ミランダで拉麺にむせび泣いたロードス一行は・・・次なる街へと向かっていた。
アンナ「次はオベロンよ！オベロン！！」
アテナ「何でですか？」
アンナ「何でって・・・そりゃもう、オベロンと言ったらオベロン牛よ！ナイフを入れた瞬間蕩けて無くなり
　そうな柔らかな肉・・・真珠のように輝く霜降り！コレを食べないでウラヌスを語るなっていう言葉も
　あるんだからね！」
アテナ「はえぇ・・・そうなんですか・・・」
ユノ「いや、そんなことしている場合じゃないでしょうに・・・」
アンナ「とにかく、オベロン牛を食べなきゃ気が済まないの！！」
ユノ「食べられないかもしれませんよ」
アンナ「何ぃいい！？」
ピッピッピッピッ・・・
ローズ「ってかレーダーの反応音聞けよ・・・」
アンナ「え！？」
ドドドドッ
いきなり砲撃！
アンナ「うわぁあああ！！問答無用で砲撃かよ〜」
ユノ「でも、Ａフィールド展開しているから関係ないですよ。」
アンナ「んなモンとっとと解除して被弾してオベロンに不時着よ！！」
ローズ「お前とんでもないこと言うなぁ・・・」
アンナ「とにかく、食べたいの！！」
ロードス「ああ、仕方ねぇなぁ・・・オベロンに誘いこんで斃してから喰えば文句ないだろ？」
アンナ「むぅ・・・仕方ないわね・・・」
オベロンへ大気圏突入
ウラヌス「む？オベロン・・・？」
ウラヌスもオベロンへと向かう・・・そして
ウラヌス「キサマらが我が帝国に歯向かい、多くの同胞を斃してきたロードスとそのオプションか・・・」
アンナ「誰がオプションよ！！」
ウラヌス「だが、鮮血の七人集（ブラッディ・セブン）最後の砦！このウラヌス・レオニード様が全てのツケを返してやる！！」
アンナ「はっ！望むところよ！！」
ユノ「あれ？サートゥルヌス、ユピテル、ネプテュヌス、ウェヌスにメルクリウス・・・あなた６人目じゃ
　無いですか・・・」
ロードス「あ、本当だ・・・」
ウラヌス「いいや、俺は７人目だ・・・なぜなら６人目のマルスはアテナに斃されちまっているからな」
アテナ「そんな事があったんですかぁ・・・」
一同「お前のことだよ！！」
ウラヌス「しかも何だ！マルスの後釜としてお前を鮮血の七人集（ブラッディ・セブン）に入れたってのにだ・・・」
ローズ「なっ！？」
アテナ「そうだったんですかぁ？ちっとも知りませんでした」
ウラヌス「あのなぁあ！」
ロードス「ミランダで襲ってきたときまでそのこと覚えていたんじゃないのか？・・・」
ユノ「あ、ありえそうですね。」
ウラヌス「えええい！！うるさい！！とにかく！そこの天然！！」
アテナ「お酢をかけると通なんですよぉ」
ウラヌス「そりゃタンメン・・・って何ＧＡドラマＣＤみたいなコトやってんだ！！アテナ！！テメェから先に
　ぶっ殺す！我が生きた兵器（バイオ・アームズ）、鬼殺し（デモン・スレイヤー）でな！」
アテナ「どうしましょうか？」
アンナ「どうしましょうか？・・・じゃなくってねぇアンタ！」
ウラヌス「いくらキサマが鬼のように強かろうとも我が鬼殺し（デモン・スレイヤー）の前では無力だ！」
アテナ「・・・仕方ないですねぇ・・・」
チャッと眼鏡を外し、ローズに渡す
ズゴゴゴゴゴゴゴゴッ
アテナ「いいだろう、本当の鬼ってモンをてめぇに見せてやんぜ！」
アンナ「ってか何で眼鏡を外すとそんなに殺気立つのよ！？」
ウラヌス「スゲェ眼鏡だな・・・これほどの狂気を封じ込めることができるなんて・・・」
アンナ「狂気を・・・封じ込める眼鏡？・・・この何の変哲も無い眼鏡が？」
ユノ「つまり、もし壊してしまったらタイヘンなことになりますね・・・」
ローズ「怖いこと言うなよ・・・」
アテナ、ウラヌス「うおあああああ！！！」
ドギャアアアアッ２人とも一足飛びにかかって組み合う・・・アテナは鮮血の七人集（ブラッディ・セブン）、最後の砦を撃破すること
が出来るのか！？


続