Last Banisher
放浪の98 〜艦内決戦! 前編〜



SCUは数多のスターダスト、生体兵器四天王ジェネシックスを取り込んでさらなる進化を遂げてしまった
・・・静かなる虐殺者サイレント・ジェノサイダー・・・ジャミルを斃し、SGを止めるべくユノは
SG内部へ入ることを決断したのであった・・・
ロードス「・・・行くぜ・・・ユノ」
ユノ「ええ・・・」
ロードス「ゴロー・・・落ちるなよ」
ゴロー「ヘッ!墜落なんてみっともねぇ!!」
ドギャオオオッ
ジャミル「特攻!?気でも狂ったか!ロードス!」
ロードス「荒っぽい手になるが・・・いいか!?」
ユノ「大丈夫です。」
ロードス「おうっし!突貫撃爪刃クラッシャー・ファング!」
ズドガアアッ
ジャミル「ぬうう!?」
SGに爪を突き立てる
ジャミル「ロードス!!キサマ!!」
突き立てられた爪からユノがSG内部へと侵入・・・
ロードス「おっし!離脱・・・」
ズバウウウッ
ジャミルが攻撃を繰り出す前に離脱する
ジャミル「無駄なことを・・・このSGには65%までの自己回復機能がついている!」
ロードス「ふん・・・あいにく俺の目的はそれじゃないんだな・・・」
ジャミル「何!?」
ピッピッピッピッピッ
艦内に侵入警報
ジャミル「まさか・・・さっきの攻撃は・・・」
ユノ「ジャミル!覚悟!」
ズバアアッ
扉を破壊しユノが登場・・・
ジャミル「・・・やってくれますね・・・SG自動操舵機能オートパイロット・・・いいでしょう・・・
 ユノ皇女・・・相手をしてあげますよ・・・この・・・轟烈の剣ヴァイス・ブレードでね!」
ヴオオッ
闇の力を凝縮して黒き禍々しい刃を形成する生きた兵器バイオ・アームズ
ユノ「・・・今日・・・全ての因縁を絶ってあげる」
ジャミル「フフフ・・・やってみるがいい」
ドッ
ユノ「速・・・」
瞬時に間合いを詰められる
ジャミル「どこを見ているのですか!?ユノ皇女!」
ユノ「くううっ」
ガインッギイインッ
激しい鍔迫り合いが繰り広げられる
ユノ「はああっ!」
ガギギギギギッ
ジャミル「フフフ・・・ユノ皇女・・・あなたの深層心理に巣くっている生きた兵器・・・あなたはそれを否定
 しますか!?」
ユノ「否定はしない・・・でも肯定もしない!私は私!」
ガギンッギインッ
ジャミル「なるほど・・・否定も肯定もしないか・・・だが・・・」
ユノ「黙りなさい!神龍降魔陣じんりゅうごうまじん」
ドギャアアアアアッ
剣圧で具現化した龍をとき放つ
ジャミル「その程度では私は斃せん!」
ズギュルギュル・・・
ユノ「なっ!?」
轟烈の剣ヴァイス・ブレードに龍が取り込まれていく
ジャミル「呪われるがいい!神の力よ!獄龍降魔刃ごくりゅうごうまじん」
ドギャアアアアッ
剣圧で具現化した黒く禍々しい龍が解き放たれる
ユノ「そん・・・な!?」
ドギャアアアアアッ
ユノ「ぐううう!?」
ユノに・・・直撃・・・!
・
・・
・・・
一方・・・外では・・・
ゴロー「・・・SGからの攻撃は緩くなったけど・・・」
ロードス「・・・ユノ・・・」
アイ「・・・今のうちにSGを消し去れれば・・・全ては終わります・・・」
ロードス「なっ!?」
ローズ「おいおい・・・それは・・・あんまり・・・」
アイ「分かっていますよ・・・ジャミルを斃しに行ったのがアンナだったらそうしてもいいですけどね。」
アンナ「ああ!?何!?」
ロードス「・・・俺も行く・・・」
ローズ「ちょっと待て・・・」
ロードス「やはり・・・ユノ1人だけに任せるわけにいかんだろ・・・」
ローズ「いや、それはともかく・・・艦はどうすんだよ!?操縦できるのは・・・トール皇族だけだろ!?」
アテナ「そうなんですかぁ?」
ローズ「そうなの!」
アスモデウス「・・・ならば・・・私が・・・」
ロードス「アスモデウス!?」
ローズ「・・・自動操舵ってこと!?」
ゴウンッ
SGへと向かうアスモデウス・・・果たして・・・ジャミルは斃せるのか!?


続

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