Last Banisher
放浪の94 〜降臨する龍神!〜



生体兵器四天王ジェネシックスが1人、氷水龜と闘うユノ・・・未知数同士の激突でなかなか決めてと
なるものが無い。
氷水龜「・・・」
ユノ「・・・」
距離を保ったまま沈黙が続く・・・
氷水龜「ぬん!跛搗z死みょうきんそうし」
ドドドッ
沈黙を破って氷水龜が仕掛ける・・・ユノめがけて四方八方から水の刃が襲う
ユノ「無駄ですよ・・・こんなもの」
ズババババッ
全て斬り払うユノ
氷水龜「続けて跛搓ィ幕みょうきんこんばく!」
ズゴオアアアアッ
巨大な水球をユノに打ち出す
ユノ「神龍刺穿陣じんりゅうしせんじん」
ドオオオッ
水球に向かって突進するユノ
氷水龜「そこです!跛搶ク礫みょうきんしょうれき」
ズドアアアアッ
ユノ「なっ!?」
突然ユノの真下の地面から水柱が上がり、ユノが上空に持ち上げられる
氷水龜「殺りました!!」
ズドムッ
上空のユノ目掛けて突撃する氷水龜
ユノ「くっ、神龍卅裂陣じんりゅうそうれつじん」
ズドアアアアッ
剣気を溜めて*字に斬り裂く
氷水龜「ぐおおあああ!?」
ドシュアアアアッ
そのまま地面に激突する氷水龜、そして着地するユノ
ユノ「はぁ・・・はぁ・・・」
氷水龜「ぐ・・・ぐぐぐ・・・や・・・りますね・・・ユノ皇女・・・」
ぐぐぐぐ・・・
何とか立ち上がる・・・と言った様子
氷水龜「僕の体が石のような硬さじゃなかったら死んでいたところでしたよ・・・ふふ・・・」
ユノ「・・・浅かった・・・みたいね・・・」
氷水龜「さぁ、じゃんじゃん行きますよ、ユノ皇女!跛搶ク礫みょうきんしょうれき!!」
ドウドウドウドウッ
あちこちで水柱が上がる
ユノ「くっ・・・」
ユノが怯んだ隙を狙い・・・
氷水龜「そこです!」
ドゴアアアアッ
一足飛びにかかりユノを弾き飛ばす
ユノ「くうっ!?」
ズザザザザッ
後退りするユノにさらに攻撃を続ける
氷水龜「跛搓ィ幕みょうきんこんばく」
ズドオオオオッ
ユノを水球で包み込む
氷水龜「おしまいです、ユノ皇女!」
ドゴシャアアアッ
ユノ「つ・・・あああ!?」
そのまま地面に叩きつけて押し潰す
氷水龜「・・・くたばったかな・・・?」
・
・・
・・・
*(ユノ・・・ユノ・・・)
ユノ(だ・・・れ!?)
*(私は・・・私は・・・あなたを憎んでは・・・いなかったの・・・恐かったの・・・あなたが・・・
 いつしか生きた兵器バイオ・アームズとなって襲い掛かってくるのではないかと・・・)
ユノ(サラ・・・姉さん!?)
サラ(ユノ・・・立ち上がって・・・ジャミルを・・・止めて!)
ユノ(姉さん・・・)
コオオオッ
氷水龜「・・・何だ!・・・この気は!?」
ユノ「・・・次で終わりにしてあげるわよ・・・」
ぐぐぐっ
立ち上がるユノ
氷水龜「はん・・・終わりになるのはあなたのほうですよ・・・ユノ皇女!」
ゴゴゴゴゴゴゴッ
邪気が増幅される
氷水龜「跛摎ャ縛滅みょうきんりゅうばくめつ」
ドズアアアアアアッ
意思を持ったかのような水がユノに絡みつき、ユノの動きを封じる
ユノ「くっ!?」
氷水龜「さようなら!ユノ皇女様!」
ドッ
そして水のオーラを纏った氷水龜がユノの心臓目掛けて突進してくる
ユノ「・・・ええ、さようなら!神龍無空陣じんりゅうぶくうじん」
ドゴオアアアアアッ
氷水龜「なああ!?」
ユノを束縛していた水が一瞬で蒸発し、その直後、剣圧で具現化されたいくつもの龍が氷水龜に襲い掛かる
氷水龜「がっ!?」
ユノ「はあああ!!」
ズバアアアアッ
そして、剣気で増幅された巨大なブレードによって一刀両断される
氷水龜「そん・・・なバカなああああ!?」
ボシュアアアアアッ
氷水龜、消滅・・・
ユノ「姉さん・・・私は・・・ジャミルを止めてみせる!!」
ダダッ
急いでユグドラシル宮へと向かう・・・
果たして、ユグドラシル宮では一体何が待ち構えているのだろうか!?


続

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