Last Banisher
放浪の78 〜地に堕ちた軍隊〜



ロードスの先祖がサラ皇女と発覚したところでブーリからSOSが発せられる・・・トールの守りにゴロー達
を残し、直ちに一行はブーリへと向かうのであった。
ブーリ付近
ユノ「おかしいですね・・・ブーリにはフェンリルやオーディーンに負けないくらいの特殊部隊・・・ブルー
 ジャケットがいるはずなんですが・・・」
アテナ「ブーリだからブルージャケットなんですかぁ?」
ユノ「そうですよ・・・」
ローズ「うわぁ・・・」
ロードス「ええい、スターダストばかり・・・ごちゃごちゃと・・・再帰的操作型光集束銃撃兵装レーザー・ファンネル!!」
ジバアアッ
無数のファンネルがスターダストを蹴散らす
スターダスト「ぬ・・・ぬぐううう!?」
ユノ「道が開けた・・・ブーリと連絡を取ってみます。」
ザザザッ
周波数を合わせて連絡を取るユノ
ユノ「こちらアスモデウス、ユノ・・・聞こえますか?」
*「ユノ・・・トールの皇女様か・・・」
ユノ「ブルージャケットはどうなったんですか?・・・まさか・・・壊滅!?」
*「いや・・・我がブーリが誇るブルージャケットは・・・ただの幻に過ぎんかった・・・」
ローズ「???どういう・・・」
ロードス「まさか・・・」
*「そうだ・・・ユグドラシルが・・・スターダストが攻めてくるや否や国を捨て、逃げ出してしまった・・・」
ユノ「そんな・・・」
*「フェンリル、オーディーンとの長き戦いの果てに訪れた平和が・・・ブルージャケットをボケさせて
 しまったのだよ・・・」
アテナ「酷い話ですねぇ、国をおいて逃げちゃうなんて・・・そんなことする人嫌いです。」
ローズ「おいおい・・・」
*「ユノ皇女・・・ここから離れられよ・・・」
ユノ「なぜです?」
*「このスターダストの数だ・・・もはや逃げ道は無い・・・」
ロードス「おいおい、星爆破させて一網打尽にしようなんて考えてないだろうな・・・そんな方法でこの場を
 乗り切ろう何ざ、この俺が承知しない!」
*「しかし・・・トール皇帝殿・・・」
ロードス「話は終わりだ!行くぜ!スターダストども!その名前の通り星の屑になっちまいな!!」
ドドドドドドドドッ
四方八方に再帰的操作型光集束銃撃兵装レーザー・ファンネルが飛び交い、アクロバティックな軌道を描きつつスターダストを
蹴散らして行く
スターダスト「ぎ・・・ぎえええええええ!?」
一方、ユグドラシルでは・・・
ジャミル「・・・ブーリの制圧は・・・ムリか・・・」
天空龍「・・・何かがこっちに向かっている・・・」
火炎鳳「国を見捨てたブルージャケットじゃないですか・・・」
天空龍「・・・通信が入っていますが・・・どうしますか?」
ジャミル「・・・開こう・・・」
ザザッ
*「こちら、ブルージャケット、隊長、ヴェノム・サンキス」
ジャミル「国を捨てると見せかけ・・・戦いを挑みに来たのかね?」
ヴェノム「まさか・・・我々は・・・あなたの傘下に入りたいだけだ」
大地麟「へぇ・・・」
ジャミル「ユグドラシルの傘下に?」
ヴェノム「そうだ!オーディーン、フェンリルとの戦争の果てにたどり着いたのは腐敗した平和!・・・平和に
 なったから人は争うことを辞め、外的侵攻への対抗手段を失った・・・」
ジャミル「ほう・・・?」
ヴェノム「ならば・・・常に臨戦態勢を取ることがこれから先来る脅威に向けての対抗手段となる!・・・
 つまり・・・永遠に闘い続けることこそが我々が生き残るために必要な生活手段なのだ!」
※シャドウミラーかお前ら!?
ジャミル「フ・・・フフフ・・・永遠に闘い続ける・・・か・・・」
氷水龜「どうします?」
ジャミル「それもまたよかろう・・・ならば、ブルージャケットは今よりユグドラシルの軍隊だ!」
ヴェノム「ははっ・・・ありがたき幸せ・・・」
ジャミル「早速ブーリの総攻撃を行ってもらおう・・・」
ヴェノム「御意・・・」
反旗を翻したブルージャケット・・・次回・・・アスモデウスと激突する!!


続

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