Last Banisher
放浪の84 〜アスガルド鳴動〜



トール
ユノ「ミズガルズが消滅だなんて・・・」
ゴロー「・・・」
アイ「生体兵器四天王ジェネシックス許すまじ!」
*「哀しみに暮れている暇はありませんよ・・・」
ロードス「何だ?ジャミルが侵攻を再開したのか?」
*「アスガルドです。・・・ジャミルがアスガルドに攻め入っています」
ユノ「まさか・・・」
アテナ「アスガルド!?・・・ミズガルズとよく似てますねぇ。響きが。ひょっとしてお友達?」
ローズ「おいおい・・・」
ユノ「ありえない・・・だって、アスガルドは・・・ユグドラシル繁栄の基礎となった国よ・・・それを侵略
 して・・・」
ゴロー「じゃ、アレだ、侵攻しているとみせかけて助けに行ったところを両者で挟み撃ち・・・」
アンナ「ありえそうね・・・」
・
・・
・・・
しかし、本当にジャミルはアスガルドに侵攻していたのだ・・・
*「馬鹿な・・・ここは、ユグドラシルにとって繁栄の礎となった場所・・・ここに侵攻するなどと・・・
 ジャミル・・・気でも狂ったか!?」
ジャミル「狂ってはいない・・・確かに・・・アスガルドの協力によりユグドラシルは栄えた・・・だがな、
 アスガルドの裏切りによりユグドラシルが滅んだのも事実だ!」
*「裏切り!?・・・何を言う、ジャミル・・・我々がいつ裏切ったというのだ!?」
ジャミル「・・・1000年前のことを覚えているヤツなどいないと言うことか・・・薄情なものだ・・・」
*「1000年前!?」
*「・・・まさか・・・アスガルドは・・・いかなるときであろうとも・・・ユグドラシル繁栄のために力を
 尽くそう・・・という誓いか!?」
ジャミル「そうだ!」
*「しかし・・・その協定を破った覚えなど・・・」
ジャミル「ならば、なぜユグドラシルは廃墟となっている?」
*「何!?」
ジャミル「いかなるときにでもユグドラシル繁栄のために力を尽くすというのならば、なぜユグドラシルが廃墟
 となるのだ!?」
*「・・・それは・・・」
ジャミル「これ、すなわち、アスガルドの裏切りの他なんでも無い!」
*「そんな昔のこと・・・誰が覚えているというのだ!?」
ジャミル「・・・我が宿敵、トールは・・・皇帝が居なくなってから1000年間、新たな皇帝が帰ってくる
 ことを信じ、玉座を守ってきたという・・・」
*「何!?」
ジャミル「なぜ宿敵のできることが仲間であるお前たちに出来ぬ?」
*「それとこれとは話が違うような・・・」
天空龍「と、言うわけだ・・・」
大地麟「あたいたちはあんたらを許さないよ・・・」
ジャミル「1000年前の誓いを破ったアスガルドは1000年前に取り交わしたもう一つの約束に従い、
 消えてもらおう・・・」
ズアアアアアッ
あっと言う間にスターダストに取り囲まれる
*「1000年前の猛一つの約束!?」
*「・・・ユグドラシルが滅びるときはアスガルドも滅びるとき・・・興廃は同じ・・・」
*「だが、時代は変わったのだ!キサマごときの野望にアスガルドを汚させるわけにはいかん!!バニッシャー
 部隊、出撃!」
ドドドンッ
火炎鳳「そんなLBの偽物レプリカごときでスターダストに勝てると思わないで!!」
ズドガシャアアアッ
一蹴・・・
*「な・・・何ぃい!?」
氷水龜「弱くて張り合いがなさそうですね・・・」
大地麟「トールの一行でも来てくれないかな〜〜」
天空龍「ムリだろ・・・トールはユグドラシルがアスガルドに攻め込むはずがない・・・挟み撃ちのための芝居
 だって・・・思っているころさ・・・」
ジャミル「さて・・・ぱっぱとケリをつけようではないか・・・」
氷水龜「そうだね・・・」
グオオアアアアアアッ
数々のスターダストから高エネルギー反応が
*「もはや・・・ここまでか!?」
*「そうでもないぜ・・・」
大地麟「誰なのよ!!」
ジャミル「・・・来たか・・・」
ロードス(?)はアスガルドに間に合うのか!?


続

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