ミッシングリンク
第三章 〜異変〜



新発見した遺跡に夢中で博士は寝食を忘れて研究していた・・・それが悲劇の発端になるとも知らずに・・・
・
・・
・・・
そして・・・その時は来る・・・
時野芒星ぼうせい「博士・・・?」
所員「博士ならここ最近地下研究室に篭りっぱなしで・・・」
芒星ぼうせい「仕方ないなぁ・・・ここは所長代理の俺が行って来ますか・・・」
所員「どうしたんですか?」
芒星ぼうせい嘶木いななき博士からメールがあってね・・・ちょっと見てほしいものがあるんだと・・・」
所員「はぁ・・・なるほど・・・」
芒星ぼうせい「じゃ、行ってくるわ・・・」
そうして、芒星ぼうせいは研究所を後にする・・・そして・・・彼だけはその・・・これから起こる悲劇から免れた
のである・・・
*「ねぇ〜え、博士はまだ地下研究室にいるの?」
所員「ああ、四又よまたさん・・・ええ、ここんとこ寝食忘れて研究しているらしいんですよ・・・」
四又よまた百合「ヒドイわ・・・私というものがありながら・・・」
四又よまた百合・・・彼女は威隻法腱いせき・はっけん押しかけ女房の一人・・・威隻法腱いせき・はっけんに妻は居なかったが押しかけ女房は数人
いたという・・・それは威隻法腱いせき・はっけん研究所に入るために必読しなければならないという本『威隻法腱いせき・はっけんの全て』に
よる洗脳だという人もいる・・・その真相は・・・いまや知るよしも無い・・・
地下研究室・・・
法腱はっけん「そうか!分かった!分かったぞ!!ハハ!やった!!ついに・・・この・・・真理の神殿というのか
 ・・・未だかつて誰も発見したことの無い遺跡!!神の遺跡に!!このカオスプレートに・・・この
 呪文で・・・」
コアアアアッ
カオスプレートに呪文を唱え、内容を読み取っていく・・・と、そのとき
ドオンッ
一同「な・・・何だ!?」
所員「み・・・見ろ・・・外が・・・」
所員「な・・・何だ!?アレは!?」
空は黒く染まり、大地は荒れ果て・・・まるで地獄絵図である・・・
所員「い・・・一体・・・何が起きているんだ!?」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
そのころ
芒星ぼうせい「やれやれ・・・やっぱ博士じゃないとムリじゃんか」
嘶木いななき否子「そ、分かったら早く法腱はっけんをつれてきな」
所員「あの、博士・・・」
否子「何?」
所員「それが・・・その・・・時野芒星ぼうせいさんも・・・ちょっと、これ、見てください」
芒星ぼうせい「なんだよ?」
と、言われるがままにモニターを見る
芒星ぼうせい「な・・・何だ!?コレは!?」
威隻法腱いせき・はっけん研究所を覆う黒い渦
否子「なんなの!?コレ!?自然現象なんかじゃ無いでしょ?」
所員「あたりまえですよ・・・それと・・・さっきから呼びかけているんですが、全然反応が無いんです」
否子「・・・行くわよ」
所員「え?」
芒星ぼうせい「ああ、一体何が起こっているんだ!?」
そう・・・異変が起きているのは世界ではなく、威隻法腱いせき・はっけん研究所だったのだ・・・
すぐさま威隻法腱いせき・はっけん研究所に駆けつける2人・・・
否子「くっ・・・これは一体!?」
芒星ぼうせい「博士!!博士!?」
バヂバヂバヂ・・・
否子「これ以上は進めそうに無いわ・・・」
*「ぐ・・・ぐわああああああ!!!」
*「ごああっ・・・ごあああああああ!!!」
芒星ぼうせい「これは・・・悲鳴!?」
否子「何!?なんなの!?一体・・・法腱はっけん・・・あなた一体何をしでかしたの!?」
黒き渦の中で・・・一体何が起こっているのか!?


続

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