ、そうですか、気をつけて・・・」
法腱はっけん「おう!」
博士が発見した遺跡・・・それは一体どんな遺跡なのか!?


続

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