Last Banisher
放浪の67 〜悪魔の艦アスモデウスの棲家〜



現状ではサイレント・チェイサーUにも真ラスト・バニッシャーにも打撃を与えることは出来ない・・・
全てのケリをつけるため、ロードス一行は伝説の艦、アスモデウスを探すことになったのだが・・・ま、
まずそれは置いといて・・・
*「ここ、サングリアだよな?」
*「そうですよ、そのハズですよ・・・」
*「見事に何もないぞ・・・」
*「はぁ〜〜、ニュースを少しは見てください・・・つい先日、ジャミルと名乗る輩に消し飛ばされたんです
 よ!!」
*「あ、そうなの?」
*「あ、そうなの?じゃないでしょうが!!まったく・・・」
ピッ
*「何だ?モニターに反応が・・・」
*「ウソ・・・ゲイトが開く・・・」
*「あ?なんだよアイゲイトってなんだよ!?」
キュゴアアッ
一同「わああああああああ!!」
トールの世界に引き込まれた一つの艦・・・これが後々・・・
・
・・
・・・
アイ「ゴロー・・・起きて〜〜〜」
ゴロー「・・・あと5・・・時間」
※おいおい・・・
アイ「あのね・・・」
Thunder!!
ゴロー「ぴぎゃあああ!!」
雷が落ちる。(正確には電気が走っただけなのだが・・・)
ゴロー「もっと普通に起こせよ・・・」
アイ「そんな悠長なこと言ってないで・・・ここ、どこよ?」
ゴロー「ああ?んなもんモニター見れば・・・トール!?何で滅びたはずのトールがあるんだよ!?」
そのころ・・・トール内部では・・・
*「アレはなんでしょうか?」
モニターに移る戦艦を指差す人々
*「なっ・・・この艦は・・・ロゴを拡大しろ!」
*「はっ・・・只今」
ピッピッ
フレア「C・・・クロノ・・・」
フリーズ「ギャロッパー!?」
エルモ「えええ!?」
タン「それって・・・所在不明だと言われていた五大兵器の最後の一つ」
アンナ「なんだってぇえ!」
ユノ「降りてくるみたいですよ・・・」
ロードス「行くぞ・・・」
ダダダダダッ
ゴロー「・・・どうする?アイ」
アイ「私に聞かれてもねぇ・・・」
ゴロー「とりあえず、出るわ・・・」
プシュンッ
*「誰か出てくるぞ・・・」
中から出てきたのは・・・
ゴロー「どうも、俺、ゴロー・スターゲイザー」
ロードス「はぁ・・・ゴロー・・・?」
アイ「ま、本名じゃないけどね。」
アンナ「何?誰?」
ゴロー「おい・・・あ〜〜、アレはアイ、ワケあって艦から出られないんだ」
アテナ「引き篭もっているんですねぇ・・・ホロリ・・・」
アイ「誰がだあああ!!」
パッ
いきなりアテナの前に登場するアイ
一同「うおああああ!!」
ゴロー「アイ・・・お前なんで外に出られるんだよ!」
アイ「へ!?・・・あれぇ!?」
アンナ「????どういうこと!?」
スルッ
アテナ「見てみて、アイさんの体を突き抜けられるよ!!」
ローズ「うはぁ!!幽霊!?」
アイ「違います!私はあの艦にインストールされているAIのホログラムなんです。」
ロードス「ははぁ、だから艦の外に出られ・・・って何で出られるんだ!」
*「フム、クロノ・ギャロッパーのメディア媒体とトールのマザーとがリンクしているからだろう・・・」
アイ「へぇ〜〜〜」
ローズ「ところで・・・どうやってここに?」
ゴロー「おう、それよそれ!サングリアに行ったら何も無いし・・・アイのヤツもゲイトが開いた〜だのワケの
 分からないことを言い出して・・・」
フレア「異世界への門が開いた!?」
ロードス「それだ!!」
エルモ「わっ・・・トールの皇帝さん・・・なんですか?いきなり大きな声出して・・・」
ロードス「あ、えっと・・・アスモデウスの在り処・・・∞地点ポイントだよ・・・」
ローズ「・・・なるほど、この世界ではなく、異世界にあると・・・」
*「なっ・・・」
フリーズ「しかし、ならばいくらこの世界を探しても見つからないわけだな・・・」
ゴロー「????話が見えないんですけど・・・」
アスモデウスは本当に異世界にあるのか!?


続

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