ミッシングリンク
第一章 〜発見〜



かつて人と邪神との間に大きな戦争があった・・・と、言ってもソレを知るものは殆どいない・・・
世界を護る神として伝えられた神、四星天剣しせいてんけん・・・だが、四星天剣しせいてんけんは・・・ただ、自身の実験の最中に
滅んでしまった深淵王アビスロードが再び黄泉帰り、自分とケリをつけるそのときまで、世界を護っていたに
すぎなかった・・・
しかし・・・その目論見も毘留帝主ビルタスと馬鹿の力により、崩れ去ったのである・・・このことにより、
鵺帛主ヤヌスの均衡は築かれ、四星天剣しせいてんけん毘留帝主ビルタスにまつわる神器の全ては失われた・・・
しかし、それから18年後・・・阿呆の手により再び四星天剣しせいてんけん深淵王アビスロードは復活してしまう・・・だが・・・
このときもまた今度は馬鹿の息子達が・・・世界の・・・鵺帛主ヤヌスの均衡を築き上げたのである・・・
・
・・
・・・
そして・・・それからさらに2年後・・・
威隻法腱いせき・はっけん研究所
ピンポ〜〜ン
所員「はいはい・・・博士〜」
シ〜〜ン
あたりを見渡し
所員「博士・・・あれ?博士は?」
所員「博士なら地下研究室にいるんじゃない?」
所員「ん?さっき見たときはいなかったような気がするんだが・・・」
ヴオンッ
一同「な、何だ!?」
空間が歪み・・・そして
バシュアアッ
威隻法腱いせき・はっけんが現れる
所員「博士!!どこにいらしたんですか?」
法腱はっけん「すまんな、歴史の墓場で変わったものを見つけたんでつい夢中になっていたんだよ。」
所員「そんなコトより博士、客人ですよ。」
法腱はっけん「うん?」
*「全く何が歴史の墓場よ・・・そんなモノよりオーバーテクノロジーでしょ?」
颯爽と現れる女性
法腱はっけん「なんだ、否子か・・・」
嘶木いななき否子「何だはないでしょ?・・・で、何を見つけたって?」
法腱はっけん「コレだよ!コレコレ!」
と見せるは・・・
所員「それは・・・」
否子「はっ・・・何かと思えば、タダのカオスプレートじゃない・・・それのどこが新発見なワケ?」
法腱はっけん「ふふふ、コレはなタダのカオスプレートとはワケが違う!一見何も書かれて無いように見えるが実は
 ・・・」
所員「実は・・・」
法腱はっけん「・・・多分・・・何かが書かれている・・・ハズ」
否子「なんじゃそりゃ!?」
所員「そういえば嘶木いななきさん、何のようでココに来たんですか?」
否子「そうそう。見てみて!コレ!!ついに手に入れたのよ!!BHEブラックホールエンジン!!」
ぢゃぢゃん!!っとBHEブラックホールエンジンお披露目♪
所員「ブラックホールエンジン!?」
所員「な・・・なんでそんなモンを!?」
法腱はっけん「ほう・・・どこでソレを手に入れた?」
否子「ヒ・ミ・ツ♪」
法腱はっけん「しかしまぁ・・・そんなもの・・・」
否子「ん〜〜ふふ・・・次はウォーターエンジン持ってきてあげるから腰抜かす準備して待ってなさい!!」
そう言って去っていく
所員「・・・あの人何がしたかったんだ?」
所員「BHEブラックホールエンジンを自慢しに来ただけ・・・!?」
所員「・・・ヘンな人・・・」
所員「ヘンといえば名前もヘンだよね・・・」
所員「そうか?結構いい名前だと思うが・・・」
所員「『いなこ』だぞ『いなこ』!!どんな名前だよ!って」
所員「何言ってんの?『あんず』だろ?」
所員「違うわ!『杏』じゃなくって『否』!ホラ!名刺よく見ろ!」
名刺を差し出す
所員「・・・うわぁ!!マジで『いなこ』!?」
所員「・・・どうしてこう博士の知り合いはヘンな名前の人が多いんだろうねぇ・・・」
所員「さぁ?」
所員「あれ?そういえば博士は!?」
所員「早速あのカオスプレートの解読に取り掛かったんじゃない?」
所員「ああ、そうかも・・・」
そのカオスプレートには一体何が書かれているのか!?


続

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