Last Banisher
放浪の76 〜そこにある絆!〜



ユミルから急いでトールに戻ったロードス一行・・・
ゴロー「やっ!」
ローズ「ってもう戻ってたのか!?」
アンナ「あったり前でしょ!!私が死んだとでも思った?」
ローズ「誰もそこまで言ってないって!!」
アイ「しかも、艦新調したんですよ。サラ皇女がトールから・・・」
ユノ「・・・姉さんが・・・トールから出たときの・・・?」
ゴロー「そ、」
アイ「あ、それでね・・・」
ユノ「待ってください。まず・・・私の話を・・・聞いてください。」
ロードス「話?・・・」
ユノ「・・・ここにいるみなさん・・・いえ、トールにいる全ての人々に・・・伝えなくてはならない・・・
 私のこと・・・」
アテナ「ユノさんのこと!?」
ユノ「知ってしまった・・・いや、思い出してしまった真実を・・・」
・
・・
・・・
と、言うわけで真実を語るユノ
*「なっ・・・ユノ皇女にそんなことが!?」
アテナ「遺伝子レベルで生きた兵器バイオ・アームズ・・・?」
ユノ「だから・・・姉さんは・・・私を毛嫌いしていたんですね・・・そして・・・私も・・・トールの皇族
 の権利なんて・・・ありません・・・」
*「ユノ皇女・・・」
ユノ「私は皇女なんかじゃない・・・ただの・・・生きた兵器バイオ・アームズです。」
ロードス「そんなことって無いだろ!」
ユノ「え?」
ロードス「お前はお前だ・・・他の何者でもない・・・例え遺伝子レベルで生きた兵器バイオ・アームズが刷り込まれていたと
 しても・・・ユノはユノだ!」
ユノ「ロードスさん・・・?」
アテナ「そうですよぉ。だってどこからどう見たってユノは生きた兵器じゃなくって人間ですよ」
ローズ「・・・お前は何かズレている気がするが、確かにそうだな・・・」
ゴロー「確かにね・・・」
アイ「今まで旅してきた仲間なんでしょ?だったら今更正体がどうの・・・なんて別にどうだっていいじゃない」
ユノ「みんな・・・」
アンナ「ま、ユノが皇女を辞退するんだったら私が代わりに・・・」
一同「なんでやねん!!」
アンナ「うわぁ!即突っ込み!?」
ローズ「当たり前だっての!!」
*「何が真実でも・・・ユノ皇女は私達にとって皇女様なのです・・・」
ユノ「・・・ありがとう・・・みんな・・・」
ぼろぼろ・・・
アンナ「はい!しみったれた話はここまでにして!」
パンッ
手を叩くと同時にアンナが叫ぶ
ロードス「おいおい、少しは感傷に浸らせて置けよ・・・」
アンナ「今度はウチの話ですよ!!」
ゴロー「・・・ムシですね・・・」
ユノ「・・・そうですね・・・」
アテナ「で、艦を新調した・・・ってなお話ですが?」
アンナ「そう!サラがトールから逃げ出したときに使った艦を手に入れたのよ!!クロノ・ギャロッパーはもう
 使い物にならないっぽかったし・・・」
ロードス「おいおい・・・あのなぁ・・・サラが逃げ出したって・・・」
アンナ「エターナル・フォーチュナー0って言うのよ!!」
ローズ「あ〜〜〜はいはい。」
*「サラ皇女は・・・トールから・・・いえ、どこにいたのですか?」
アイ「ノルンに居たんだけど・・・」
ユノ「ノルンに・・・」
アイ「ある日突然光とともに消えてしまったんですって」
ローズ「何だそりゃあ!?」
アイ「おそらく、偶然にもゲイトが開いた・・・のかもね・・・」
アテナ「あ〜〜〜、だから戻ってきたくても戻って来れなかったんですねぇ〜〜〜」
ユノ「・・・姉さん・・・」
ゴロー「そうそう、そのサラだがな、偽名を使ってすごしていたんだってさ・・・トールの目をごまかすため
 かなぁ?」
ローズ「ごまかすってあのなぁ・・・」
アイ「名前は確か・・・エレン・・・エレン・マーダード」
ロードス「エレン・マーダードだと!?」
一同「なんだよ!ロードス!驚かすななよ」
アイ「はい、そうですよ」
ロードス「なああ!?」
エレン・マーダードとロードス・ジェノサイド・・・2人にどんなつながりが!?


続

前の話へ 戻る 次の話へ