Last Banisher
放浪の93 〜龜と龍との邂逅〜



アンナ、ローズ、アテナがそれぞれ生体兵器四天王ジェネシックスと闘っているころ、ユノもまた、
生体兵器四天王ジェネシックスと闘っていた・・・
氷水龜「ユノ皇女・・・様・・・」
ユノ「・・・」
氷水龜「同じ生きた兵器バイオ・アームズ同士・・・」
ユノ「ふざけないで・・・私はユノ・・・他の何者でもないの!」
氷水龜「・・・まぁ、いいでしょう・・・あなたがどこまでできるか見せてもらいましょう」
ドウンッ
いきなり突進する
ユノ「速い・・・けど・・・」
ガキンッ
斬り払う
氷水龜(やはり・・・僕のスピードに追いつける・・・紛れもなく生きた兵器バイオ・アームズの力・・・
 体の奥深く・・・深層心理に眠る狂気・・・と言ったところか・・・)
お互いに距離をおく・・・
ユノ「何を考えているんですか!?」
氷水龜「ユノ皇女こそ・・・」
お互いに力は未知数・・・ダークホース同士の闘いである・・・
氷水龜「ふ・・・考えていても仕方ないか・・・行きますよ、ユノ皇女様」
ユノ「・・・どこからでも来なさいな」
氷水龜「跛搏ャ牙みょうきんとうが!」
ズオアアアアッ
どこからともなく水が出現し、刃を成してユノに襲い掛かる
ユノ「そんなもの無駄です。」
ズバギャアアアッ
全て斬り裂く
氷水龜「ここからです。跛搗z死みょうきんそうし」
ドオオッ
幾つもの水の刃が四方八方からユノに襲い掛かる
ユノ「はあっ神龍降魔陣じんりゅうごうまじん!」
ドギャアアアアアアッ
氷水龜「ぬ!?」
剣圧で具現化した龍を解き放ち、迫り来る水の刃を全て弾き飛ばす
ユノ「はあっ」
ズバアアッ
氷水龜「ぐぬう!?」
ザザザッ
さらに隙を逃がさず切り込み、氷水龜が後退りする
氷水龜(予想以上の動きをする・・・くぅ・・・ジャミル様も厄介な手術をしてくれたよね・・・ユノ皇女に
 向かってさ・・・)
ユノ「はああっ」
ギュルギュルギュルギュルッ
回転しながら斬りかかる
氷水龜「ちいいっ・・・跛搓ィ幕みょうきんこんばく」
ドバシャアアアッ
水でユノを包み込んで溺死させようとするが・・・
ユノ「そんなものっ」
ズバシャアアアッ
回転斬りで斬りぬける
氷水龜「ええいっ!」
ガギンッ
ユノ「!」
黄金銃の刃を受ける氷水龜
氷水龜「分かったよ・・・そろそろ僕も本気を出さないといけないようです・・・」
ズズズズズズズズッ
殺気が増していく
ユノ「くっ・・・なんて力なの!?動けない・・・」
氷水龜「この間合いなら逃げられませんよ!跛搗z死みょうきんそうし!!」
ドドドドドドドッ
幾つもの水の刃が四方八方から襲い掛かる
ユノ「くっ」
ギョルルルッ
氷水龜「なっ!?」
黄金銃の剣モードを解除、すぐさま再構成して刃を掴んで放さなかった氷水龜から逃げる
ドドドドドッ
間一髪、水の刃の雨を凌ぐ
氷水龜「・・・ぬぬぬ・・・やるじゃないですか・・・」
ユノ「はあっ、神龍刺穿陣じんりゅうしせんじん!」
ドアアアッ
剣圧を纏いし黄金銃(剣モード)を刺突の構えで持ってそのまま一気に突進、氷水龜を貫通しようとする
氷水龜「ちいいっ跛搓ィ幕みょうきんこんばく!」
バウアアアッ
水球がユノに襲い掛かるが・・・
ユノ「そんなもの無駄です」
ズバアアッ
軽がる貫通、そのまま氷水龜に迫る
氷水龜「ぬおああああああ!!」
ガギイイッ
右手で切っ先を受け止める
ユノ「なっ!?」
氷水龜「まだまだこれからですよユノ皇女様ぁあ!!」
ギリギリギリギリッ
組み合う2人
ユノ「くうううう・・・」
氷水龜(くっ・・・予想を上回る威力だ・・・一体・・・!?)
ユノ「はあああっ!」
ドゴアアアアアッ
ユノ、氷水龜「ぐうううううっ!?」
2つの力がはじけて双方が吹き飛ぶ
氷水龜「ぬうう・・・」
ユノ「・・・強い・・・」
氷水龜「ユノ皇女様、死んでもらいますよ!」
ユノ「死ぬのはあなたの方ですよ!」
両者の死合の行方は・・・!?


続

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