Last Banisher
放浪の52 〜鬼を見せる天然〜



鮮血の七人集ブラッディ・セブン最後の一人、ウラヌス。仲間の仇を討つために今ロードス達の前に立ちはだかる!!
ウラヌス「おおおあああ!鬼の血デモンズ・ブラッド」
ドギャギャギャギャッ
血のようにどす黒い剣圧の弾が飛んで来る
アテナ「そんなもので私は斃せない!」
ズザシャアアッ
一刀の元、全て切り払う
ウラヌス「何ぃ!?」
アテナ「何ぼ〜〜〜っと突っ立ってんだよ!」
ズザガアアッ
一気に間合いを詰めて斬り上げる
ウラヌス「ぐっ」
回避してそのまま距離を取る
アンナ「凄い・・・斬馬刀なんて重量兵器をいとも簡単に扱い・・・さらにあの剣捌き・・・」
ローズ「お前とどっちが上だと思う?」
アンナ「・・・悔しいけどアテナが上よ!」
アテナ「はああああ!!」
ドギャアアアッ
地面を斬り裂いて衝撃波を走らせる
ウラヌス「くっそっ」
バッ
あえてアテナに飛び込んで技を繰り出す。
ウラヌス「うおおお!鬼の爪デモンズ・ネイル」
ギャギャギャッ
血の如くどす黒い剣閃が5つ飛んで来る
アテナ「小ざかしいっ」
ギャギャギンッ
剣閃を全て切り払う
ウラヌス「った!!鬼の息吹デモンズ・ブレス」
ドギャアアアアアッ
剣圧を利用して血の如くどす黒い炎をアテナに浴びせる
ウラヌス「フッ・・・どうだ!」
アテナ「この程度の炎で私を焼こうなんぞ一千万年早いんだよっ!玄武六甲縛げんぶろっこうばく」
ズギャアアアッ
炎が六角に斬り裂かれ、かき消される
ウラヌス「な・・・何ぃ!?」
アテナ「そろそろ死にな!玄武圧潰縛げんぶあっかいばく」
ドンッ
気を溜めた縮退刃を一気に振り下ろし剣圧でウラヌスを押しつぶそうとする
ウラヌス「鬼の力デモンズ・フォース」
ドガアアアッ
気を溜めた鬼殺しデモン・スレイヤーを天に掲げ、地の底からいくつもの剣閃の槍を突き立てる
アテナ、ウラヌス「うおおおおお!!!!」
ガカカアアッ
BOOOOOOMB!!
そして、2つの技がぶつかり合い、爆発が起こる
ウラヌス「ぐ・・・ぐくぅ・・・」
アテナ「・・・やるじゃん!!」
ウラヌス(くそっ・・・何てパワーだよ・・・鬼殺しデモン・スレイヤーでさえ威嚇にすらなりやしない・・・)
※そもそもアテナは鬼じゃないですし・・・
ウラヌス(次で決めないとヤバイ・・・マジでヤバイ・・・)
アテナ「死ぬ覚悟はできたか?」
ウラヌス「フン・・・次の一撃でキサマを滅してくれるわ!!はっ!悪鬼の巣撃刃バルログ・アタック」
ドギャアアアアッ
ローズ「ななな・・・なんじゃありゃあ!?」
剣圧で鬼を具現化させてアテナに襲わせる
アテナ「玄武蛇蛟縛げんぶじゃきょうばく」
ドギャアアアッ
剣閃で巻き起こした風が鬼とウラヌスを包み込む
ウラヌス「ハッ!そんな風ごときで・・・」
メシメシッ
ウラヌス「うごおああ!?何ぃ!?」
蛇がまるで絡みつき、全てをへし折るくらいの勢いで締め付ける
ウラヌス「ご・・・ががが・・・」
アテナ「鬼を見せてやるって言ったろ?とっとと冥府へ逝って鬼に逢えってんだ!」
ウラヌス「ごおおおおお!!」
バシュアアアアッ
消し飛ばされる
ツカツカツカ
ローズへと歩み寄り・・・
チャカッと眼鏡をかけなおして
アテナ「終わりましたぁ♪」
ローズ「・・・ものすごいギャップだよな・・・」
アンナ「おっしゃ!気合入れてオベロン牛食べるわよ!!」
ロードス「だからさ、その力をもっと別なところで使えよ・・・」
・
・・
・・・
アンナ「はあああ!?品切れぇええ!?ちょっとどういうことよおお!!!」
*「お、お客様・・・品切れだからって逆切れしないでください・・・」
アンナ「ギャグでごまかそうたってそうはいかないのよ!!」
*「オベロン牛は大変な高級食材でありながら、需要も大変高いのです。もう少し早ければ残っていたのです
 が・・・」
アンナ「私のオベロン牛ぅうう!!!」
ロードス「・・・また今度にしようぜ・・・」
次に来る機会はあるのか!?


END

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