Last Banisher
放浪の44 〜ひねくれた街?〜



史上最凶の女を手に入れたプルートー帝国だったが・・・
*「マルスのヤツ、くたばりやがったか・・・」
メルクリウス「これで鮮血の七人集ブラッディ・セブンも2人か・・・」
ジャミル「ロードス一行やつらはマルスが自滅したなんて知らないんだからアテナを加えて3人にすれば
 いいんじゃないのか?」
メルクリウス「・・・」
ディグドラス「そんな問題などどうでもいい・・・問題なのは最強の盾と屈強の矛だ・・・まだ完成しない
 のか?」
*「確かにな・・・一行に完成とかそういう話を聞かんな・・・」
ジャミル「お前らが自分専用の生きた兵器バイオ・アームズを造れとうるさいからな・・・研究が延期に次ぐ延期になっている。」
メルクリウス「オマエな・・・」
ディグドラス「・・・なるほどな・・・ならば先に2人に生きた兵器バイオ・アームズを作り、研究に専念してもらおうか・・・
 それなら文句はあるまい。」
ジャミル「いいだろう・・・」
と、言うことで早速研究室ラボに篭るジャミルであった・・・
・
・・
・・・
そのころ・・・
アンナ「ねぇねぇ、フェーベに行ってみようよ!」
ローズ「フェーベ!?」
ユノ「なんでですかね?」
アンナ「フェーベって言ったらサタン公国の・・・いえ、サングリア1のひねくれた街なのよ!どう?面白そう
 でしょ?」
ローズ「そんな観光に浸っている場合じゃないと思うんだがなぁ・・・」
アンナ「あああ?文句ある?」
刀を突きつける
ロードス「・・・やれやれ・・・こうなったからには行くしかないか・・・ユノ、進路をフェーベに」
ユノ「はい。」
と、言うことでフェーベに着くのだが・・・
シ〜〜〜〜ン
ロードス「昼間だってのに誰一人いない・・・」
アンナ「・・・さすがひねくれた街!昼夜反転した生活を送っているのね。」
ロードス「夜まで待てってのかよ!!」
ユノ「やっぱり東に日が沈むんですか?」
アンナ「当然!」
・・・日没&月の出・・・
ガヤガヤガヤガヤ・・・
ローズ「一気ににぎやかになったな・・・」
*「にぎやか?イヤだなぁ・・・どこ見ているんですか、まるっきり廃れているじゃないですか」
ローズ「はい!?」
ユノ「言葉もひねくれている!?」
*「おおおおおお!!!何と可憐な!!」
バッガシイッ
アンナ「はい!?」
いきなり男性が迫ってきて手を握られる
*「無駄なものがないのっぺらボディ・・・」
ブチッ
アンナ「死ねやテメェ!!」
チャキッ
刀を突きつける
*「おおお!迫力ある言葉遣い、殺気の篭った目、ひしひしと伝わる裂帛の気迫・・・最高だ!!」
ドドドドドドッ
男性陣が押し寄せてくる
アンナ「ちょ・・・ちょちょちょ・・・」
ローズ「ははぁ・・・異性の好みもひねくれているんだな・・・この街・・・」
アンナ「なに解説やってんのよ!助けなさいよ!!この!!」
ロードス「夜明けには帰って来いよ〜〜〜」
アンナ「ふざけるなぁ!!とっとと助けろぉおお!!!」
ローズ「お前が来たいっていうから連れてきたってのになんだその態度」
アンナ「ああん?ローズ!!あとで覚えてらっしゃい!!」
ドカドカドカドカッ
アンナ「ちょ・・・わっ・・・」
男性陣に連れ去られてしまう
ロードス「・・・さて、艦で待ってますか・・・」
ローズ「えええ!?」
ユノ「そうですねぇ、アンナさんが好き好んでここに来たんですから、存分に満喫してもらいましょうか・・・」
ローズ「後が怖いナァ・・・」
・
・・
・・・
と、言うことがありまして、朝まで放置・・・
ガララッ
アンナ「はぁ・・・はぁ・・・アンタラ!!!」
ロードス「おう、お帰り・・・」
ユノ「楽しめましたか?」
アンナ「どこがよおおお!!とっととこんな星脱出よおお!!もう二度とこんなトコ来たか無いわよ!」
ロードス「あっそ・・・じゃ・・・」
男性陣が気づかないうちに退却するアンナ・・・こうして、アンナにとって最も忌まわしき一日は過ぎ去った
のであった・・・


END

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